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『ロバート・ツルッパゲとの対話』

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写真家ワタナベアニさんの著書『ロバート・ツルッパゲとの対話』の感想を編んだマガジンです。 『ロバートとベートーヴェンとの対話』を運営するサークルがピックアップしております。担当は…
運営しているクリエイター

2020年2月の記事一覧

ロバート氏とヨリムキ女

「アマゾンでポチッたほうが、早いっすよ」 それは、その通りだろう。けれど、本を取り寄せたいとたずねた書店員さんにそう言われてしまったのは、少なからずショックだった。 「うちで取り寄せるとなると、うーん、一か月くらいはかかるかもしれないんですけど」そう前置きをしたのち、書店員さんはアマゾンでの購入をおすすめしてくれたのだ。 書店員さんは、店舗や系列店の在庫を調べたうえ、さらにトーハン(書店に配本している会社)取扱いカタログみたいなものを調べたうえで「アマゾン」の名を出した

つぶやき2020年2/1〜2/15

インは友だち。怖くないよ! 言葉は誰が言ったかが重要だと誰かが言った 強い言葉には嘘が纏わりやすいし誰が言った言葉かは時間が経つほど検証が難しくなる 仕方のないことを言ってみてもほんとに仕方がない 言葉は受け手に継がれる とても有名な書物においてもそうだけど、書物のできは別の次元の話として、多くの人物の書評はその人が書いたものでは無い点と、その人が書いたにしても、創作も混じえているかもしれないし、書けなかったことや書きすぎたことがあるであろうことは、念頭においておいた方が

「止まった時計」であること

ワタナベアニさんのこのつぶやきをみた直後、私は慌てて友人にLINEをした。 「こないだご馳走してもらったから、お礼に贈らせて欲しいの。仕事忙しいだろうけど、これ読んで欲しいんだ。」そう綴った。 了承を得て住所を聞き、私は「支払いを確定する」ボタンを押した。 ■□ 2020年2月17日 突然LINE通知のアラームが鳴り、「仕事が終わったらそのまま笠松競馬場へ行く」とその友人から連絡があった。 「え?明日?」 「2月は減産で連休になったんだ。1人で行動できる連休は、今年

「ロバート・ツルッパゲとの対話」を読んで

「大人の幼稚さを通過して、もう一度純粋な子どもの目を取り戻すこと」というのが目的の本書。下手な哲学書よりも哲学をしている、最高にバカげた、そして、「お前は考えてるのか?」ということを問いかけられる良書です。軽快な語り口、ジョーク、著者の思考、親父ギャグ、とジョットコースターに乗りながら、万華鏡を覗き込んでるような、訳はよく分からないけど、とんでもなく、面白い読書体験でした。いや、訳は分かるんですけどね。本書で、「こいつは、バカだな」と言われてる人が、自分の中にもいるな、という

ツルッパゲさんが届くまで

ロバート・ツルッパゲさんが、昨夜、うちにやってきました。 注文したのは、2月4日。今日は18日なので、2週間もかかっている。 最近の通販としては、あまりに遅い。 1月末に発売されたワタナベアニさんの「ロバート・ツルッパゲとの対話」 note友のみなさんが次々と購入し、好印象な感想を書かれていたので、ミーハー心に火がついて、読んでみたくなった。 が、Amazonさんでは品切れ「再入荷予定なし」ときた。 手に入らないというと欲しくなるのは人情。 「ここなら買えるよ」と教えても

「マニュアル」についての諸相

「マニュアル」という言葉で,読者は何を連想するだろうか。 (1) 作業の手順書 (2) 接客のための決まりごと (3) 取り扱い説明書 (1) では,「マニュアル通りにやりなさい」とよく言われるだろうし,(2) では,逆に「マニュアル通りではだめだ」と言ったりする。(3) では,「マニュアルがないからわからない」ということがよくある。 (1) と(2) は似たようなものである。(2) は接客の手順書なのだから。しかし,手順書は接客とは限らないので分けておいた。 ロバート

ロバート・ツルッパゲ氏とそば屋で対話する

 勤務先の近く,徒歩3分程度のところにそば屋がある。時間の余裕がある昼休みになると,ロバート・ツルッパゲ氏を誘ってそこに行くのが最近の昼食パターンになっている。  食事中は食べることに専念するので,彼と対話するのはその前後。ある日の対話では,彼が哲学者であることを知り,またある日には,これは「プラトンとの対話」のワタナベアニ版か,とわかったりした。(ソクラテスとツルッパゲ)  また,ある日には,「そうだそうだ」と同意することがあり,食後もその話題について語り合った。その話に

良し悪しの基準を持つ

感じたことをそのまま素通りさせてしまうと、いざとなったときに自分で考えることができないと思い、最近、日常を過ごしているときに感じたあれこれを書き出すようにしています。例えば、お店で何か買ったとき、散歩がてらぷらぷらと歩いているとき、誰かがシェアしていた記事を読んだときなど。「感情に準じる訓練」として記録している自分のためのメモです。 ・1週目はこちら ・2週目はこちら ・・・ スマホで会計をすることによって、罪悪感が減るというのはわかる!口座振替だったりクレジットカード

ロバートさんと出会えて良かった

まえがき 私は本を読むのは好きですが、好きなのは、自分が興味がある分野の本だけです。 「哲学」なんて聞くと、それだけで難しく感じてしまって、脳がシャットアウトしてしまう、いや、してしまっていました。今までは。 ところが、私が教養のエチュード賞に応募したことによって、まさかの展開が訪れました。 教養のエチュードを主催している嶋津亮太さんは 私のイメージする限り、とても穏やかで優しい人。 メンタル極弱でSNSでもフォロワーが1人増えたり減ったりするだけで反応してしまう私にで

籠もって12月〆切だった原稿と1月〆切だった原稿を独り書いている。書いているとアニさんの『ロバート・ツルッパゲとの対話』を想い出し、この書き方でいいのかと『角田陽一郎との対話』を始めてしまい、これボツにしてしまおうかと思ってしまう。なんていうかもう自己啓発本にしたくないのだ。

コブラSPEEDZONE 試打しました

昨日は、コブラさんの新製品発表会でした。発表会には、メディアの方以外も、イロイロなインフルエンサーの方が・・・その中にYouTubeでおなじみにの へたっぴゴルフ研究所のダ・バードさんにお会いしました。 ↑へたっぴゴルフ研究所 嬉しくて名刺をお渡ししました。たぶんT島なんか知らないのですが、ゴルファーのための情報サイト”グリッジ”の出たがり編集長さんがちゃんと紹介してくれました。ありがたいことですm(_ _)m ダ・バードさんの反応はどう見ても 「T島 WHO?」って感じ

おとなの受容

センジュ出版さん発行の『ロバート・ツルッパゲとの対話』トークイベントに行ってきた。 今日話したいのは著者のワタナベアニさんと、センジュ出版の吉満さんがとても好きだという話。 好きと好きが一緒になるのは最高だなあぁと思って3駅くらい歩いた。(本当は迷っただけ) 最近、具体的に言うと昨日、考えを言葉にすることが大事ですよと言われ、自分はそれを本当に怠ってきていると言う自覚があったので、まずは今日の気持ちから言語化してみようと思う。 アニさんは、主にインターネットで見て

机の上でスタンバイ

机の上が散らかっている。 本が1,2,3,4……8冊置かれている。ノートが1冊と情報カードというメモに使うカードが一束。エアコンのリモコン、iPad、色鉛筆、財布、あと石鹸。綿棒、便箋。いろいろなものが置かれたまま放置されている。帰ってきたら財布を机に置き、本を読んだあとそのまま置き、そんなことを繰り返した結果、この有様である。もはや筆記作業に適した空間はなく「置き場」としての机だ。 その中でも「ロバート・ツルッパゲとの対話」という本が目を引く。外国の、おじいさんというほ

全く参考にならないクラブ選び ドライバー編。

昨日は、ゴルフスイング物理学の小澤さんと、小一時間都内でカラオケへ。えーっと男性アーチストって、年々キーが高くなるんですよね。official髭ダンディズムなど、恐ろしく高い声です。最初から高いので、何度も打ち砕かれます(泣)小澤さんと話していたのは、プロとアマチュア、ゴルフもですが、歌も違う原理原則で歌っているのでは?と言う話で盛り上がりました。 ミスチルとかでも、サビに一瞬キーが高くなります。途中までいい感じでいけるのに、プロとアマチュアの違いを思い知るのです。ゴルフも