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「コレクティブエフィカシー」があなたのゴール達成に一番効く

最近、陸上で立て続けに日本新記録が出ています。

マラソンは2018年に設楽悠太選手が2時間6分11秒を出しました。
それまでの日本記録は2002年の高岡寿成選手の記録だったので、なんと16年ぶりに更新したことになります。

そして、そのあとに大迫傑選手、鈴木健吾選手が立て続けに日本記録を更新しました。

【男子マラソン歴代記録】
1.鈴木健吾 2:04:56 2021年 びわ湖
2.大迫傑  2:05:29 2020年 東京 東京五輪代表
3.設楽悠太 2:06:11 2018年 東京 ←16年ぶり
4.高岡寿成 2:06:16 2002年 シカゴ
5.土方英和 2:06:26 2021年 びわ湖
6.細谷恭平 2:06:35 2021年 びわ湖
7.髙久龍  2:06:45 2020年 東京  
8.井上大仁 2:06:47 2021年 びわ湖

男子マラソンは1億円という報奨金があったからと考える人もいるかもしれませんが、鈴木健吾選手は1億円の報奨金がなかったにも関わらず、日本記録を更新することができています。

さらに100mの記録は先日、山県亮太選手が9秒95を記録し日本記録を0.02秒更新しました。日本人が初めて10秒の壁を切ったのは、2017年の桐生祥秀選手の9秒98です。

そしてそれまでの日本記録は1998年の伊東浩二選手の10秒00だったので、こちらはなんと19年ぶりということになります。

そのあと10秒を切ったのはサニブラウン・ハキーム選手、小池 祐貴選手と山縣選手の3人が9秒台を出しています。

【男子100m歴代記録】
1.山県亮太(2021)9秒97
2.サニブラウン・ハキーム(2019)9秒97
3.桐生 祥秀(2017)9秒98 ←19年ぶり
4.小池 祐貴(2019)9秒98
5.伊東 浩司(1998)10秒00
6.山県 亮太(2017、18)10秒00
7.朝原 宣治 (2001)10秒02
8.末続 慎吾(2003)10秒03

皆さんもこれを見て不思議に思ったと思います。

なぜこれまで十数年誰も破ることができなかった記録を、たった一人の選手が破った瞬間に立て続けに記録更新者が現れるのか?

実はこれと近しいことは皆さんもおそらく経験しているはずです。

例えば、受験勉強をしているときに、ほとんどの人が合格するグループと、ほとんどの人が不合格になるグループ。

営業数字を毎月達成しているグループと、ずっと目標を外し続けるグループ。

この所属しているグループによって、結果が大きく違うという裏には一体何があるのでしょうか?

実はコーチングの観点でいうと「コレクティブエフィカシー」という感が方で説明することができます。

まずエフィカシーの定義です。

「エフィカシー」とは自己のゴールに対する自己能力の自己評価という意味です。

簡単に言ってしまえば「俺は自分のゴールを絶対に達成できる奴だ」と自分で思い込んでいる度合いということです。

そして「コレクティブエフィカシー」とは、それをグループ全体に広げたものになります。

つまり自分が所属しているグループ全体で「自分たちはできるやつだ」と思っている度合いが高いということになります。

男子マラソンにしても、男子100mにしても、十数年誰も記録を破ることができませんでした。

この時は「日本人」というグループの「コレクティブエフィカシー」が下がっていた状態と言えます。

それが、誰か一人がその記録を破った瞬間に「日本人でもさらに記録を伸ばすことができる」というグループ全体のエフィカシーが高まったのです。

そのため、次々とその記録を打ち破る選手が現れました。

つまり、

「自分たちには無理かも」→「自分たちもできる」

というわけです。

もちろん、最初にこの記録を破った選手の「エフィカシー」が恐ろしく高かったことは間違いありません。

現在メジャーリーグで活躍している大谷翔平選手もその一人でしょう。
しかし、大谷選手の活躍を見て、おそらくこれから「二刀流」で活躍する選手は次から次へと現れるはずです。

また日本人がメジャーでトップクラスで活躍できるということも証明したので、おそらく大谷選手に続く選手も現れるでしょう。

このように「コレクティブエフィカシー」が高まると、そのグループに所属する人たちのエフィカシーも自然と高まってしまうのです。

では自分たちも「コレクティブエフィカシー」の高いグループに入ったら、「エフィカシー」は高まるのでしょうか?

答えは「その通り」です。

そのため、もし自分のエフィカシーを高めたかったら「コレクティブエフィカシー」の高いグループに入ってしまうのが一番手っ取り早いのです。

しかし、もし近くにそういったグループがないときはどうしたらいいか?
実はそれをかなえるのが「コーチ」の役割なのです。

なぜならコーチはあなたがゴールを達成できると信じ切っている存在だからです。つまり、あなたのゴールを達成させるために「コレクティブエフィカシー」を作る存在だからです。

だから、もしあなたが自分のエフィカシーを高めたいと思ったらぜひ「コーチ」をつけてみてください。

きっとあなたの「エフィカシー」はぐんと高まるはずです。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
もしあなたがコーチをつけてみたいと思われたら、下記フォームから「コーチング希望」とお書きいただきお問合せください。
折り返しご連絡させていただきます。

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