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アイムウェイティングフォーザマン
ぼくは待ち人
3万円の現金とクレジットカードだけの小さな財布
白い大きなヘルメットとそいつがすっぽり収まる大きな青いバッグ
川の向こう側からバスに揺られて30分
本を読むには揺れ過ぎだしヴェルヴェットアンダーグランド&ニコのアルバムを聴き終えることもできない
ぼくは待ち人
◯◯さん◯◯ ◯◯さーん
はい行ってらしゃい
◯◯さん今日は××なので座ってお待ちください
ここは方々から連れてこられた人々
喪があけて外で飲む酒異常なし
緊急事態宣言があけてからはじめて行きつけの飲み屋で酒を飲んだ。
おれは入口すぐの席へ座った。扉は開けっ放しにしてくれということなので眼前はすぐ外だ。キリンラガーの瓶ビール、串カツ、まぐろのぶつを頼む。時間が18時を過ぎたころ外はまだじゅうぶんに明るい。店に入ってすぐは少し暑さを感じたのだがそうして座っていると心地よい風が入ってくる。位置的にほぼ外で涼んでいるような状態なのだ。ビールが運ばれてきて
雨あがりのデニーズで
めざめると7時半でもうすこし眠れると思いきやいや今日は休みだ。午前指定の荷物がくる予定だ。午前中の指定って幅がありすぎるからいつも後悔するんだけどそこしかないし。まぁ思っていたよりも早くにきたから出かけるためにさっさと洗濯する。昨日から気にしていた天気はずぅっと曇りという。傘のマークがあらわれないのでそれなら外干しでいいしおれも外でのんびりしたい。曇りでもいい。公園のベンチでパンを食べたいしコーヒ
もっとみる嘘つきの人生を歩めばいいよ
別れた女にそう吐き捨てたことがある。
思い出すと恥ずかしくなる。何言ってんだって。何一丁前に怒ってるのって。だって自分も嘘をつきまくっているわけです。誰かと一緒にいるときいつも楽しいわけじゃない、早く帰りたいし早く帰れとも思っている。十分楽しんだら無理して夜まで一緒にいたくない。この後は自由行動にして買い物したり1人で飲みに行きたい。なんなら一緒に行った美術館もふらっと1人でまわりたくなる。毎回
乃木坂46を見つめて
私は一時、乃木坂46のファンであった。
初めて乃木坂46を正確に認識しその存在を受け入れることができたのは『命は美しい』という曲だったと思う。それ以前に『制服を着たマネキン』『ガールズルール』『バレッタ』といった楽曲はなんとなく知っていたもののあまり興味も湧かず、私にとっては雨後の筍の如く湧いて出る数多のアイドルグループのひとつといったものだった。
『命は美しい』最初に見聞きしたのはPVだった
月曜日は美術館がお休みです
私は月曜の休みが多い。
美術館でも行こうかと思ったけどコロナどうこうではなくそもそも近くの美術館は月曜休館だった。調べてみたら博物館法なるものに基づきそうなっているらしい。ちくしょうためになった。企画そのものが延期・中止になっていることもあり今やっている他のイベントに心動かされることもなくなんや気づけばアフタヌーンティーである。西日が部屋に差し込みあぁ今日はもういいやと外出を諦めた。
美術館、
高いコートを買うためにあーだこーだ理由をつけるんじゃねえ
外出の機会が減ったからとカッコいい服や靴を見つけても「着る機会がなぁ……」つって買い控えるのはどうにもさみしくねえか。お前はただ安心安全に生きてりゃいいのかって。
そんな葛藤のなか、これまでセールはやらないと公言していたバリ硬派な店から対象商品30%OFFのメールが来た。おぉどしたん…と面食らいながらも前々から狙っていたとある激マブステンカラーコートに思いを馳せた。
「あれも対象になるのか……