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コラムその2 編入学試験の数学について
理系学部への編入を志す学生さんにとって数学という科目は合否を分ける非常に重要な科目です。編入学試験で合格するためには、複雑な計算を迅速かつ正確にこなせる計算力が必須です。いくら素晴らしい解法を閃いても、計算ミスをしてしまっては正解を得ることはできません。計算ミスを頻繁に起きる人や計算が遅いと自覚している人は、必ずその弱点を克服してください。
何故ならば、編入学試験は学部入試に比べて受験科目が少な
福井大 工学部 建築・建築都市環境工学化 編入学試験 数学 出題傾向
大問7題〜12題
試験時間90分
・微分
高校理系数学の微分の基本計算が毎年出題されている。積の微分・分数の微分・合成関数の微分などの計算を十分に練習しておくこと。
・積分
高校理系数学の不定積分・定積分の基本計算が毎年出題されている。高校で学習する積分公式を一通り復習しておくこと。
・線形代数
行列の演算(和・差・積)・逆行列・行列式・固有値・固有ベクトルなどの基本的な計算問題の出題が多い。連立
神戸大 工学部 編入学試験 数学 出題傾向
大問4題
試験時間90分
・微分
二変数関数関数の極値や最大値・最小値を求める問題、二変数関数の連続性・偏微分可能生・全微分可能性に関する問題、二変数関数のマクローリン展開などが例年出題されている。
・積分
主に重積分・3重積分に関する問題が出題されている。年によっては定積分の値を求める問題や積分の漸化式を導出する問題も出されているため、あらかじめ一通り予習しておく必要がある。
・線形代数
例年2
東京電気通信大 編入学試験 数学 出題傾向
大問5問
試験時間120分
・微分
二変数関数の極値を求める問題が多く出題されている。チェーンルールなどの合成関数の偏微分も押さえておくこと。
・積分
二重積分だけでなく、三重積分からも出題されている。累次積分の積分順序の入れ替えや極座標への変数変換についても十分に学習しておくこと。
・線形代数
連立方程式・逆行列・行列式・対角化などの基本的な内容は十分に学k週した上で、線形写像の分野の学習を進め
東京農工大 工学部 編入学試験 数学 出題傾向
大問4題
試験時間90分
・微分
ここ数年は毎年、2変数関数の極値を求める問題が出題されている。まずは正確に偏微分して停留点を求めるのだが、その際に2つの偏導関数から連立方程式としてどのように解を求めるのかがポイントとなる。xとyに対称性があればその性質を利用すれば合理的に求めることができる。対称性がない場合は一方の文字を消去させて求めるという典型的な方法を用いると良い。また、判別式による判定も忘
京都工芸繊維大 工学部 編入学試験 数学 出題傾向
大問4題
試験時間90分
・微分
微分・偏微分の定義を用いた問題、2変数関数の極値を求める問題、陰関数の極値を求める問題などの出題頻度が高い。
・積分
近年、1変数の難易度の高い不定積分・定積分の出題が目立っている。日頃から様々な積分の計算問題に触れて、十分に準備しておく必要がある。一方で重積分の出題頻度は比較的低い。
・線形代数
逆行列・行列式・固有値・固有ベクトルなどの基本的なテーマと関連した
コラムその5 編入学試験に合格するためのコツ
編入学試験に合格するための必須条件を改めて書いておきます。編入学試験はきちんと準備すれば合格することはできますが、気を抜くと簡単に不合格になってしまう試験です。常に以下の三つの条件を心がけましょう。
志望校を多めに設定し、滑り止めの大学も準備しておきましょう。志望校を増やすことで受験の機会が増えるため合格するチャンスが増えます。滑り止めの大学を準備することで、気持ちが楽になりリラックスした状態で
コラムその3 志望理由書の添削について
当センターでは編入学試験・大学院入試試験の願書を提出する際の志望理由書と面接の対策を行っています。試験に加えて評価の対象とされるのが志望理由書と面接です。面接が点数化されていない様な大学でも重要視される場合もあるので、出願前に志望理由書を作り込むことと、試験日の数週間前から面接対策を入念に行う必要があります。
志望理由書で求められることは「なぜ編入学を希望するのか」「なぜ本大学への入学を希望する
コラムその1 理工個別指導センターの利用方法
当センターは中高生・高卒生に加えて、全国でも数少ない大学生を対象とした塾です。大学生の利用目的は様々です。大きく3つに分かれます。編入学試験対策・大学院入試対策・大学の定期テスト対策です。
開校当初の予想に反して定期テスト対策を希望する学生さんが多いことに驚きました。生徒さんからお話を聞くと様々な事情で当センターに問い合わせいただいたことが明らかになりました。以下にまとめます。
1.先生の授業
小樽商科大 工学部 編入学試験 数学 出題傾向
大問6題
試験時間90分
・線形代数
出題範囲は他大学に比べて幅広い印象を受けます。 まず最初に学ぶべきことは行列同士のかけ算です。どのような時にかけ算が定義されないかを確認しましょう。 次に優先順位が高い範囲は「固有値・固有ベクトル・対角化」になります。しかし、この分野は「連立方程式、行列式、逆行列」などの他の分野の理解が必要になりますので線形代数の中で最も重要な分野になります。通常の行列の場