R. Shimada
記事一覧
長洲事件から考える「生活保護と自立」
上の記事で生活保護を受給し始めてからは「ただ生かされているだけだったようにも感じます」と書きました。
また⑧では「高卒で就職して家族を助けろ」と言われているような気がしたということも書きました。
今回はこのときのことを振り返りつつ、最近起きた生活保護廃止事件にも触れようと思います。
生活保護と自立
生活保護世帯の子どもが大学や専門学校へ進学するには世帯分離が必要です。
それにより子どもたちは家
東京大学の授業料免除制度を具体的に批判する
上の記事で学費値上げに「賛成」と書きました。
しかし記事の内容を読んでもらえれば分かる通り、あくまで「学費を払えない層に対する授業料減免制度が絶対のものであることを前提にした上」での「賛成」です。
この絶対の授業料免除制度は不可能であると考えている方もいると思います。
もしその方達の言う通りそれが不可能なのであれば、私は学費値上げに反対です。
最近東大で学費値上げの動きがあります。
授業料免除
なぜ東京大学には貧困層が少ないのか?
東京大学本部ダイバーシティ推進課は「なぜ東京大学には女性が少ないのか?」という問いを学内に掲出していたそうです。
こういう特定の属性にのみ存在する社会的な外圧を可視化する取り組みはとても重要だと思います。
一方で東大本部の貧困に対する取り組みは不十分というか、何もしてないのではないかという印象です。
それにも関わらず授業料値上げを検討しているということですが、まずは貧困層への支援強化が先だろうと
大学時代の記憶#2:駒場精神科
上の記事で大学時代には相当時間アルバイトをする必要があったという話をしました。
実はその結果体調を崩してしまい東大保健センターの精神科に行ったことがあって、そのときの話を書きたいと思います。
この頃はフルタイムで働いているのではないかというくらいバイトをしていて、その結果精神的に追い詰められ身体が重くて動けなるといった鬱のような症状が出てしまいました。
私の知る限り、困窮世帯から大学進学し働きな
私が国公立大学の学費値上げに「賛成」の理由
最近慶応義塾大学の伊藤塾長が国公立大学の学費値上げを提言したことが話題になりました。
意外に思われるかもしれませんが、私は学費値上げに「賛成」です。
(私の生い立ちについては以下の記事を参照。)
賛成の理由は大きく(1)既に学費は高すぎるということと(2)教育・研究のためのお金がないことの二つがあります。
まず(1)に関して、私自身も学費の問題に直面しましたが、現時点で既に国公立大学の学費は高
大学時代の記憶#1:五月祭
上の記事で大学時代について少し触れましたが、
ここではもう少し具体的なことを書いていきたいと思います。
五月祭
東大の学園祭は年に二度あるのですが、最初の方を五月祭と言います。
名前の通りこれは五月に開かれ、国内でも屈指の規模の学園祭だと思います。
五月祭の出店はサークルか一二年生が主体となっているものが多いんじゃないかと思います。
私が一年生のときもクラスで出店することは半強制的なものだっ
高校時代の記憶#1:多額の料金未納発覚
高校時代のことは上の記事で少し触れたくらいでしたが、今後は思い出したことをもう少し具体的に書いていければと思っています。
今回は上の記事に関連して思い出したことを書きます。
高額な携帯電話料金請求の理由
親に携帯電話料金を生活費に替える方法を教えたのは実は自分でした。
その頃、ポイント還元サイトのようなものがあって、そのサイト経由で有料サイトに登録するといくらかポイントがもらえるという仕組みで