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ショートエッセイ集

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過去の出来事の揺れ動く想いや感情を書き起こしています。封印してもいいけど、忘れたくないあの日の想い出たちをシェアします。
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#春

自分のことを初めて「記事」にしてもらったら、新たな自分を発見

4月1日。エイプリルフール。

現在、29歳。

もう、誰かにおもしろおかしいウソなんてついたり、つかれたりする歳ではない。

もともと昔から真面目で冗談が苦手で、人の困った顔を見るのが苦手だし、また、自分がされても上手く反応できないのだ。(そして相手にちょっとだけ申し訳なく思う)

自分の中の「おもしろさ」や「ユーモア」は前世にでも置き忘れてしまったのかもしれないなぁ……と感じていた。

もしか

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いつか終わりがあるから、咲き誇っていたい

いつか終わりがあるから、咲き誇っていたい

子どもの頃から、桜を見ると、心癒される反面、なぜか少し切なく寂しくなっていた。

昔から不思議だったこと。なぜなのだろう?

みんなそう思わないのかなぁ。

と以前主人に話してたところ「俺にはよく分からない」と言われた。

そうなのか。

これは自分だけの感覚なのかな。

自分なりに考えてみる。

咲き誇る満開の桜、ライトアップされている夜桜。春の季節の桜はさまざまな表情を見せる。

どこか、幻想

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母になり、世の中は「自分が思っているより優しいって」知った

母になり、世の中は「自分が思っているより優しいって」知った

親のほうが、子どもから教わることはたくさんあるなぁ……と思う。

書ききれないくらい、今までも。

そしてこれからも。



わたしには3歳の息子が一人いる。

毎日、やんちゃでよく動き回る元気いっぱいの息子。
喜怒哀楽、くるくるくるくる様々な表情を見せる。

それにともなって、わたしも喜怒哀楽くるくる変わる。

自分がこんなに感情豊かだったのか……と衝撃とともに思い出させてくれたのは、まぎれも

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