新型コロナウイルスに関係する内容の可能性がある記事です。
新型コロナウイルス感染症については、必ず1次情報として 厚生労働省 首相官邸 のウェブサイトなど公的機関で発表されている発生状況やQ&A、相談窓口の情報もご確認ください。※非常時のため、すべての関連記事に本注意書きを一時的に出しています。
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【アフリカ支援企画】オンライン特別講座 「ロジカルな図解のつくりかた」開催レポート

はじめに

新型コロナウイルスの影響での緊急事態宣言の延長も決まり、自粛疲れの方も多いのではないでしょうか。そんな中、一昨年に弊社が主催した「A Journey to Mozambique」というプログラムで共にアフリカのモザンビークに渡ったメンバーから連絡がありました。

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現地で共に汗を流したアフリカのモザンビークの知人が緊急事態宣言を受けて、仕事に行けず、給料も払われず、このままでは飢え死にするという話でした。(信じられないかもしれませんが、アフリカなどの一般市民は貯金がない方がほとんどで、本気でその日暮らしなのです。また、総人口の8割以上がインフォーマルセクターで働いているため、新型コロナウイルスの影響のために仕事を失っている人が大勢います。)

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これを受けて、アフリカのモザンビークでリサイクル炭を生産しているVerde Africa(https://verdeafrica.com/) (https://www.facebook.com/verdeafrica1101/) を経営している有坂夫妻に相談し、Rubatoから20万円をVerde Africa経由で支援することにしました。20万円はVerde Africaの協力で食料などの形で配布します。

弊社も新型コロナウイルスの影響で売上は落ち込んでおりますし、皆さんも大きな影響を受けていると思います。ただ、地球の裏側で食べるものにも困っている方がいらっしゃるということで、今回の支援を決めました。

ただ単純に寄付をするのではなく、より多くの人に世界の状況を知ってもらおうと、Rubatoで『オンライン特別講座 for Africa 「ロジカルな図解の作り方」~「比較」と「MECE感」と「評価」で説得力を高める~』という特別企画を実施し、その収益を寄付させていただく形にいたしました。

日本では寄付に関する税控除の仕組みが整っていないことから、欧米と比較して寄付文化は浸透していません。そこで、今回は資料作成のセミナーにご参加していただき、その参加費を寄付に充てるという形を取りました。「学び」と「貢献」を同時に達成するという建付けです。広報したところ、75名の方からご賛同いただきお申込みいただきました

講座ではモザンビークから有坂夫妻にも参加していただき現状をお伝えいただきました。その模様をお伝えいたします。

モザンビークの状況~有坂夫妻レポート~

セミナーの冒頭にモザンビークにいるVerde Africaの有坂夫妻からライブでの現地レポートをいただきました。その模様をまずご紹介いたします。

Verde Africaの有坂です。本日は沢山の方にお集まりいただきありがとうございます。私たちは2016年にモザンビークのマブト市でモザンビークの人たちの暮らしをより豊かにするモノづくりを目指して立ち上げました。モザンビークの人たちが通常捨ててしまう廃棄物を買い取ってそれを再形成する。そしてそれを木炭より安く売るという仕事をしています。現在9名のモザンビークのスタッフが弊社で働いております。
私たちの主なお客さんは市場で食堂を営むお母さんや養鶏場の農家や家庭、レストランです。

有坂夫妻の紹介

続いてモザンビークの新型コロナウイルスの感染状況をお知らせします。現在モザンビークの感染者は104名です。但し、重傷者や死者は出ていません(2020年5月13日現在)。4月1日から緊急事態宣言が発令され、バーとカジノは営業禁止、レストランは17時までの営業、企業も規模を縮小して活動するように言われています。幸い弊社は小さな規模で活動しているので今はまだ通常通り活動させていただいております。陸路は封鎖され、学校も休校がずっと続いております。

私たちのお客さんもそうですが、モザンビークではインフォーマルセクターで働いている人が人口の約9割を占めています。そのような人たちは、政府からの保証は受けられません。ですので、街中で物乞いをする人々や子供たちが日々増えてきているように感じます。こういった状況下で一般の人たちはコロナの影響をどの程度うけているか、市場で働いている私たちのお客さんをひとり紹介したいと思います。

シングルマザーである彼女は食堂で毎日休みなく働き、3人の子供を一人で育てています。食堂の近隣オフィスがテレワークになりお客さんの数が激減しました。また、お酒の販売が禁止された影響で、その分売上が下がっているようです。モザンビークの人は平日でも昼間からお酒を飲んでいるので、お酒の売上がなくなるとかなりの痛手になります。

陸路が封鎖されて物資は入ってきますが、輸入品の物価はかなり上がっており、これによって彼女の仕入れの値段がひっ迫されている状態です。彼女はメニューを減らしたりしてなんとかやりくりしていますが、廃棄がかなり増えている状況です。

回線の影響で、レポートが途切れるアクシデントもありましたが、遠く離れたモザンビークの状況をリアルに知ることができました。

「ロジカルな図解のつくりかた」講義パート

その後、資料作成のセミナーを松上が行いました。今回のテーマは「ロジカルな図解のつくりかた」ということで、先ほどまでのモザンビークのレポートとはうって変わって、左脳的にどのように論理をまとめ、図解に落とし込むかという内容をお伝えしました。

セミナー風景

受講生から有坂夫妻への質問

セミナーの最後に有坂夫妻に再度登場してもらい、モザンビークの状況に関するQ&Aセッションを行いました。

-学校や教育の現場はどのような状況ですか?

3月中旬から幼稚園から大学まで、また自動車教習所も全て休校しています。
国からの保証がほとんどない中で休校しているので、私立の学校や大学には授業がないのに学費をはらっている状況です。また、モザンビークはネット回線のインフラが整っていないので大学ですらオンライン授業はできません。そのため、生徒からはかなり不満がでています。

-モザンビークでの事業は順調ですか?

お陰様で事業は順調に進んでいます。コロナとは関係ないと思いますが、炭の市場価格が上がっていることもあって、レストランからの売上は減ってしまっていますが、家にみなさんいる影響もあり家庭からは沢山注文いただいております。今年に入ってからは右肩上がりに売り上げを伸ばしています。

-モザンビークに進出している日本企業や一部出資のジョイントベンチャーとの協業など何かできたりしますか?

モザンビークにも商工会が南アフリカに次いで2番目に去年出来ました。その中でネットワークを築いています。色々な商社の方にいつも応援していただいております。

-政府から国民に対して支援金支給などありますか?

いまのところ具体的な話は全くありません。大統領は「IMFからお金をもらえる予定があるのでそれでなんとか対策したいです。」という発言を緊急事態宣言を発令した時にしていましたが、具体的な案はいまのところ全くない状態です。本日紹介した市場などで働くインフォーマルセクターの人たちは将来支援金があったとしても最も支援が届きにくい人たちなのかなと思います。彼らこそアフリカの中でも最も力強くたくましく生きている人たちなので、その方たちに少しでも喜んでもらえる存在でいたいと思います。

-コロナで困窮して一般の人たちの近隣トラブルはありますか?

アジア人蔑視などちょこちょこありますね。近くを通ると口を塞がれたりされます。まだ住民同士の暴動に至ったりまではしていません。今後、食べるものに困ったりする状況になったらそういった可能性も十分に考えられると思います。

-中国がマスク外交しているという話がありますが、何か影響はありますか?

地元のテレビで、中国がいろんな国を援助していますよという報道をみかけます。実際に、モザンビークも中国政府から数回にわたりマスクなどいろいろな物資の支援を受けています。中国が必至でイメージ改善をしているような気がします。

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おわりに

ご参加いただいた皆様からは以下のような感想をいただきました。

「このような企画に参加できて、よかったです。 アフリカの状況を知ることができ、世界中でコロナの影響がでていることを感じることができました。なにか自分にできることがあるか、考えるきっかけになりました。 ありがとうございました。」
「モザンビーク支援と図解学習の一石二鳥な講座でした」
「このようなイベントをすること自体にとても意義があると思いました。今後も何か微力ですが、協力したいです。」
「無駄なく、濃厚な時間でした。
アフリカの生の情報を得られた事はとても勉強になりました。」

新型コロナウイルスは日本に大きな影響を与えていますが、今回のセミナーを通して、今まさに世界中で多くの方が影響を受けているという実感を持ちました。皆が大変な時こそ助け合いということで、Rubatoとしてできることはなんだろうと考えたとき、事業を通して支援することだろうと思い、今回はこのような企画を提供させていただきました。

オンラインでモザンビークをつないで感じたのは、zoomなどのビデオ会議ツールを使えば、世界の状況というのはすぐにリアルに感じることができるということでした。インターネットによって我々はより世界を身近に感じられることをあらためて感じた2時間でした。

課題があるのは、モザンビークだけではありません。国内でも多くの方が困っていらっしゃいます。Rubatoでは今後もセミナーを通して、そういった方を支援する活動をしていきたいと思っております。

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【公開中note一覧】
◆「人を動かす一人歩きする」資料Before→After
第1回 入門編①図解の基本形「一人で行くバー」をお薦めするスライド
第2回 入門編②2つの比較「ストアカ」をお薦めするスライド
第3回 入門編③図解の基本形「コーチングアプリ」をお薦めするスライド
第4回 基礎編①線グラフの基本 企業の変革を促すスライド
第5回 基礎編②スライド構成と図解 新規事業を提案するスライド    第6回 Before→After OBOG版(前編)~霞が関文学編~
第7回 Before→After OBOG版(後編)~霞が関文学編~
番外編 『PowerPoint資料作成 プロフェッショナルの大原則』
     Amazon週間売上ランキングのスライド

◆Rubato講師×note
1.ロジカルな図解のつくりかた(前編)
2.ロジカルな図解のつくりかた(後編)
3.アウトプット→インプットの話
4.Rubato流「オトナのパワポ正月遊び」
5.ターゲットを絞り、刺さる資料をつくるコツ
6.「かっこいい」デザインと「余白」の話
7.添削からわかる、伝わるパワポ資料3つの特徴~添削 of the Year
8.図解でわかる!新型コロナウイルス予防のコツ
9.外資系コンサルはなぜ資料作成にこだわる?
10.知る人ぞ知るPowerPoint効率化スキル
11.テレワークでのコミュニケーションスキルとは
12.【保存版】グラフを自在に操りたい人必見の書籍9選

【Rubatoの資料作成講座】

講座一覧はRubatoウェブサイトから

【Rubatoの書籍】


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外資コンサルでビジネススキルを先輩社員に徹底的に叩き込まれた松上純一郎を中心とする講師陣が教える資料作成講座では、論点志向、ロジカルシンキングなど総合的な仕事の基礎力と「人を動かす一人歩きする資料」を作るドキュメント・コミュニケーションスキルを養成します。
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