加藤咲希
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2023年4月28日のLa dolce vita/甘い生活
“以下の文章のなかの人物も出来事も、間近で観察され、慎重に描写された、コロナ禍とロシア・ウクライナ戦争下の神奈川県横浜市のとある地域のものではあるのだけれど、それぞれの関係者の意図や考え方の違いを考慮して、すべての登場人物と出来事は私の想像の産物であり、私の頭のなか以外には存在しないことをここに明言する。
(トレヴェニアン著 江國香織訳『パールストリートのクレイジー女たち』から一部引用)”
花粉
2023年3月20日のLa dolce vita/甘い生活
親愛なる読者の皆さまへ、本日は楽曲”Poor Butterfly”の対訳をお届けします。
この曲は1904年に発表されたプッチーニのオペラ『蝶々夫人』にインスパイアされ書かれた1916年のポピュラーソング。ヴァースの一部分にプッチーニのオペラからの引用があります。
“Poor Butterfly”
この曲は去年発売した私のジャズ歌手としての実質上の2ndアルバム『Sweet And Lowd
2023年3月18日のLa dolce vita/甘い生活
1日が48時間になったので、ブログが何日めか数えられなくなった(笑)
のでこれからは日付けだけでいいやー。
今回はPisces Sisters復活の話。カリフォルニア/N.Y.出身のシンガーで画家でモデルのClaire NatirbovちゃんとやっていたPisces Sisters、再始動します!
4/3(月)コントレイル渋谷にて。
Contrail Shibuya
https://cont
2023年3月16日のLa dolce vita/甘い生活
親愛なる読者の皆さまへ、ブログ6日目。
はあああああー。ソフィア・コッポラとユニクロがコラボしてTシャツを作っている!!!ことがソフィア・コッポラのオフィシャルInstagramで発覚!!!全部買う!!!でもどのデザインをオーバーサイズでパジャマにしてどのデザインをXSで普段着にするか悩んで死にそうになったので、試着に行かねばならぬ。売り切れたら死んじゃうから早く行かないとー。
今夜書こうと思
Abbey Lincoln ”The World Is Falling Down”訳詞とか
卓越した技巧と文学的な背景や引用に溢れた作詞家の仕事は素晴らしい。たとえいくらLorenz Hartの人生が抑鬱、依存症、自身の外見やセクシャリティに関する苦難に満ちていようとも、彼には技術と知識があった。こちらアジアの極東でも2月になるとあらゆる商業施設でこぞってかけ出す”My Funny Valentine“や、Woody Allenの映画でお馴染み”Manhattan”も、私が世界でいちばん
もっとみるSweet Georgia Brown対訳と1/16ジャズライブのお知らせ
ジャズスタンダード
Sweet Georgia Brown(対訳)
Verse 1:
She just got here yesterday
Things are hot here now they say
There's a big change in town
昨日彼女が街にやってきた
彼らが言うには、すでに熱は高まっている
大きな変化が街に訪れた
Gals are jealous, th
加藤咲希の日記/The Diary Of Saki Kato Jan. 14th 2023
橋本宏之先生が亡くなった。めちゃくちゃかっこいいピアニストさんだった。関内Speak Lowのハウスピアニストを何十年も!勤めあげられた方だった。
私がジャズに魅せられたのはWoody Allenと菊地成孔師匠がきっかけだったけれど、実際に歌い始めたのは関内Speak Lowで、大学4年生のときにアルバイトで入ったことがきっかけだった。今でも覚えている、どきどきしながら電話をかけた。れい子ママが
Hole “Miss World” 和訳
Courtney Loveって今どうしてるのかな?とふと思って検索してみたらLondonの郊外で自然に囲まれて穏やかに暮らしているらしい。引き続き見目麗しい。むしろ憑き物が取れてすっきりとより美しい。しあわせな気持ちになりました。さすがCourtney、貴女は賢く美しく現代最高のリリシスト!私も引っ越す!
あまりにもHoleの歌詞が素晴らしいので訳し始めたら止まらなくなったので掲載。バンド名から
The Diary of Saki Kato/加藤咲希の日記 January 5th 2023
死にかけの人、生まれかけの人。死を夢想する者、死を恐れる者、死を畏れる者。生きたいと思って死ぬ者、死にたいと思って生きる者。生まれたばかりの人、死んだばかりの人。命を育む者、命を奪う者。ただ生きる人、ただ死ぬ人。狂言自殺する人、狂言自殺中にうっかり死んでしまう人。祖母と父の希死念慮を聞かされ続けた娘。緩やかな自殺、緩やかな他殺。けたたましい猫の鳴き声で目を覚ますと、私は今日も生存者。冬はつとめて。