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写真を撮ったり、本を読んだりしています。

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  • 東京散歩

    東京都内を散歩しながら撮影した写真。週1回ペースで更新をしていきます。

  • 本を読んで思う事

    本を読んだ感想や、感じたことを書き連ねる。

最近の記事

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2024年3月30日のこと

    • 「あなたに語る日本文学史」を読んで

      詩人、評論家の大岡信氏による詩歌を中心とした日本文学の歴史を万葉集から近代俳句までを講義形式で述べた一冊です。本書では、時代ごとの詩歌に対する著者の知識の深さ、著者が何を面白いと感じたのか、といったことが軽妙な語り口で述べられています。本書で語られているものは、伝統的な意味で日本文学史を語るものではなく、著者が日本文学の中で愛着を感じれている部分が抽出されています。それゆえに、生き生きとした語り口で、その内容の面白さをじっくりと味わうことができます。詩歌が日本の歴史の中で、ど

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        2024年3月23日のこと

        • 「土偶を読むを読む」を読んで

          縄文ZINE編集長の望月明秀氏による「土偶を読む」に対する反論書です。望月氏による「土偶を読む」の検証と、各研究者によるこれまでの縄文研究、土偶研究の紹介など、読み応えのある一冊です。本書での検証部分は、これまでの研究の積み重ねとして、どういったものがあり、そこから何が分かるのか、という点から検証が進んでいきます。検証部分以降の論説やインタビューといった内容から、現在までに分かっている縄文時代、土偶のこと、これまでの研究で分かっていることが、思っているよりも多いことが分かりま

        2024年3月30日のこと

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          2024年3月20日のこと

          2024年3月20日のこと

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          2024年3月16日のこと

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          2024年3月9日のこと

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          2024年3月2日のこと

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          2024年2月23日のこと

          2024年2月23日のこと

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          2024年2月17日のこと

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          2024年2月10日のこと

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          「パリと本屋さん」を読んで

          パリ郊外に住むパリュスあや子さんによるパリでの生活とパリの本屋にまつわるエッセイ。2019年5月から始まるエッセイは、パリでの本屋の役割であったり、パリの生活などを、著者の率直な視点で語られており、読んでいて、興味深い内容です。パリでの年金ストやコロナ禍のロックダウンを現地で生活する人間として見た時の印象や、パリにある個性的な本屋での対話など、この本でしか読めないような内容が多く、読むことで、パリをほんの少し身近に感じる一冊です。パリにある本屋の品揃えが、その本屋の色を強く表

          「パリと本屋さん」を読んで

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          2024年2月3日のこと

          2024年2月3日のこと

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          「自己啓発の教科書」を読んで

          ケント大学のアナ・カタリーナ・シャフナーによる自己啓発の核となる考え方を10パターンに整理して、その流れを解説した一冊です。自己啓発がなぜ、人々の関心ごとであるのか、ということを古代ギリシャ、古代ローマから始まり、中世、現代を通して、見ていきます。また、その目的がどのように変わってきたのか、という点も、その時代ごとの価値観を踏まえて、述べていきます。本書では、自己啓発の10のパターンに対し、それらに関連した書物を中心に、どのように説明されてきたのか、ということと、どのように受

          「自己啓発の教科書」を読んで

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          2024年1月27日のこと

          2024年1月27日のこと

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          「ことばへの気づき」を読んで

          言語社会学者の松原好次氏による「ことば」にまつわるエッセイをまとめた一冊。サブタイトルにあるように、カフカの小篇を読んで書かれたエッセイを主としていますが、それ以外の事柄からも着想を得たエッセイも掲載されています。本書では、「ことば」を起点として、エッセイが書かれたときに起きた事件であったり、コロナ禍という社会について、著者が考えた内容が書かれています。本書は、数々の言葉を、様々な触媒を通して、さらに理解していく、という著者の実践が惜しみなく書かれています。普段私たちが、何気

          「ことばへの気づき」を読んで