2024年5月の記事一覧
賑やかな食卓での会話_あれは、宇宙との交信だった。
夕刻。
平日の夜7時に、珍しく家族四人でダイニングテーブルを囲んだ。
いつもならば高校2年生の長男と小学5年生の次男は、呼べども呼べどもリビングに顔を出さない。なぜならば、ゲームを優先しているからだ。
夜7時半ごろになって、ゲームのキリのいいところで、やっと息子たちがリビングに顔を出すのが我が家の日常だ。
しかし、今日は違った。
メニューが鶏の唐揚げだったからだ。
我が家の平日メニューは曜日
左右靴下ばらばらだけど、500点獲得。
朝っぱらから息子がゲンナリしていた。
なぜならば、その日は土曜日なのに授業がある日だった。小学5年生の息子は、爽やかな土曜日の朝の空気をぶち壊すほどの憂鬱さをまとって、リビングに登場。
「お母さんの小学生の頃はねぇ、土曜日はいっつも授業やったんやけど」なんて、擦られまくった昔話は口にしない。時代が違うんだから、そんなこと言われても、息子だってどうしようもない。
私だって、職場の大先輩方から「
ジムの価格は130円
学校から帰宅した高校二年生の長男が言った。
「お母さん、俺、ジムに行ってくる」
「ジ、ジム?」
私は思わず聞き返した。
私にとってジムとはひと月単位で契約するようなものであり、「公園に行ってくる」みたいな感覚で行くものではない。
友達に誘われて彼はジムに行くと言うが、変な勧誘をされないだろうか、と私の心にモヤモヤとした心配が込み上げてきた。
家に引きこもり、永遠にスマートフォンで荒野行動をし
たぶんあれは、マイクポップコーンだった。
5月3日(金)祝日。
その日私は、福岡空港のすぐそばにあるベスト電器スタジアムにいた。サッカー観戦をするためだ。
サッカー観戦をするとは言ったものの、私はサッカーのルールを知らないし、選手も知らない。たぶん私は会場内で一番サッカーに興味がない観客だったのではないかと思われる。しかし贅沢にも結構いい席に座っていたと思う。メインスタンドの前から5列目。
サッカーに興味がない私がサッカー観戦をする