Y.shingo

教師18年目。スティモジートフットサルスクールコーチ。クリアドールフットサルクラブ監督…

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教師18年目。スティモジートフットサルスクールコーチ。クリアドールフットサルクラブ監督。サッカー、フットサルC級。サッカーもフットサルも両方プレーしてきた選手が多い方が日本サッカーは強くなる。ハイブリッドボーラー育成中。サッカーW杯優勝をみんなで観よう!

記事一覧

〜個人技術も戦術も〜

「①パス②ドリブル③シュート④コントロール」といった、個人の技術 個人の技術をさらに細かく分けると ①パス「インサイドパス、インステップパス、ループパス」 ②ドリ…

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3週間前
1

〜「分岐点のゴール」デザイン化は進んでいく〜

先日の中国戦、前半初めて得たコーナーキックから得点を奪った。 これは、日本サッカーの1つの分岐点だ。 W杯アジア最終予選第1戦での貴重な先制ゴール。 最終予選を勝ち…

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4週間前
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クラブユース2024 MVP〜山本天翔という選手〜

グループリーグ予選、角度のないところから直接ゴールを決める。 グループリーグ予選、中盤で相手DFから味方がボールを奪いパスをもらう。その位置からロングシュートを決…

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2か月前
14

〜戦術理解の深め方〜

子どものうちは、戦術は必要ない。技術が先だ。とよく聞きますが、本当にその通りでしょうか? コーナーキックの戦術をトレーニングしました。キッカー以外のフィールドプ…

Y.shingo
3か月前
1

〜意図的に相手DFを悩ませる〜

戦術は技術がついてから身に付けるべきだ。 とよく聞きますが、戦術も当然必要です。 「戦術的行為ができるようにテクニックアクションを磨く」という考え方が大切です。 …

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4か月前
1

〜心にぶつかる声かけ〜

学年が1つ上がり1ヶ月が経ちました。4月8日から始まったトレーニングは4回が経過しました。学年が1つ上がると、子どもたちも「自覚」「責任」「プライド」といった目に見…

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5か月前

〜知ってる、できる、使える〜

フットサルでは、コーナーキックや相手ゴールに近いキックインなどのセットプレーでは、サインプレー(ある程度決められた動きをする)を行うことが多くあります。 「得点の…

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7か月前
1

〜数的優位になったら〜

サッカーやフットサルでは、数的優位(数で相手より多くいる)を作ることができればチャンスは広がります。 「1対1より2対1、2対2より3対2」の方がボールを前進させたり、ゴ…

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7か月前

〜味方と動きを合わせる〜

フットサルは、スペースが狭く相手DFのプレッシャーがサッカーよりも速いです。 そのため、味方と意思疎通を合わせるために、サインプレーのようなことをプレー中に行うこ…

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8か月前
3

〜意識くらい高く〜

新しい年が明けて、スクール1回目のトレーニングでした。 月に4回トレーニング。1年間に×12で48回。夏休みや冬休みがあるので、1年間で40回程のトレーニングがあります。 …

Y.shingo
8か月前

〜ポジションを入れ替えると〜

サッカーしかプレーしてこなかった選手が、フットサルをプレーすると「どこに動いたらいいのかわからん。」とよく言っています。 フットサルはサッカーと違い、ボールを味…

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9か月前

「オレの力不足や」〜準備、また準備〜

「大阪でサッカーするならアイリスって言われるようになること」 数年前に居酒屋でサッカーの話を数時間話した後に、そう答えてくれました。 「やりたいこと、目指してい…

Y.shingo
10か月前
2

フットサルのプレー環境〜4秒ルール〜

サッカーとフットサルのルールの違いに「4秒ルール」が挙げられます。ボールがコートの外に出て、次にキックインやゴールクリアランスなどから再開する時に、「4秒以内にボ…

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10か月前
2

フットサルのプレー環境〜戦術に用がある〜

サッカーやフットサルは、よく「戦術的スポーツだ」と言われています(どこに立つ、どこへ動く、どのタイミングで動く、が個人、グループ、チーム単位で求められる) ドリブ…

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10か月前
4

フットサルの「プレー環境」〜「3.2秒」と「1.6秒」〜

サッカーとフットサルを比べてると違いがいろいろあります。その内の1つに「プレースペースが違う」が挙げられます。 サッカーコートの約7分の1の大きさがフットサルコー…

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10か月前
1

〜「外したのか」「外れていたのか」〜

サッカーやフットサルは、相手選手にマークされることが、度々あります。 マークされているとパスが出てこなかったり、パスが出てきても相手にパスカットされたりします。…

Y.shingo
11か月前
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〜個人技術も戦術も〜

〜個人技術も戦術も〜

「①パス②ドリブル③シュート④コントロール」といった、個人の技術

個人の技術をさらに細かく分けると
①パス「インサイドパス、インステップパス、ループパス」
②ドリブル「ダブルタッチ、シザース」など
③シュート「ボレーシュート、トーキックでシュート」など
④「足元にコントロール、動かすコントロール」など
試合中に発揮する技術は、たくさんあります。

試合で活躍するためには、必ず大切なアクションです

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〜「分岐点のゴール」デザイン化は進んでいく〜

〜「分岐点のゴール」デザイン化は進んでいく〜

先日の中国戦、前半初めて得たコーナーキックから得点を奪った。
これは、日本サッカーの1つの分岐点だ。

W杯アジア最終予選第1戦での貴重な先制ゴール。
最終予選を勝ち抜くためにも勝利が必要な試合でのゴール。

トレーニングで試し、きっと選手間でコミュニケーションを取りながら積み上げ、正確に「デザインされたもの」でのゴール。

昔から「セットプレーは重要だ。」「セットプレーで得点を決めることができれ

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クラブユース2024 MVP〜山本天翔という選手〜

クラブユース2024 MVP〜山本天翔という選手〜

グループリーグ予選、角度のないところから直接ゴールを決める。

グループリーグ予選、中盤で相手DFから味方がボールを奪いパスをもらう。その位置からロングシュートを決める。

決勝戦、アディショナルタイム、2-2の同点に追いつくアシストをする。
その直後、ゴール前FKから直接決勝ゴールを決める。

日本クラブユースサッカー選手権大会 MVP

今年の日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会は、

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〜戦術理解の深め方〜

〜戦術理解の深め方〜

子どものうちは、戦術は必要ない。技術が先だ。とよく聞きますが、本当にその通りでしょうか?

コーナーキックの戦術をトレーニングしました。キッカー以外のフィールドプレーヤー3人は、意図を持って動きます。スペースを開け、相手DFにブロックをかけ、シューターになる選手をフリーにさせます。

どの相手DFも毎回同じような守り方をする訳ではないので、フィールドプレーヤーには動くオプションがあります。DFの立

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〜意図的に相手DFを悩ませる〜

〜意図的に相手DFを悩ませる〜

戦術は技術がついてから身に付けるべきだ。
とよく聞きますが、戦術も当然必要です。

「戦術的行為ができるようにテクニックアクションを磨く」という考え方が大切です。
子どものころは「戦術は要らない」となると、ドリブルテクニックかフィジカル優位のプレーが先行してしまいます。
自分からフリーランニングをして、相手DFを意図的に迷わすような動きをすることができれば、相手を見て判断良くプレーすることに繋がり

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〜心にぶつかる声かけ〜

〜心にぶつかる声かけ〜

学年が1つ上がり1ヶ月が経ちました。4月8日から始まったトレーニングは4回が経過しました。学年が1つ上がると、子どもたちも「自覚」「責任」「プライド」といった目に見えない部分の成長が、トレーニング中の仕草や仲間との会話、コーチとの会話の受け答えで見受けられるようになりました。

選手たちは、いろいろな表情や会話を見せます。
上手くプレーできた時やミスをした後。
コーチからのアドバイスを聞く時。

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〜知ってる、できる、使える〜

〜知ってる、できる、使える〜

フットサルでは、コーナーキックや相手ゴールに近いキックインなどのセットプレーでは、サインプレー(ある程度決められた動きをする)を行うことが多くあります。

「得点の可能性を上げる」ためです。

相手守備者にとっては、オフェンス側が意図を持って動いてくるので、「どこにパスをするのかな」「何を狙っているのかな」と迷いが生じることがあります。
オフェンス側は、相手守備者の動きをギリギリまで観て(4秒以内

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〜数的優位になったら〜

〜数的優位になったら〜

サッカーやフットサルでは、数的優位(数で相手より多くいる)を作ることができればチャンスは広がります。
「1対1より2対1、2対2より3対2」の方がボールを前進させたり、ゴールを決めたりする機会が増えていきます。

数で相手を上回ることができれば、「幅と深さ」を意識してポジションを取ることが大事になります。

2対1で数的優位の時に、ボールを持っていない選手が、ボールを持っている選手の近くにいたり、

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〜味方と動きを合わせる〜

〜味方と動きを合わせる〜

フットサルは、スペースが狭く相手DFのプレッシャーがサッカーよりも速いです。
そのため、味方と意思疎通を合わせるために、サインプレーのようなことをプレー中に行うことがあります。
「味方と動きを合わせる」みたいなことで、「1人目の選手はD Fの裏をを取りにいく」「2人目の選手はDFのライン間に入る」「3人目の選手はスペースを開ける」をタイミングを計りながら仕掛けていく。みたいな感じです。そうするとプ

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〜意識くらい高く〜

〜意識くらい高く〜

新しい年が明けて、スクール1回目のトレーニングでした。
月に4回トレーニング。1年間に×12で48回。夏休みや冬休みがあるので、1年間で40回程のトレーニングがあります。

1回のトレーニングで、
「パス&コントロールの練習は何回するのでしょうか?」
「1対1の練習で、ドリブルを何回試せるのか。」
「体幹トレーニングは何秒するのか。」

1回のトレーニングだと、数回だし、数十秒。
これが、1ヶ月、

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〜ポジションを入れ替えると〜

〜ポジションを入れ替えると〜

サッカーしかプレーしてこなかった選手が、フットサルをプレーすると「どこに動いたらいいのかわからん。」とよく言っています。

フットサルはサッカーと違い、ボールを味方にパスすると、そのポジションにとどまっていることは、あまりありません。「どこに動けば良いか」考えてランニングしないといけません。
サッカーと大きく違うところです。

味方とポジションを入れ替えると、相手DFはどうなるでしょう?
基本的に

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「オレの力不足や」〜準備、また準備〜

「オレの力不足や」〜準備、また準備〜

「大阪でサッカーするならアイリスって言われるようになること」
数年前に居酒屋でサッカーの話を数時間話した後に、そう答えてくれました。

「やりたいこと、目指していることは何ですか?」そんな質問だったと記憶しています。一言一句覚えてはいませんが、彼の言葉は、はっきりと覚えています。顔は赤く言葉も上手く回らなくなってきていましたが、目つきと言葉の力強さから「その覚悟」が僕の心に残っています。

今では

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フットサルのプレー環境〜4秒ルール〜

フットサルのプレー環境〜4秒ルール〜

サッカーとフットサルのルールの違いに「4秒ルール」が挙げられます。ボールがコートの外に出て、次にキックインやゴールクリアランスなどから再開する時に、「4秒以内にボールをリリースしないといけない」というルールです。

この「4秒ルール」があることで、決断力を高めることができます。相手ゴール前付近のキックインやコーナーキックでは、よく「サインプレー」(ある程度決められた動きをする)が採用され、ゴールに

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フットサルのプレー環境〜戦術に用がある〜

フットサルのプレー環境〜戦術に用がある〜

サッカーやフットサルは、よく「戦術的スポーツだ」と言われています(どこに立つ、どこへ動く、どのタイミングで動く、が個人、グループ、チーム単位で求められる)

ドリブル、パス、シュートといったテクニックアクションももちろん大事になりますが、「ボールを持っていない人がほとんど」で「ボールを持っていない時間の方が多い」スポーツです。

フットサルは「キーパーからボールがリリースされると、キーパーにもう一

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フットサルの「プレー環境」〜「3.2秒」と「1.6秒」〜

フットサルの「プレー環境」〜「3.2秒」と「1.6秒」〜

サッカーとフットサルを比べてると違いがいろいろあります。その内の1つに「プレースペースが違う」が挙げられます。

サッカーコートの約7分の1の大きさがフットサルコートになります。フットサルのプレー環境というのは、サッカーのペナルティエリアぐらいの広さで5対5の試合をしていることになります。

プレーエリアが狭いと、ボールを持ってから次のプレーをするまでの時間が短くなります(相手DFが近くにいる)

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〜「外したのか」「外れていたのか」〜

〜「外したのか」「外れていたのか」〜

サッカーやフットサルは、相手選手にマークされることが、度々あります。
マークされているとパスが出てこなかったり、パスが出てきても相手にパスカットされたりします。自分のところにパスがくるようにするには「マークを外す力」が必要になります。

マークを外し、相手選手から離れた位置でボールを受けることができれば、より優位にプレーすることに繋がります。

フットサルでは、サッカーよりも「より正確に」マークを

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