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輝きを放った目。

■『ビッグマック指数』。
・最近のニュース、「経済力を測る『ビッグマック指数(対象55ヵ国)』、ビッグマック1個ベトナム439円と米国819円、ベトナムドンはドルに対して47.1%過小評価」。
・上述は英国経済専門誌『The Economist』が1986年に考案し毎年2回発表する『ビッグマック指数』とは「全世界のマクドナルドにおいてほぼ同一品質で販売されているビッグマック1個の価格を比較することで得られる各国の経済力を測るための指数」。また各国のビッグマック価格から「中長期的な為替レートの理論値」を計算しようとする指標にもなる。

■『スターバックス指数』。
・ビッグマックの単価は各国それぞれの原材料費や店舗の光熱費・店員の労働賃金等さまざまな要因を元に算出され、どこの国でも同一品質なのだが、本報道のようにベトナムより米国の方がその価格は高くなる。という事は米国のビッグマックからみたドンは過小評価され、労働力が安くなっていると判断できる。ちなみに、世界でビッグマック最高値国はスイス(1208円)、最小値国は台湾(354円)となっている。
・ちなみに『ビッグマック指数』と同様に『スターバックス指数』なる経済指標も存在する。この指数は世界76都市で販売される『トールサイズ/スターバックスラテ』値段を基準にして各国の総合的な購買力を比較しており、以下のデータは少し古いがイメージとして東京の値段(409円)は世界76都市の中で36番目に高く、本場米国(464円)16位となる。最高値はデンマークのコペンハーゲン(654円)、最小値はトルコのイスタンブール(192円)となっている。

■少年のようにはしゃぐ。
・余談、ベトナムの『スターバックス指数』1杯326円、『ビッグマック指数』1個439円、都合765円となる。私は自炊中心の食生活だが外食時はローカル価格コーヒーやコーヒーラテ1杯100〜150円、バインミー(フランスパンに野菜、肉など様々な具材をサンドする)1個50〜150円、都合150〜300円で日々の食事や珈琲を楽しんでいる。
・ローカル価格の数倍払ってでもスタバやマックに行くときは、日本から出張や旅行に来られた方、「いつもの珈琲」が恋しくなった時や私自身日本のチェーン店の味が無性に食べたくなった時マックやケンタを稀に利用する事がある。
・ある日本からの出張者に食後の珈琲リクエストを伺うと、彼は「せっかくベトナムに来たのだからスタバに行きたい」という。日本にもあるのに「不思議な事を言う方だ」と思いながら現地のスタバへお連れした。すると彼は珈琲を飲むこと自体にあまり興味を示さず、そこで売られるベトナム版の限定グッズ(マグカップ、水筒、タンブラー等)コーナーへ一目散に駆け寄った。グッズにはベトナムらしい風景が描写されており、彼曰く「これが日本への最高のお土産になるんですよ、私は海外に行く度各国のスタバグッズを集めるんです!」と出張、仕事中には見せなかった輝きを放った目、「良い大人が目をキラキラさせ良い面構えじゃないか」と感じ私は少年のような彼のはしゃぎ様に心が温かくなった。

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