「ワーク・イズ・ライフ 宇宙一チャラい仕事論」を読んで

作家の近藤康太郎さんによる人生講座としての仕事に関する一冊です。一人の人間の表現として、仕事を捉え、その仕事をどのように行なっていくのか、ということを、本書では説いています。人生を考える上で、なぜ、仕事がなのか、ということを「はじめに」で説明します。なぜ生きているのか、という大きな問いから、人がどのように生きているか、という実際を繋げていきます。人生の目的は、ご機嫌でいること。そのために、どうするか、ということを、仕事、勉強、遊び、という三つのものから、考えていきます。この三つのものが、どうなっていれば、ナイスになれるのか、ご機嫌でいられるのか、ということを、自身の経験から、語っていきます。遊び、勉強、仕事が、どう繋がっていくのか、ということも、その順番を、仕事、勉強、遊びと見ていくことで、流れが良く見えてきます。「チャラい」という言葉が似合わないほどに、人生への真剣な向き合い方は、自分の人生を振り返る力を持っているように感じました。本書は、真剣な遊び人の真剣な人生論、仕事論なのだと思いました。

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