記事一覧
エッセイ:感じることだけがすべて
例の通訳氏の話ではありませんが、「悪」に不寛容な社会は息苦しいなと。善悪よりも、実感を信じたい。
時間の喩え話です。
車を走らせている。
フロント硝子の向こうに見えるのが現在、過去はバックミラーから零れ落ちていく。未来はつねに先に「有る」。
知ることは叶わない。
今しかない。
ゆえに「私」は無知である。
過去も想起しているという今。今しかない、未来はない。
未来は、有ると仮定して初めて「有る」
エッセイ:時は金なり(嘘)
平日の昼ひなか、地下鉄駅プラットフォームで女性が部下とおぼしき若い男性をおおきな声で威圧し、叱りつけている。
人前で叱るのも憚られる昨今、衆人環視のなかでであり、われを忘れているのか。
はぁあ? だから? それで?
と相手の説明を頭ごなしに否定する。怒りの発散はときに心地いい。
が、上司であれなんであれビジネスでご立腹など一円の得にもならない、どころか損である。若いほうからすれば時間のむだであろう
エッセイ:なかったことに
※つらかったこと、嫌だったことを、なかったことにしたい方はお読みにならぬよう、くれぐれも。
躓くのに、石はいらない。
生きていれば誰もが躓く。時には転ぶ。転び、転がり、転がり落ちる。落ちるときはどんどん落ちる。どん底まで、落ちることもある。
死がよぎることも。
死にたくなったら下を見ろ、俺がいる。といった映像作家がありましたが、ナイスですね。どん底まで転がり落ちた経験があればこそ、寄り添うこと
エッセイ:本質とは肯定である
どこかの知事が職業によって知性が高いだの低いだのと失言し、叩かれましたね。知性とは人の根幹です。
考えるゆえに我ありが真であるのは、他者を志向するという意味においてであると措定し、愚考致しました。知性、諦め、自己肯定について。
考えるとは、感じるとは、何かについて感じることであり、考えることでありますが、知性の対象すべてを他者とすると、私とは他者を志向するもの、他者との関係性においてあり、他者を