記事一覧
「どこからそう思う?」フィリップ・ヤノウィン
「学力をのばす美術鑑賞」というサブタイトルがついています。惹かれますね!
鑑賞するということを考えなければいけないと思いました。作り手でありたいとすれば、同時に自分自身もある程度すぐれた鑑賞者でないといけません。そして鑑賞者にどう訴えるかということを考える。日本のアーティストは、鑑賞者に向けて訴える努力は充分にできているでのしょうか。他の国では何をしているのでしょうか。それを知りたくて手に取った本
「日本美術を見る眼」 高階秀爾
海外の美術に関する本をだいぶ続けて読んだので、あらためて日本の美意識について考えたいと思いました。
近くの市立図書館に行くと、日本美術のコーナーは広くあるのですが、
「飛鳥時代の仏像」であるとか「小袖の文様」であるとか、
あるいは「北斎」「岡本太郎」のような個人の作家についてなど、
さすが自国のものは専門性が高く細分化していて、ゴンブリッジのような「これを読めば一通りわかるよ!」というものがあんが
「マルセル・デュシャン」カルヴィン・トムキンズ著
お正月休み、何かまとまった読書をしたかったので、「なんだかカッコいいと思うけどよく分かっていない」デュシャンを選びました。
便器にサインした作品の人、ってことは知ってます。美術界は、デュシャン以前と以降に分かれるよ、という意見も読んだことがあります。
でも、意外と単純なことがどこにも書いてない。
どんな経緯で、「泉」は美術史上重要な作品になったのか。
「《泉》はデュシャンがアート作品として見せた
「なぜ脳はアートがわかるのか」(エリック・R・カンデル著)
”心”というものが、胸の中に存在するイメージは、昔から広く持たれていました。「リボンの騎士」に描かれていたように、ハートマークがポコっと入っているみたいな。でも実際には胸を開いてもそんな臓器は無いわけで、私たちの感じ方や思考は全て脳がやっているわけです。
最近、研究が進む脳科学から、学ばないでいる理由がありません。
わたしたちは何を美しいと感じるのか。何に感動するのか。そのことがわたしたちの思考に
「美術の物語」(エルンスト・H・ゴンブリッジ著)を読んで
西洋美術の大まかな流れを学ぶなら、必読の1冊!と複数のところで目にしたので、値は張りましたが購入しました。
私の学習の初めの一歩です。
真っ白の地に黒と金のシンプルな装丁、ずっしりとした厚みと重さ、美しいフルカラーの数多の図版、そしてたくさんの文字、文字…
う〜本好きにはたまらん!もう持ってるだけでも嬉しい!
本棚の1番いいとこに置いちゃう!
文章も非常に読みやすく、量の割にはすらすら読めます
「アートを書く・文化を編む」(上村博・大辻都著)を読んで
「現代に通用するアーティストになりたい」
私は人生の半ば⁈も過ぎた今になって、初めてこう思いました。
美術系の大学も出たし、創作も細々とは続けていました。でもそれは「作るのが好き」「できたら評価されたい」といった、曖昧な気持ちでやっていたこと。自分の作るものに自分でモヤモヤしたものを感じていたのは、当然かもしれません。
ある日ふと気付きました。SNSに流れてくるさまざまなアート作品を見るにつけ