Y.shingo

教師18年目。スティモジートフットサルスクールコーチ。クリアドールフットサルクラブ監督…

Y.shingo

教師18年目。スティモジートフットサルスクールコーチ。クリアドールフットサルクラブ監督。サッカー、フットサルC級。サッカーもフットサルも両方プレーしてきた選手が多い方が日本サッカーは強くなる。ハイブリッドボーラー育成中。サッカーW杯優勝をみんなで観よう!

最近の記事

〜個人技術も戦術も〜

「①パス②ドリブル③シュート④コントロール」といった、個人の技術 個人の技術をさらに細かく分けると ①パス「インサイドパス、インステップパス、ループパス」 ②ドリブル「ダブルタッチ、シザース」など ③シュート「ボレーシュート、トーキックでシュート」など ④「足元にコントロール、動かすコントロール」など 試合中に発揮する技術は、たくさんあります。 試合で活躍するためには、必ず大切なアクションです。トレーニングを積み重ねて、たくさんチャレンジして、自分のものになっていきます。

    • 〜「分岐点のゴール」デザイン化は進んでいく〜

      先日の中国戦、前半初めて得たコーナーキックから得点を奪った。 これは、日本サッカーの1つの分岐点だ。 W杯アジア最終予選第1戦での貴重な先制ゴール。 最終予選を勝ち抜くためにも勝利が必要な試合でのゴール。 トレーニングで試し、きっと選手間でコミュニケーションを取りながら積み上げ、正確に「デザインされたもの」でのゴール。 昔から「セットプレーは重要だ。」「セットプレーで得点を決めることができれば、勝つ可能性が上がる。」という話を、たくさんの選手や監督や解説者が述べている。

      • クラブユース2024 MVP〜山本天翔という選手〜

        グループリーグ予選、角度のないところから直接ゴールを決める。 グループリーグ予選、中盤で相手DFから味方がボールを奪いパスをもらう。その位置からロングシュートを決める。 決勝戦、アディショナルタイム、2-2の同点に追いつくアシストをする。 その直後、ゴール前FKから直接決勝ゴールを決める。 日本クラブユースサッカー選手権大会 MVP 今年の日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会は、ガンバ大阪ユースの大会2連覇となりました。 ガンバ大阪の中盤に君臨する山本天翔

        • 〜戦術理解の深め方〜

          子どものうちは、戦術は必要ない。技術が先だ。とよく聞きますが、本当にその通りでしょうか? コーナーキックの戦術をトレーニングしました。キッカー以外のフィールドプレーヤー3人は、意図を持って動きます。スペースを開け、相手DFにブロックをかけ、シューターになる選手をフリーにさせます。 どの相手DFも毎回同じような守り方をする訳ではないので、フィールドプレーヤーには動くオプションがあります。DFの立っている位置や守り方を観て、動き方を変えるのです。練習では動き方のオプションを学

        〜個人技術も戦術も〜

          〜意図的に相手DFを悩ませる〜

          戦術は技術がついてから身に付けるべきだ。 とよく聞きますが、戦術も当然必要です。 「戦術的行為ができるようにテクニックアクションを磨く」という考え方が大切です。 子どものころは「戦術は要らない」となると、ドリブルテクニックかフィジカル優位のプレーが先行してしまいます。 自分からフリーランニングをして、相手DFを意図的に迷わすような動きをすることができれば、相手を見て判断良くプレーすることに繋がり、プレーの幅が広がります。 フットサルは試合中に数的同数の状況が多いので、ボー

          〜意図的に相手DFを悩ませる〜

          〜心にぶつかる声かけ〜

          学年が1つ上がり1ヶ月が経ちました。4月8日から始まったトレーニングは4回が経過しました。学年が1つ上がると、子どもたちも「自覚」「責任」「プライド」といった目に見えない部分の成長が、トレーニング中の仕草や仲間との会話、コーチとの会話の受け答えで見受けられるようになりました。 選手たちは、いろいろな表情や会話を見せます。 上手くプレーできた時やミスをした後。 コーチからのアドバイスを聞く時。 味方からの鼓舞や指示を受けた時。 紅白戦で負けた時や勝った時。 フットボールに対

          〜心にぶつかる声かけ〜

          〜知ってる、できる、使える〜

          フットサルでは、コーナーキックや相手ゴールに近いキックインなどのセットプレーでは、サインプレー(ある程度決められた動きをする)を行うことが多くあります。 「得点の可能性を上げる」ためです。 相手守備者にとっては、オフェンス側が意図を持って動いてくるので、「どこにパスをするのかな」「何を狙っているのかな」と迷いが生じることがあります。 オフェンス側は、相手守備者の動きをギリギリまで観て(4秒以内)より良い選択をすることが大切です。 セットプレーの理解度として「知ってる→で

          〜知ってる、できる、使える〜

          〜数的優位になったら〜

          サッカーやフットサルでは、数的優位(数で相手より多くいる)を作ることができればチャンスは広がります。 「1対1より2対1、2対2より3対2」の方がボールを前進させたり、ゴールを決めたりする機会が増えていきます。 数で相手を上回ることができれば、「幅と深さ」を意識してポジションを取ることが大事になります。 2対1で数的優位の時に、ボールを持っていない選手が、ボールを持っている選手の近くにいたり、同じ高さにいたりしては、相手1人で対応されたり、ボールが前進できなかったりします

          〜数的優位になったら〜

          〜味方と動きを合わせる〜

          フットサルは、スペースが狭く相手DFのプレッシャーがサッカーよりも速いです。 そのため、味方と意思疎通を合わせるために、サインプレーのようなことをプレー中に行うことがあります。 「味方と動きを合わせる」みたいなことで、「1人目の選手はD Fの裏をを取りにいく」「2人目の選手はDFのライン間に入る」「3人目の選手はスペースを開ける」をタイミングを計りながら仕掛けていく。みたいな感じです。そうするとプレーの再現性も高くなってきます。 時々、「フットサルは動きが決まっているから面

          〜味方と動きを合わせる〜

          〜意識くらい高く〜

          新しい年が明けて、スクール1回目のトレーニングでした。 月に4回トレーニング。1年間に×12で48回。夏休みや冬休みがあるので、1年間で40回程のトレーニングがあります。 1回のトレーニングで、 「パス&コントロールの練習は何回するのでしょうか?」 「1対1の練習で、ドリブルを何回試せるのか。」 「体幹トレーニングは何秒するのか。」 1回のトレーニングだと、数回だし、数十秒。 これが、1ヶ月、1年となると、何百回にも、数千秒にも。 1回のトレーニングの1回のパスを「試合

          〜意識くらい高く〜

          〜ポジションを入れ替えると〜

          サッカーしかプレーしてこなかった選手が、フットサルをプレーすると「どこに動いたらいいのかわからん。」とよく言っています。 フットサルはサッカーと違い、ボールを味方にパスすると、そのポジションにとどまっていることは、あまりありません。「どこに動けば良いか」考えてランニングしないといけません。 サッカーと大きく違うところです。 味方とポジションを入れ替えると、相手DFはどうなるでしょう? 基本的には2パターン。 ①そのまま付いてくる(マンツーマン) ②マークを交換する ポジ

          〜ポジションを入れ替えると〜

          「オレの力不足や」〜準備、また準備〜

          「大阪でサッカーするならアイリスって言われるようになること」 数年前に居酒屋でサッカーの話を数時間話した後に、そう答えてくれました。 「やりたいこと、目指していることは何ですか?」そんな質問だったと記憶しています。一言一句覚えてはいませんが、彼の言葉は、はっきりと覚えています。顔は赤く言葉も上手く回らなくなってきていましたが、目つきと言葉の力強さから「その覚悟」が僕の心に残っています。 今では、たまにご飯にご一緒させていただき、あれやこれやとサッカーを教えてもらっています

          「オレの力不足や」〜準備、また準備〜

          フットサルのプレー環境〜4秒ルール〜

          サッカーとフットサルのルールの違いに「4秒ルール」が挙げられます。ボールがコートの外に出て、次にキックインやゴールクリアランスなどから再開する時に、「4秒以内にボールをリリースしないといけない」というルールです。 この「4秒ルール」があることで、決断力を高めることができます。相手ゴール前付近のキックインやコーナーキックでは、よく「サインプレー」(ある程度決められた動きをする)が採用され、ゴールに迫ります。 その際、キッカーは味方の動きや相手守備者の振る舞いをギリギリまで観

          フットサルのプレー環境〜4秒ルール〜

          フットサルのプレー環境〜戦術に用がある〜

          サッカーやフットサルは、よく「戦術的スポーツだ」と言われています(どこに立つ、どこへ動く、どのタイミングで動く、が個人、グループ、チーム単位で求められる) ドリブル、パス、シュートといったテクニックアクションももちろん大事になりますが、「ボールを持っていない人がほとんど」で「ボールを持っていない時間の方が多い」スポーツです。 フットサルは「キーパーからボールがリリースされると、キーパーにもう一度バックパスはできない」というルールがあります。 バックパスができないというこ

          フットサルのプレー環境〜戦術に用がある〜

          フットサルの「プレー環境」〜「3.2秒」と「1.6秒」〜

          サッカーとフットサルを比べてると違いがいろいろあります。その内の1つに「プレースペースが違う」が挙げられます。 サッカーコートの約7分の1の大きさがフットサルコートになります。フットサルのプレー環境というのは、サッカーのペナルティエリアぐらいの広さで5対5の試合をしていることになります。 プレーエリアが狭いと、ボールを持ってから次のプレーをするまでの時間が短くなります(相手DFが近くにいる) 要するに「判断する時間が短い」ということです。 50mを8秒で走る相手DFがボ

          フットサルの「プレー環境」〜「3.2秒」と「1.6秒」〜

          〜「外したのか」「外れていたのか」〜

          サッカーやフットサルは、相手選手にマークされることが、度々あります。 マークされているとパスが出てこなかったり、パスが出てきても相手にパスカットされたりします。自分のところにパスがくるようにするには「マークを外す力」が必要になります。 マークを外し、相手選手から離れた位置でボールを受けることができれば、より優位にプレーすることに繋がります。 フットサルでは、サッカーよりも「より正確に」マークを外す動きが求められます。 その理由は「スペースが狭い」「マンツーマンでマークされ

          〜「外したのか」「外れていたのか」〜