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ローカルインタビューメディアをつくろう

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地域でインタビュー記事をつくるメリット&ノウハウを投稿しています。
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#コラム

神様のお恵みのようなローカルメディアのインタビュー。

神様のお恵みのようなローカルメディアのインタビュー。

ローカルインタビューメディアは地域にゆかりのある人に話を伺う。基本的には商店主や住民がメインなので、全国的に名の知れている方に会うことは基本的にないし、狙ってもいない。でも稀に、「え、あの人が出てくれるの?」という紹介をいただくことがある。

元サッカー日本代表の坪井慶介さんが、その一人だ。坪井さんは2017年まで湘南ベルマーレに所属されていて、その関係で茅ヶ崎に住んでいた。坪井さんがよく行かれる

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地域コンテンツマーケティングとしてのローカルインタビューメディア

地域コンテンツマーケティングとしてのローカルインタビューメディア

いろんな地域の方にインタビューをしていると、それまで会ったことがなかったのに妙にやっていることが似通っている人に会うことがある。

先日お会いした方はマーケティングを生業にしていて、そこで培ったスキルを地域で活かす活動をしている。そして、その地域活動を仕組み化して他の地域にも展開できないか画策をしていた。汎用的なパッケージを作ることで、横展開&自走ができる仕組みだ。

↓この方

地域で活動をして

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読者・出演者・地域の三方良し。ローカルインタビューメディアが目指す記事の形。

読者・出演者・地域の三方良し。ローカルインタビューメディアが目指す記事の形。

ローカルインタビューメディアを作る上で、インタビュアー泣かせな出演者に会うことがある。その一つのタイプとしては、「まるで虚栄心がない人」だ。

「まるで虚栄心がない人」は、ご自身がやられていることがすごいことだという自覚がないか、もしくはそれをよく見せようという気がない。これは謙遜とも違う。なんなら「こんなの語るようなことでもない」ぐらいに思っているようにも感じられる。

例えば先日、JAXAの研

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年代やジャンルを越えて人に会う方法。越境ツールとしてのローカルインタビューメディア。

年代やジャンルを越えて人に会う方法。越境ツールとしてのローカルインタビューメディア。

ローカルインタビューメディアをやっていて本当に良かったと思えることの一つは、まったく知らない世界を覗けること。メディアの特化の仕方は「ジャンル」か「エリア」があるが、「エリア」にすると様々なジャンルの人と出会える。

この一年でインタビューをした人は、魚屋、アイス屋、カフェ、創作料理屋、花屋、カイロプラクター、整体師、美容師、不動産屋、アパレル、スーパー、パン屋、出張自転車屋、プロサッカー選手、プ

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インタビュー相手の選び方。応援されている人、したい人。

インタビュー相手の選び方。応援されている人、したい人。

ローカルインタビューメディアをつくる上で肝になるのがインタビュー相手だ。そのインタビュー相手の選定基準は、全国的には無名でも、「地域で応援されている人」にするのが上策だと思っている。地域で応援されている人にはまずそれだけの理由があるし、身近にファンがいるのでローカルエリアでの宣伝が自然に発生していくからだ。

ここまでは前置きで、私がローカルインタビューメディアを運営するうえでそれ以外の選定基準で

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「初対面60分1本勝負」のインタビューで気をつけること。

「初対面60分1本勝負」のインタビューで気をつけること。

ローカルインタビューメディアの記事を作る上で、都内勤務の会社員という本業がある以上、どうしてもインタビューは「初対面60分1本勝負」でやりきることになる。残念だけど、何度も会う時間は取れない。(たまに時間オーバーしちゃうけど)

だからそのインタビュー中にどれだけ打ち解けられるか、本音で話してもらうかに気を配りまくる。勝負は事前準備から始まっていて、しっかりやってから行くとスタートダッシュを切れる

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無性別の方にインタビューした話。

無性別の方にインタビューした話。

ドラマのgleeをきっかけにセクシャルマイノリティー の問題(新潮45とかね)について関心があったが、これまで当事者と知り合うきっかけがなかった。でも先日20歳で手術を受けて(許可が出るのが20歳から)戸籍を変えた性同一性障害 の方にインタビューをする機会ができて、すごく勉強になった。

↓この方

まず、性自認の話。世の中には「男性」か「女性」しかないと思っている人が大半だと思うけど、実は「無性

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