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藤田 淑子
2023年7月27日 19:12
この気持ち心の中にとどめればいつまでだってあなたといられる叶わないそれが唯一の救済か消えることのない想いの果てまでわからない揺れるあなたと一粒のビーズの輝き夕日に照らすこの色が好きな色だと気付いたのわかるなんとなくたとえ隠してもどれほどの小さな声で話しても聴き取るあなたが嫌いになれないつらくても見える音楽聴く絵画そういうものがあるから幸せ絵を描こう悲しみの絵や優しい絵そうい
2023年7月22日 18:30
がっかりだあなたがそんなに空っぽで他人を見下す人間だとは馬鹿らしい表面だけの優しさや丸くおさめる生き方などは芸術は「良いものを作る」それだけが目的じゃない衝動がある「人間」はそれぞれ事情があるのです「敢えて」や「わざと」にも意味がある「考えろ」その言葉そのまま返すあなたは私を何も知らない抱えきれぬ言葉で溢れるこの世界あなたがただ知らないだけで見くびるなお前のほうが浅はかだ「
2022年12月4日 12:28
できもしないくせにやりもしないくせに自分の言葉で言えないくせにネットの海で拾った言葉自分の武器にでもなると思ったか細く長く蛇にでもなるのかい?何も続けられない分際で無理しないでと優しい言葉をかける人間の本音知りもせずそんなにも辛いというなら少しでも病人のフリして見せてみろ狭い村の中いつまでも篭っていればいい二度とあらわれるな鍵のかかった城は安全でいいね誰からも攻撃されない
2022年11月26日 11:55
もみ消して逃げるだけなら楽だろう流れ流されて何処かいっちまえ許すとか許さないとか無関係ただ自堕落で愚かなお前苦しいかそうかそうだろう誰一人救えやしないぬるま湯のなか投げ出して無かったことにすれば良いそれをお前は何度繰り返す都合良く被害者面をしていれば逃れられると信じているのかいつまでもそこから出ないでいれば良い安全な場所狭き檻の中楽だろう仮面をかぶる人たちに餌与えられ宥めら
2021年7月12日 21:34
避けていたあの空へ続く通り道あなたの瞳の奥底にある万華鏡記憶くるくる遠ざかり明日を描いた夢うつつでも雨宿りいつまで続くざあざあと降れども何も流してはくれぬ虹の橋いつの間にできた庭先にあの一言を今すぐに消せ少しでも期待した私愚か者君のささやき小鳥のはばたき理解など他人は到底できぬのだ鏡の前で夢語るとき好きにしろ綺麗なものだけ見ていれば何も進まぬ止まった時計閉じ込めた理想の
2021年7月2日 16:45
待ち合わせあなたは遅れてくるでしょうそれでも待つのが嫌いじゃなくて遠い目が琥珀のように輝いて寂しさの色じわり浮き上がる虚しさとあの場所に流れた空気涙とともに消えずに残る紙袋ぶっきらぼうに渡されて目の前にきらり星が瞬く「開けてみて」優しい声で言う君は誰にでもそうするのだろうかピンバッジきみの絵に似ていたからと受け取り左胸に落ちたまま筆圧が高いわたしにくれたのは透かして見えぬこ
2021年6月14日 19:25
いつまでも降り続けるその雨は過去 どこかへ連れ去られてしまった君美しき夢は心地良い場所だけど いつしかそれも消えて無くなる人間は時間と記憶に支配され「生きられるよう」できているのだ夕闇に隠れた手足は薄汚れこちらへ来るなと合図を送る夜風から浮かび上がった線なぞりどこまでもつづくここに無い国あまりにも夢を見すぎてしまったかフワフワと浮く地上3センチ甘口のホイップの上に溶けた蝋
2021年5月9日 21:11
差出人英語の表記に騙されて異国の便りと見間違う朝セロハンで止めた口から見えるのは定形外と格闘する君慎重にひらいた中身は眩しさで目もあけられぬショッキングピンク黒い線書かれた文字はあたたかで少し控えめ少年の顔ゆらゆらと紙面に浮かぶ輪郭はあのキャラクターか小鳥の翼か落描きの行方を目で追いかけまわしあなたの筆跡には勝てなくて一日を司る影きみの文字時間を止めては夢へと誘うゆっく
2021年4月2日 18:43
その海は誰の涙でできている確かめる前に両足を浸すひび割れたグラスにうつるその女(ひと)は時が経つほど美しく光る溺れても大丈夫ですその波はあなたの心奪えやしないいつだって優しい言葉をくれるのは傷付けたくないからそれとも花びらが散る頃にもまだ降り注ぐ紙吹雪のよう気まぐれな言葉唾を吐き馬鹿野郎などと叫ぶならアスファルトになれ雑草になれオーロラに光る眼鏡をかけてみてどうだいこの世も
2021年1月1日 17:20
住む街が纏う空気も殺気立ち減り続ける菓子増えるゴミ袋スコールで地が固まらずどうしようグラスに雨雲うかべた過去よ夢だって見なかったふりフラフラと揺れる天秤戻れない日々誓います健やかな時病める時その効力はどの程度かしらあなたなの?返事待つから永遠にいつか会える日が来ると信じて咲き誇れ誰一人認めなくたってこの花はわたし 生きている限り散々な思いしたって生きられる明日が来たってまた
2020年12月10日 12:57
持ち続け愛しさ溢れど近付けず奪いたくないあなたの自由舐め回すアイスクリームの蓋の裏私はやらずに少し残したい透明で何か注げばうつし出す小洒落た脆いグラスの男手加減が分からぬ私は込めすぎた力の強さで割らないようにと夢の中よく出てくるのは荒れ果てたおとぎの国のタイニーハウスそのどれもあなたの家でないことは分かっていながら夕焼けに託す大雨が綺麗な雪に変わるほど都合良く寒さ現れてくれ
2020年11月20日 20:35
じたばたと転げ回って表情を変え続けても驚かぬ君あなたにはどんな姿に見えている諦めずしがみつく私の影愛される自信がなくて月影にうつして薄目で見る臆病ゆえこわいんだあなたに何処かへ行かれたら居場所持たない寂しさを見る雨よ降れいつまでも降れこの場所で選択肢奪う口実となれふられれば安心するのかこの心拒否され嫌われるのには慣れたよ痛くない胸の奥へと突き刺さる棘の大きさ気付きたくない
2020年11月20日 01:31
「あの時にこうしておけば」と言う人と「あの時」すら無かった己の日々後悔をしない道選び歩んでも生まれた時代(とき)は変更が効かず私には普通のことが分からないあなたの邪魔にはなりたくなくていつまでも手放すことが出来なくて遂に形にして並べ始めこんなにもたくさんの想い伝えたらあなたは重さに耐えられるかしらこの気持ち全てを明かす時までに私は幾度も更新(交信)を続け夜を待ちわざと彷徨う
2020年11月13日 23:21
あの女(ひと)もあなたもきっと真ん中でいつか出逢うわ星と瞬き私にはなんの資格も無いのならせめて静かに願いだけを込め甘い嘘それでも嬉しかったのさ外に出れない今年の夏が間違ったことがこれほど嫌なのに根本から歪む己の想い三角の点が消えたの一つだけ残った二点は繋がらないのに幻が消えずに寧ろ愛おしくあなたの中に残る虚しさ私には一体何が出来るでしょう繋がった先空のむこうで自由まで奪