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現代短歌 《大空はどこまで》

避けていたあの空へ続く通り道あなたの瞳の奥底にある


万華鏡記憶くるくる遠ざかり明日を描いた夢うつつでも


雨宿りいつまで続くざあざあと降れども何も流してはくれぬ


虹の橋いつの間にできた庭先にあの一言を今すぐに消せ


少しでも期待した私愚か者君のささやき小鳥のはばたき


理解など他人は到底できぬのだ鏡の前で夢語るとき


好きにしろ綺麗なものだけ見ていれば何も進まぬ止まった時計


閉じ込めた理想の花は何色か私は望みを叶えられないが


言い訳を続けて過ぎたあの頃は気付かぬうちに枯れゆく花よ


大空がどこまで続いているのかをあなたは知ろうとしないのだろう

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