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この国らしいエクスキューズ。

◾️ベトナムの伝統市場。
・「ホーチミン市では伝統的な市場への来客数が大幅に減少しており、一部の業種では60%以上の落ち込みを見せる」。
・伝統的な市場は「市民ニーズに合わせて変革する必要があり、環境問題、廃水処理、衛生などを改善する必要がキーポイント」となっている。
・また、コンビニ、日系スーパーやオンラインショップの台頭で現在の伝統市場は閉鎖、移転、改装等を施し生き残りを模索する。

◾️人々の生活に欠かせない。
・27日にホーチミン市商工局と経済法科学大学は『同市1区の市場モデルに関する発展方向』をテーマに討論会を共同開催した。
・伝統的な市場への来客数は「2019年比で30%から50%減少しており、特に食品業界では10%から30%、繊維業界では60%から90%の減少」が見られた。
・余談、『伝統市場』とはベトナム庶民の台所と捉えられ、野菜、海産物、肉、衣料、果物等人々の生活に欠かせない品物を販売する一坪にも満たない店舗が昔日本の体育館の様な箱の中に所狭しと軒を連ねる。

◾️市内には230ヶ所の伝統市場がある。
・ホーチミンで最も有名な伝統市場は『ベンタイン市場』だ。また、その他は観光スポットでもあるピンクの協会近く『タンディン市場』、ローカル色がより強まる『ゴーバップ市場』等同市内の面積2000㎢に約230もの伝統市場が点在している。
・ベトナム市民は仕事前、自宅近くの市場で今日明日の食事に必要な材料を購入し自宅に戻り、その後出勤する人々も多い。ある朝、私が会社に出勤するとメンバーから「今朝市場に行ったが道が混んでて少し遅れて出社する」とメッセージを受けた事を思い出す。
・私はなるほど、これは「ベトナムらしいエクスキューズ」なのだろう、とまたひとつこの国を知れた気がしたものだ。

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