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宮沢賢治と世界のイニシアチブ
久しぶりに『ポラーノの広場』を読んだ。
私にも私の世界があったのを思い出した。
私もリンネルのシャツを持って来ているはずなのだが、まだ肌寒いから卸すにはちょっと早い。代わりにオックスフォードのシャツでも着ようか。
宮沢賢治というと花巻へ行ったときのことを思い出すが、まだ思い出の整理がつかないので別の小話をしよう。
ちょうどこのときも私は宮沢賢治に触れて、自分の世界を取り戻したのだった。
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書けないエッセイ、書けない手紙
明後日に何を投稿しようか、まだ迷っている。
まだ自分にほどよいエッセイの書き方を掴めていない感覚がある。今まで習慣的に書いていなかったのだからむしろ当たり前だ。
力みすぎているところがあるのだと思う。
大発見をして、興奮しながらペンを走らせたときに出来上がった過去の大作への思いを引きずり、あれをどう生み出そうか、あの時はどう書いたんだっけ、と悩んでいる。そんな調子だ。プロジェクトXを延々
エッセイを練習したい
いつしか私は文章が書きたくなっていた。
そういえば、小学校の卒業文集の中に、将来の夢を書いたページがあった。ページを開かずとも覚えている。
私はその欄に「作家」と書いたのだ。
どうしても思い浮かばなかった私は最後まで空欄にしていたのだが、見かねた先生と数人のクラスメイトに「作家にでもしといたら?本好きだし」と言われたので、私は渋々そう書いた。
不服だったからはっきりと覚えている。不服だったけ