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『「女らしさ」とは何か』

『「女らしさ」とは何か』

『「女らしさ」とは何か』
与謝野晶子著
与謝野鉄幹と不倫の末、結婚。子供は、12人。ってすごいなあと思った。

「女らしさ」とは、愛情豊かで、優しいことなのか?子供への愛情は、「女らしさ」というよりも、人間性の問題だろう!

「女らしさ」というものが、男にとって都合よく定義されて、女性が不利益をうけていることを主張し、本来、人間性の問題で、男女に違いはないということを説いた本。

1921年にこ

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『運転者』喜多川泰著

『運転者』喜多川泰著

『運転者』
喜多川泰著

「運が劇的に変わる時、場というのが、人生にはあります。」

「運はいいか悪いで表現するものじゃないんですよ。 使う・貯めるで表現するものなんです。 」

「周囲から運がいいと思われている人は、貯まったから使っただけです。」

自己啓発風な小説ですが、読みやすくて、わかりやすく、元気付けられる内容です。思っていた以上に、よい本でした。

クリスチャンの人だったら、
「いつも

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『むらさきのスカートの女』

『むらさきのスカートの女』

「むらさきのスカートの女」
今村夏子著

物語を文字通り読むと、
権藤チーフ(わたし:黄色いカーディガンの女) が、むらさきのスカートの女(日野まゆ子)を追い回して、最終的には追い出してしまう話。

物語を語る「わたし」(=権藤チーフ)というのが、かなり、コミュ力、生活能力のない、いわゆる欠陥人間なのだけど、どうやら、自由気ままな人生を送っている「むらさきスカートの女」に自分と同じコミュニケーショ

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『傲慢と善良』

『傲慢と善良』

「傲慢と善良」
辻村深月著

このタイトルを聞いて、最初にイメージしたのがオースティンの「高慢と偏見」
どちらも、恋愛小説で、どちらもハッピーエンド。話の組み立てはよく似ているように思った。
雰囲気は、だいぶ違うが、、、

本書のメインテーマは結婚。

結婚といえば「愛」,

聖書によれば「愛は寛容である、愛は親切である」とされている。

今は、無駄に情報があふれているということが、結婚を困難にし

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『「能力」の生きづらさをほぐす』

『「能力」の生きづらさをほぐす』

『「能力」の生きづらさをほぐす』
勅使川原真衣著
著者は、1982年横浜生まれ。東京大学大学院教育学研究科修士課程修了。BCG、ヘイ グループなど外資コンサルティングファーム勤務を経て独立。2017年に組織開発を専門とする、おのみず株式会社を設立し、企業はもちろん、病院、学校などの組織開発を支援する。二児の母。2020年から乳ガン闘病中。

ガンの告知を受けて、闘病しながら、自分が近い将来、亡くな

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『陰翳礼讃』

『陰翳礼讃』

『陰翳礼讃』
谷崎潤一郎著

日本の美学ということなのだろう。
光と陰の中で日本の美しさというものは活かされる。

高校生くらいの頃、博学の友人が、御宅を並べていたことを思い出した。

この本は、1930年代に書かれている。日本全体が、西洋化して、西洋文明に追いつけ、追い越せ、の帝国主義のただ中だったことを思うと、世の中の急激な変化に警鐘をならしているのかと思った。

本書では、能と歌舞伎の比較が

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『まなの本棚』

『まなの本棚』

「まなの本棚」
芦田愛菜著

今やCM女王の座にいる、天才少女(最早少女ではないが)。前向きで、品があって、ユーモアがあって、頭もよい、こんなすごい人がいるのか?と驚かされる。

一流の俳優だし、また、天性のものなのかもしれないけれど、自分の魅せ方に長けていると思う。自分というものが、映像を通してどのように映っているのかが、客観的に見えているのだなあと思う。どのような振る舞いをしたらよい印象を残せ

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