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コラムその3 志望理由書の添削について

当センターでは編入学試験・大学院入試試験の願書を提出する際の志望理由書と面接の対策を行っています。試験に加えて評価の対象とされるのが志望理由書と面接です。面接が点数化されていない様な大学でも重要視される場合もあるので、出願前に志望理由書を作り込むことと、試験日の数週間前から面接対策を入念に行う必要があります。

志望理由書で求められることは「なぜ編入学を希望するのか」「なぜ本大学への入学を希望するのか」「将来やりたいことは何か」の3点が主要なテーマとなります。これまで多くの生徒さんの添削をお手伝いしてきた中で多く見られる傾向としては、内容がごく一般的で目的意識が不明確なことが多いです。志望理由書は多くの場合、文字数が制限されています。「どうにかして文字数を満たす」という意識ではなく「制限された文字数に収める」という意識の元に内容が充実した文章を作成する姿勢を持つことが必要です。まず、最初の添削で生徒さんに求めることはありきたりな文章は排除して、自分にしかかけないこれまで経験した具体的エピソードで満たすことを求めます。試験管は多くの志望理由書を読むため、印象の薄いものは不利になります。志望理由を掘り下げさせることで自己を見つめ直すことで、特徴的な文章が生まれます。

編入学を志望する理由を第三者が読んでも納得できるように、論理的かつ具体的に書く必要があります。別の専門分野を希望する場合は特にその理由は重要です。「なんとなく」や「憧れ」といった表面的な理由では試験管を納得させることはできません。

なぜその大学を志望するのかを明確にまとめておきましょう。そのためにはその大学の特徴を知らなければいけません。HPやオープンキャンパス、パンフレットなどを入念に確認して、どの大学の特徴や他の大学との違いを把握しましょう。

最後に、将来の目標をある程度明確にしておきましょう。そもそも編入学を希望するということはある目的を達成するためであり、その目的とは将来の目標と結びついているはずです。具体化させることが難しい場合は、どのような業界にどのような形で携わりたいか、どのように社会に貢献したいかは最低限決めておく必要があります。

これまでの活動実績についても記述することもお勧めします。学校の授業だけでなく、フォーラムやボランティアに参加したことや英会話教室に通っていることでも構いません。将来を見据えて、現在できる限りの努力をしていることをアピールしましょう。

以上の内容を簡潔でわかりやすい文章にまとめることで、印象に残る志望理由書になるのではないでしょうか。当センターでは志望理由書の添削のサービスも行っております。よろしければご検討くださいませ。

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