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詩_あなたの心に棲みたい
優しい音楽をきいて
あなたを想い
雨の日にはどうしてるかなと想う
あなたの好きなものを見つけた時
美味しいものを食べた時
あなたに伝えたいと想う
綺麗な空をみて
思わず写真を撮るのはいつか
あなたにもと想うから
憂鬱な朝が温かく感じるのも
深い夜の星が瞬いてみえ
【短編小説】ホワイトクリスマス
温かい冬のはじまりだった。
窓際に飾られたコットンフラワーが斜陽に照らされ
カーテンの影に見え隠れしているのが心地良い。
昼下がりまで眠っていた体をようやくベッドから起こす
床に転げ落ちた柄の違う靴下が拗ねている。
私はそれらを拾い矢継ぎ早に洗面台へ向かう。
冷たすぎる水の温度が外の気温を教えてくれる。
お決まりのメイクに一手間加え
赤とピンクベージュを重ね付けした唇は
ふんわりと柔らか