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歩く速度を気にして、健康寿命を延ばそう!

年がいくと歩く速度がだんだん遅くなっていきます。そこで私の単純なアイデアを今日は紹介します。

皆さんは自分がどのくらいの速度で歩いているか、ご存知ですか? 歩数計を付けている人はたくさんいますが、速度が計測できる装置を持っている人は少ないことでしょう。今日は数字のお話です。


早歩きは、1km9分で進む


私の場合、早歩きは「9分/km」です。1kmを9分で進むという意味です。もう少し頑張れば、8分45秒は可能かもしれませんが、だいたいそのくらいが歩く速度としては限界です。それ以上早く歩こうとすると、走ってしまうことになります。だから、「8分/km」や「7分/km」になれば、それはもう完全に走っています。まずはこの数字を覚えてください。

次に、不動産を探す時に、「駅から徒歩〇分」とよく書いてありますよね。それは『不動産の表示に関する公正競争規約(表示規約)』で速度を定められて計算されています。人によって歩く速度は違いますから、全国共通の早さで計算されています。それが「12分30秒/km」です。駅から徒歩12分と書いてあれば、ほぼ1kmだということが分かります。

年を取ればだんだん歩く速度が落ちるというのは一般的です。そこでこんなグラフを作ってみました。

上のグラフをご覧ください。Cさんから説明します。Cさんは、若い時からあまり早く歩くことをしていませんでした。年と共にだんだん歩く速度が落ちていき、とうとう歩けなくなり、介護されるようになってしまいました。

ではBさんのグラフをご覧ください。Bさんは、私と同じ9分で歩くことができる人でした。年と共に歩く速度が落ちてヨボヨボになりましたが、最後までなんとか自分の足で歩くことができました。

最後にAさんのグラフです。Aさんは、7分/kmで走ることができていました。しかし年と共に走ることができなくなりましたが、早歩きで9分は可能でした。そのため、足腰が弱ることなく、最後まで元気に過ごして全うされました。

これはあくまでも私の作り話です。でも「あ~、そうだろうね」と、なんとなく理解できる話だと思いませんか?


自分の足で歩いて全うしたい


生きている間は、自分の足で歩きたいものです。好きなところへ行き、歩き、食べ、見て、感じて、楽しむ。人の手を借りることなく、自立した生活で全うしたいと誰もが思っているはずです。

それならば、Cさんではダメですよね。これはとても単純です。自分の年齢で、今どのくらいの速度で歩けるのか、考えたこともないとしたら、今から考えてください。

じゃあ、それで何分歩けるようになればいいのか? 何km歩いた方がいいのか? それって、何歩か?

と、気になるかもしれませんが、その医学的な数字の情報を私は持ち合わせていません。いや、無いかもしれません。あったとしても、気にする必要はありません。

そんな平均値や参考値なんて関係ないんです。もし自分がいま9分/kmで歩こうとしたら、3分しかできなかったとしましょう。じゃあ、5分、10分と、少しでも長く歩けるように日々努力したら良いだけの話です。


この考え方は、マラソンをしたことで学びました。最初は10分が走れませんでしたから、まず5分走ることから始めました。5分走れるようになったら、次は10分が目標です。10分走れたら、次は15分、そして20分、次は30分・・・こうやって徐々に走れる時間を伸ばして、最終的にはフルマラソンを4時間6分で、止まらず歩かず完走できたのです。

歩くことだって同じです。自分がどんな速度で歩いているのか、何分歩き続けることができるのか、そんなことを考え、どうなりたいか目標を定めることをお勧めします。

ランニングをしない人は、何かあると「歩数」ですべてを計ろうとします。でもそれは健康寿命を延ばそうとするならば関係ない数字です。いや、関係ないと言い切っては失礼かもしれませんが、それより大事な数字があることを今日は知ってほしかったのです。

計測する装置がなければ、どんな速度で歩いているのか分かりませんよね。その場合、適当でいいです。自分が早歩きだと思う速さで、何分連続して歩けるか、まずはそれを計ってください。そこから歩ける時間を伸ばしましょう。早歩きで5分が、10分に、15分に、やがて30分、60分・・・。体に良いこと間違いありません。

ピンピンコロリでいくためには、努力が必要です。いま努力をしなかったら、あなたは「Cさん」かもしれませんよ。

サポートしたいと思われるくらいまで頑張って書きますので、今はシェアかコメントをいただけると嬉しいです。よろしくお願いします。