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霧島はるか
2024年1月31日 00:45
霧の中にあの子が立ってたヘッドライトが頼りなくて見えなかったんだってさ薬をやったのは私じゃないって!頭が割れるほど痛いのにどう誤魔化せってんだちくしょうこれが最後のチャンスだよはっぱかけてるわけじゃいよ26なんて、ただのクソジジイじゃない肺が腐って脳が爛れるあの子はどこかへ行っちまいましたのね、どうか?あの子の顔が思い出せない指先が匂うねねえママ、クソと間違えて僕を
2023年12月18日 20:50
一体何度繰り返したらわかるんだ体当たりの芸術は怠慢の隠れ蓑ほら見てみろよ懸命にもがいた跡なんて残ってないぜ?お前は無頼派なんかじゃないロックなんかじゃないこれは芸術なんかじゃないエンタメなんかじゃない何の覚悟もなく吐き出した自業自得の文句の羅列パクられた?思いついてた?僕がやってたさ優秀で 天才で天賦の才と好ましくない環境糞溜めに産んでくれてありがとう!僕は稀代の、、、!
2023年9月9日 21:01
私はあの子が嫌いだったなのに思い出すのは前を歩くあの子の後ろ姿あの子が指をさした先の世界ファインダー越しのあの子の笑顔必死に大人に近づこうとしたスクールバッグ履き古したコンバース黄色と黒のスケッチブックぬるくなったカルピスソーダ私たちの周りにふく穏やかな風と私たちを包むやわらかな西日早く大人になろうと地面を蹴ってもつれて転んで繰り返すあの子はいつだっ
2023年3月1日 01:53
中途半端に大人になって肝心なところは子供のままで大事なことから目を背け続けて素直に最高って思える作品に出会えていてもたってもいられなくなってこんな鳥肌モノの台詞言えるのは深夜のせいってことでああもう生きたいのか死にたいのか分かんねえわ廃人廃人廃人中途半端だからどっちつかずの無気力でめんどくさがりなんて可愛らしい言葉じゃ片付かない救いようのないごみそんなんだから夢も人生も
2022年9月3日 16:44
ガラス玉みたいな君の瞳をえぐりだして飲みこんだ冷たくなってく首筋を冷たい両手で絞め続けた終わらない終わらない吐き気がするくらいにうるさかった蝉の声にみたされた帰り道もう一度あの日からやり直せるかな深夜2時の憂鬱を目をつむってやり過ごそう変わらない教室の黒板に残る君の文字柔らかな思い出を柔らかな舌でころがしたなくならないなくならない息苦しいくらいにうるさかった
2022年8月20日 00:12
底辺で浮かべる開き直りの半泣き笑顔アリ地獄の底で生まれた少年は片目をえぐられ手足をもがれた調教された畜生どもが産みおとすお前の居場所はここしかないよだれをたらしてふんぞり返るにやけ顔の豚の王醜イ豚ニ制裁ヲ声高々に革命を叫ぶ勇気はないけれど人目につかない物陰でしずかに怒りを育んだクサイキタナイキモチワルイついぞ抱けぬ自尊心鞭撻の跡が醜い少女は失くした片目に復讐ちか
2022年8月14日 20:27
子供のころに戻ったみたいなんだいい思い出なんてないはずなのに花火の煙とシロップと柔軟剤とシャンプーと汗にぬれた後れ毛と子供のころに戻ったみたいなんだいい思い出なんてないはずなのに君が子供のうちに殺しておくべきだったかな殺して食べちゃえばよかったかな私の手を引く後ろ姿は変わらないはずなのにねおいてかないでって泣くのはみっともないからせめて後ろで束ねたその髪に触れてるくらいは
2022年8月14日 20:24
優しさにふやけた脳足りんどもが日に日に増殖していきます味方を気取った弱者もどきが土足で荒らすあの子のお部屋事あるごとの不幸自慢を冷めた瞳でスクロールてめえの正しさを押し付けねえでくださいな憎しみと自己嫌悪だけが原動力なのでそれでも世界は美しい?笑何気ない日常の一コマで簡単に心動かされちゃって生きようと思った?笑いを通りこしてかわいそうになってくるよ弱者の中にもヒエラル
2022年6月3日 18:36
朝まだきの往還は、奥ゆかしい静けさに包まれていた。しとどなアスファルトから立ち込める独特の香りが鼻腔をくすぐる。浅春の冷たい風が前髪をゆらすたびにおでこに感じるくすぐったさになんとも言えない切なさを覚えた。肺腑にたまったどうしようもない侘しさも、この穏やかな静寂にひたされるうちに溶解していくようだった。と、後ろから荒々しく風を切る車の音が聞こえてきた。すっかり現実に引き戻されてしまった私は憮然と背
2022年5月29日 23:01
糜爛したきみの眼球がとけだしたとき、僕はようやく雨の美しさを知った。幾層にもかさねた肉厚の絵の具のように凝った赤黒い血を爪で削り取りながら、窓を打つ驟雨のリズムに目をつむる。放恣な生活を送り続けた僕を、明るい笑顔で見守り続けたきみのその嘘に、気づいていないわけじゃなかったよ。けど僕は怖かった。きみが向けてくれた純然たる愛に正面切って向き合うのが怖かったんだ。それは僕が今まで一度も触れたことも、向け
2022年5月25日 22:25
錯雑としたおもちゃ箱をひっくり返したような町並みを抜け、砂浜に出た。乳白色の月明かりが照らすのっぺりとした海面。緩やかな波が慎ましく白浜を濡らす。高密度のかき氷みたいな砂の上を歩くたび、ぎゅっ、ぎゅっと音がした。侘しさすら感じなくなった僕は、海と浜の境界をおぼつかない足取りで進む。遠くにぼんやりとうかぶ小さな漁港は心許ない灯りのもと、ぽっかりとあけた口を静かな海に向けていた。随分まえに通り過ぎた居
2022年5月23日 20:04
海辺を逍遥している時だった。久しぶりに匂いを感じた。日焼け止めと、乾いた塩の香り。それが嬉しくて、十一個目のピアスを外して飲み下した。月のない星空。真っ暗な砂浜。数メートル先にぼんやりと佇む影を見た。K君の幽霊だと思った。月世界に行ってしまったK君を想い、もう少しでコンバースに触れる距離にうち寄せる波に一歩足を踏み入れた。海は海であることを強要されていた。私であろうとしたゆえに味わった苦しみを思い
2022年5月18日 00:53
死の可能性を徹底的に排除した傷だけが増える腕。お気に入りのタトゥー達はしっかり避けてるところがまたなんとも。PCのファンの音が耳に障る。空っぽの会話を垂れ流しながら、何度読んだかわからない小説を開く。もうただの文字の羅列としか認識できないそれを目でひたすらなぞっていく作業に没頭する。脳みそを限界まで酷使したら眠れるだろうかと頑張ってみたけれど、そもそも頭を使ってないから疲れる訳なかった。仕方ないか
2022年5月18日 00:34
徹底的に嫌われるべきだった。最後の最後まで、僕は君の優しさに甘えたんだ。どんなに深い自己嫌悪も、君の優しさに接してしまえば鼻で笑えるくらいちんけなものになってしまう。そんな君の無制限の優しさに甘え続けた僕の罪ははっきり自覚しているけれど、受けるべき罰は結局与えられなかった。こんなことを言ってしまえるのも、まだ僕が君の優しさに甘えてる証拠だね。君はもっと人を恨むことを知るべきだったよ。だって君は今で