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恋愛の話をしよう

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2020年2月の記事一覧

-きみはペット-

-きみはペット-

20代前半にして、成人していたかも忘れた男の子を飼っていた。

身長が高くて、かわいい顔立ちの彼は、人妻となった同級生と不倫をしていた。

おとなしい性格だったが、やっていることは結構エグイ。

その見た目の爽やかさから想像できなかったが、それも若さゆえの暴走だろう。

中々会えない不倫相手だけでは有り余る性欲を処理しきれなかった彼を、出会い系で知り合った私が面倒を見ることになったのは、ほんの数週

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-鷺娘-

-鷺娘-

歌舞伎役者には往々にして隠し子がいるらしい。

彼もそんな婚外子に当たる一人だった。

お風呂が付いているという、いかにも業界の人達が好むような六本木辺りの個室レストランでの合コンで出会い、彼と私は宴半ばでその席を後にした。

なんで私だったのかは知らないが、「二人で抜け出そう」ということになっちゃったのだ。

彼は、目鼻立ちがハッキリした小顔にスラッとした細身の長身で、ヒールを履いている身長17

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-トンの逆襲-

-トンの逆襲-

友人に誘われて、東京の川だか港だかをクルージングした時に出会った男との話である。

彼は、クルージングの後になぜか二人きりになって食事をすることになったのだが、とっかえひっかえ女を替えて、自由気ままに生きている様子が窺えた。

会話が楽しくてついついお酒も進み、酔っ払って関係を持ってしまう、私のような女が何人かいたのだろう。

翌日は平日だったけど、たしかお互い午前休か休んだかしたと思う。

それ

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-低身長、高プライド-

-低身長、高プライド-

自分のプライドの高さは重々わかっているつもりだが、この私を凌ぐ男がいた。

彼からの最後の一言は、

「抱かなくて良かった」

ん?私が拒んだんですけど?

友人が東京に遊びに来たとき、興味本位で出会い系バーなるものに潜入した。

店側にあてがわれた男性客とコミニュケーションを取って、女性側は飲食代無料だ。

私たちが入ったそのお店はその日、男女ともに全然お客さんがおらず、唯一相手をしたのが彼一人

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-IT起業家-

-IT起業家-

私が恋した相手の中で、いわゆる「成功者」と呼ばれる人がいる。

IT業界において、いち早くその地位を築いた彼もその一人だろう。

知り合った当時は、私がその業界のことに無知であったため、彼は単なる起業家の一人でしかなかったが、10年経った今、彼が開発したシステムは私ですら知る程の知名度を有していた。

彼とは、友人と六本木のクラブで知り合った。

友人同士がいい感じになり、必然的に2組に別れた。

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-鼻毛とアロワナ-

-鼻毛とアロワナ-

鼻毛が出ていた。

どうしても無視できないため抜こうと指でつまんだ。

一本集中の痛みは走るのに、鼻毛は一向に抜けそうにない。

何度か失敗した挙句、ハサミで切った。

あれ、もう一方の鼻の穴からも鼻毛が・・・。

こうして鼻毛と対峙すると、一人の男を思い出す。

大学の友人の知人である彼は、独身で高台の大きなマンションに住んでいて、カーテンも付けられていない部屋は、生活感のない無機質さを放ってい

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-選ばれる基準-

-選ばれる基準-

「人生を狂わされた」なんて他人のせいにするつもりはないけれど、彼と付き合っていた時の私は、完全に自分というものを見失っていた。

出会い系で知り合った彼とは、前の彼氏との同棲を解消する際に引越を手伝ってもらったことから始まる。

私が引っ越した部屋から彼の部屋は、徒歩で行き来できるほどの近所だったため、会おうと思えばすぐに会うことができた。

私が彼の彼女だった期間は2年位、私だけが彼の彼女だった

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-オトメン-

-オトメン-

アラサーと呼ばれる歳の頃、5歳くらい年下の男の子とお付き合いをしたことがある。

ブログを毎日更新できるほど婚活真っ最中だったその頃、結婚前提目線(外見の優先度は低め)でランク付けをすると、大手シンクタンクに勤める彼は、一見上位ランクだった。

だが、これまで付き合ってきたどの男性よりも面倒な男だった。

もともと相手の外見にはさしてこだわらない私だが、彼は彼自身の外見に相当なコンプレックスを持っ

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-禁じられた遊び-

-禁じられた遊び-

罪悪感というのは、時として極上の快楽を私たちにもたらす。

秘密の共有。

赦されない関係。

望めない未来。

禁じられたらつい手を伸ばしたくなるのが人間の性なのだ。

「不倫」という意識もなく、いわゆるそれをしたことがある。

相手は、アルバイト先の社員だった。

年の差は、一回り程離れていたか。

私は、ビルの一階に設けられた店舗に勤務していたのだが、営業の彼は、駐車場に繋がるその店舗によく

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-偽りのシンユウ-

-偽りのシンユウ-

これまでの恋愛遍歴の中で、最低な男と言えば不動の一位に君臨する男がいる。

彼には、騙されて、弄ばれて、傷つけられた。

わかっていた。

私が一番ではないことは。

わかっていた。

私が特別になれないことを。

わかっていたけど、自分から彼を遠ざけることなんてできなかった。

彼のこと、好きだったから。

誰を介して知り合ったのか覚えていない。

でも出会った日のことを覚えている。

みんなで

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-遺されたモノ-

-遺されたモノ-

先日始めたばかりのfacebookの洗礼を連日受けている。

あまり繋がりたくはない人からの友達申請、当たり前のように繋がれると思っていた元・友人からの非承認(推測だが)、そして、男女問わず結婚や仕事での幸せ投稿の数々。

見なければいいのに、つい覗いてしまう。

この衝動の止め方を私は知らない。

「知り合いかも?」にMは出てきた。

出てきたから少し驚いた。

もう死んでいるのに。

さすがに

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-イイオトコ-

-イイオトコ-

昨日の夜から今朝にかけて、地元では今年の初雪を観測し、うっすらと雪が積もった。

雪を見て思い出すのは、人恋しい冬の時期の恋人でも、ロマンティックな雪山の恋愛でもなく、逆に暑い夏の日の出来事の方が多い。

暑い日に、室内でクーラーをガンガンにかけて、「寒い寒い」と言って布団にくるまるのが好きと言っていた人がいた。

今では私もそうだ。

ナンパをしてきた彼とは、一度も付き合うとかの話をすることもな

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-デリヘル嬢-

-デリヘル嬢-

今さらと思われるだろうが、Facebookを始めた。

Facebookが日本に進出した当時、私の周りではmixiが盛り上がりを見せていたが、それさえも利用したことはなかった。

友達はリアルで繋がっている人達で十分だと思っていたし、公開発信して誰かに「いいね」をもらえるほど、私の生活や居場所に興味がある人なんていないと思っていた。

それでもいつしか、結婚して子供ができたら育児日記としてFace

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-セックスフレンド-

-セックスフレンド-

出会い系を初めて利用したのは大学生の時だった。

当時はまだ、恐怖心より好奇心の方が断然勝っていた。

始めたばかりの出会い系で、順調にやり取りが進む大学生がいた。

メールや電話で、会う前からたくさんの話をしていた私たちは、お互いの目的がソレであることを十分理解していた。

お互いに「セックスフレンド」という地位を確立するのは、ごく自然な流れでもあった。

イケメンな彼には年上の彼女がいて、乗り

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