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枕から漂う東南アジアの香。

■カポック。
・最近のニュース(2024年2月14日付)、「島南アジア自生の落葉高木(カポック/Kapok)は持続可能な天然繊維、実から50年間に亘り棉が取れ、ユニチカは今年秋冬物から本格的に導入する」。
・大手繊維メーカー/ユニチカの子会社とアパレル企画会社が手掛けアパレルへ展開していく。

■力強い生命力。
・カポック植物は東南アジア、ベトナムにも自生し高さは最大60m~70mで「水・肥料ほぼ不要」と非常に強力な活力がある。
・季節になると果物は割れ純白の綿糸が見え始める。綿の白い五つの花びらは長年漢方薬に使用されてきた。
・またカポック繊維は「抗菌、脱臭効果があり、自然な弾力性と除湿で肌に非常に優しい天然綿繊維」という優れモノなのだ。

■身近に利用されている。
・カポックはとても柔らかく、軽く(水に浮く)、弾力性が強いため、断熱材、ぬいぐるみ、ベッドカバー、シートカバー、毛布、枕等様々なシーンで活躍している。
・あるベトナム貿易会社はカポックをオンライン、コンテナ輸送で世界中へ販売している。私は知らないうちに之迄、幼少期に抱えて眠ったぬいぐるみの中にも、長年利用した枕の中にも、もしかしたらベトナム産のカポックが利用されていたのかもしれない、なんて想像する。

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