人生の追い風と、向かい風。
――今自分に吹いている風が追い風なのか、向かい風なのか、それを見極めて、自分の進むべき道を見定めることが大事
人生は物語。
どうも横山黎です。
大学生作家として本を書いたり、本を届けたり、本を届けるためにイベントを開催したりしています。
最近は音声配信も始めました。毎週金曜日22:00から僕のお気に入りの本を紹介するライブ「FAVORITE!!」を開催しています。興味を持たれた方は是非遊びに来てください。
今回は「人生の追い風と、向かい風」というテーマで話していこうと思います。
📚2日連続の「向かい風」
僕は教育学部の大学4年生なんですが、ちょうど今、教育実習中なんです。どこに行っているとか、何をやっているとか、詳しいことはもちろん言えないんですが、今回必要になってくる僕の住んでいる場所からまあまあ遠い場所にあることだけ言っておきます。
バスを二本乗り継いで1時間弱かかるという、僕にとってアクセスの悪い小学校に通っているんです。
僕はどちらかといえば時間にルーズな人なので、こういうちゃんとしなきゃいけない場所こそ意識して行動しなきゃなと心掛け、出勤の15分前に着くように出発したんです。これが初日のことです。
しかし、この日は台風が直撃して大雨が降りました。それもあってか、バスは5分くらい遅れて到着するし、道が混みすぎて全然バスが動かない。結局、20分くらいかかる道を、40分以上かけて走行したんです。
結局、出勤時刻の15分後に着く事態になりました。結果的に、実習初日から遅刻という事態に……。
「明日はこんなことにならないようにしなきゃ」と思い、昨日は一昨日の初日よりも早く家を出たんです。そしたら、やってきたバスは満員で乗れませんでした。何故か、めちゃくちゃ混んでいた。僕だけでなく、何本もバスを乗り過ごす中学生もいました。
仕方なく次発のバスを待つことにしました。ちなみにその時点で出勤時刻には間に合いそうになかったので、学校に電話をかけました。初日に引き続き遅刻する旨を伝えました。こんなにももどかしい電話はしたことがありません。
しかし、わざわざタクシーを使うわけにもいかないので、バスを待っていました。しかし、次発の時刻になってもなかなかバスが来ません。5分……10分……結局、待ち望んでいたバスが到着したのは予定時刻よりも15分以上遅れた頃。あと数分で出勤時刻を迎える頃でした。
結局、学校に着いたのは出勤から30分以上経った頃。教頭先生も担任の先生も受け入れてくれたからよかったものの、僕の胸の内をさらすと、「なんでこんなことになってるの?」です。
連日僕に吹き付ける向かい風に、憂鬱になってしまいました。
📚追い風か、向かい風か。
僕は「タイミング」とか「波」とか「運命」とか、そういうものを大事にしていて、そのときに吹いている風が、追い風なのか、向かい風なのか、立ち止まって判断する瞬間が多々あります。
今回紹介した教育実習のくだりは明らかに向かい風が吹いているといえます。結果主義で考えれば僕に非がありますが、僕が望んでそうなったわけではないし、むしろそうならないように予防までしたのに虚しい結果を生んでしまった。
そのときに僕は、「あ、やっぱりこの道じゃないんだな」と思ってしまったんですよね。つまり、僕は教員の道を歩むべきではないってこと。
そういえば、教員採用試験の日に、同じようなことを思ったことを思い出します。
僕は結局教採を受けませんでした。なるとしても講師で、教員にはならないと決めたんです。で、みんなが試験を受けているなか、僕は以前から気になっていた『怪物』という映画を観にいったんです。鑑賞後、「このタイミングで観るってことはそういうことなんだろうなあ」と思ったんです。
というのも、映画『怪物』では、学校組織に追い込まれる教師の姿が描かれていたんです。その教師は精神的に病んで、自分を投げ出そうとする寸前までいきました。教員採用試験の日にこういうものを見てしまうってことは、そういうことなんだなと腑に落ちたんです、
つまり、教員の道の奥から向かい風が吹いていると気付いてしまったんですよね。
📚追い風だって吹いている
自分の意図しない領域で起こる運命的な巡り合わせに、僕は基本的に降伏の姿勢を取ります。向かい風が吹いているなら引き返すし、追い風が吹いているなら駆け出していく。それが最近の僕の姿勢です。
ネガティブな向かい風の話題が続いたので、最後は最近吹いた追い風の出来事について共有しますね。
僕は1カ月前くらいからインタビュアーとして活動していました。別に仕事というわけではなく、とあるきっかけで2週間で20人くらいの人にインタビューしていたんです。趣味がインタビューだったんです(笑)
人の話を聴くことを繰り返しているうちに、「もっといろんな人の話を聴きたい」と思ったし、「自分に向いているかもしれない」とも思ったんです。日常のなかでも、聞き上手だねと言われることは少なくなくて、人の相談に乗ることもなぜか多かった。今までその事実を受け入れつつも、上手く何かに活かすことができなかったんですよね。
しかし、インタビューは、「きく力」が求められる。もちろん、僕はまだまだ伸びしろがあるけれど、極めていく甲斐のある分野だと思いました。
それを肯定するかのように、先週、追い風が吹いたんです。
以前ラジオ出演させていただいた番組から、ラジオのパーソナリティーとしての依頼があったんです。その番組は「Dream Dream Dream」という夢をテーマにした内容をお送りしているんですが、インタビュアーとしていろんな人の夢を聴いていってほしいと誘われたんです。そのときに真っ先に思ったことがあります。
「あ、追い風が吹いてる」
そう、インタビュアーの活動を始めて、そのやりがいに気付いた矢先、ラジオ番組でのインタビュアーとしての仕事の話をいただけるなんて、追い風が吹いているとしか思えないじゃないですか。
だから、僕はすぐに引き受ける旨を伝えたし、追い風の力を借りて、いけるところまでいってみようという気持ちになれたんです。
ちなみにですが、本日16:00からラジオ出演します。これからパーソナリティとして活動していく意気込みを話しているので、是非お時間ある方は聴いてみてください。リスラジというアプリで聴けます!
今自分に吹いている風が追い風なのか、向かい風なのか、それを見極めて、自分の進むべき道を見定めることが大事だよねという話でした。最後まで読んでくださりありがとうございました。
20230906 横山黎
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