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【249冊】小説『Message』出版から1年。

――この1年で、手売りで214冊、Amazonから34冊、合わせて249冊の『Message』を届けることができたというわけです。


人生は物語。
どうも横山黎です。

今回は「小説『Message』を出版してから1年」というテーマで話していこうと思います。

📚『Message』出版から1年

僕が大学生作家と名乗るようになったのはちょうど1年前からでした。初書籍『Message』を出版したからです。

小説『Message』は成人式の物語。成人の日の夜に歩道橋の階段から転落死した青年が遺した「110」というダイイングメッセージの謎を解き明かしていくヒューマンミステリーです。僕の20年分の思いをこめた集大成のような作品になりました。



20歳の物語だから、20歳のうちに本にしたい。

そんな思いから、是が非でも21歳の誕生日(6月30日)を迎える前に出版したいと考えていました。スケジュール的に厳しいかと心配しましたが、全力で編集作業を行い、どうにか間に合わせることができたんです。

結局、出版日は6月29日。僕が20歳でいられる最後の日に出版することができたんです。

Amazonのサービスを使って出版したんですが、本ができたからといってそこでゴールではありません。むしろスタートです。まだ無名の作家の本が見つかるはずもないので、自分で届けることにしました。


📚手売り、紹介、イベント……

まず始めたのが手売り。大学の友達から、教授、小中高の旧友、お世話になった先生方、母親のママ友、飲みの席で知り合った初めましての人、バーのマスター、シェアハウスのオーナー、イベントの参加者など、振り返ればいろんな人と会い、届けてきたものです。

そんなことを1年間繰り返してきて、気が付けば手売りの冊数は215冊。自分から動き出さなきゃその値がゼロに等しかったと思うと、行動する意義、価値を再認識できますね。


手売りだけじゃ届けきれないと思い始めたのが、ビブリオバトルでした。

ビブリオバトルとは、自分のおすすめの本を5分間で紹介する書評合戦のこと。高校時代から公式戦に参加していた僕は人よりも本を紹介するのが得意なので、だったら自分の本を紹介すれば、認知を広めることができるのでは?という仮説のもと、挑戦することにしたんです。

どうにか全国大会に進出できたんですが、結果は惜しくも準決勝敗退。悔しい思いをしました。しかし、自著でビブリオバトルに挑戦したことに注目が集まり、大学広報室の方や新聞社の方から取材されたり、大学図書館や大学生協の書籍部、大学近くの本屋さんに『Message』を置かせてもらうことができたんです。

結果こそ振るわなかったけれど、結果以上の出逢いや機会を生み出すことができました。



ビブリオバトル以降は日々の手売りに加え、自分でイベントを企画、運営することにも挑戦しました。『Message』にまつわる写真やイラストを展示する「Message展」、そして、『Message』にまつわるエピソードを物語る「BOOK TALK LIVE “Message”」を開催したんです。

どちらも大学の図書館の中にある施設を利用したんですが、とってもいい体験でした。やっぱり対面で会える場所をつくって、作品の認知を広めたり、購買意欲を掻き立てたりすることが必要だってことを学べました。

「BOOK TALK LIVE “Message”」には30人のお客さんが来てくださったんですが、公演後に物販を行ったところ、15冊売れました。『Message』を読まれていない方が15人いたので、全員に作品を届けることができたのです。



また、僕は毎日noteの記事を更新しているんですが、そこでも何かにつけて宣伝していました。1年前までほぼ稼働していなかったInstagramを使い始め、手売りの様子をストーリーで更新するようにしました。地道な宣伝を繰り返したこともあり、Amazonで購入してくれる人もいました。さっき確認してみたら、Amazon経由で購入されたのが34冊でした。

つまり、この1年で手売りで214冊、Amazonから34冊、合わせて249冊の『Message』を届けることができたというわけです。


📚これからも伝えにいく

小説『Message』をつくっているさなか、自分の名刺代わりの作品にしようという気持ちが芽生えました。作品を通して、横山黎とはどういう人物で、どういう作風で、どんなことを伝えたい作家なのか、伝えようとしたんです。

だからこそ、作品を読んで僕のことを受け止めてくれる人は少なくないし、その人柄に信頼を置いてくれる人もいました。それを狙いにいったとはいえ、本当に有難いものです。

おかげさまで縁の輪が広がっていって、新聞にも載ったし、ラジオに出たし、今度高校で講演するかもしれないし、作文教室の先生の依頼も来ました。また、経営者さんやフリーランスの方々とも知り合って、生き方や価値観を見つめ直すきっかけにもなりました。

自分で動いて届けてきたからこその今がある。そんなことを思います。

手売りだけで食っていけるわけではありませんが、分かりやすく信頼や応援が可視化されるので、これからも届けにいきます。そして、作品を通して感謝と愛情を伝えにいきます。


小説『Message』のAmazonのリンクを貼っときますね↓↓↓


もし、僕から直接買っていただける方がいらっしゃいましたら、コメント欄で教えてください。現実的に可能だったら、届けにいきます!
#できる限りどこへでも飛んでいきたい

最後まで読んで下さりありがとうございました。

20230628 横山黎



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