【お絵描きダイエット】インフルエンサーは彼を太らせないのか？

彼は奇妙なダイエット方法を思いついたらしい。
私はそれを聞いて、これはめんどくさいなと思った。

なぜ彼がこんなことをやっているかを聞いてみたら、ただ痩せたいのだと言う。
そして、これが自分に合っているのだと言う。

確かに痩せるという理性的な抑制を達成させるには、ある程度の手間も必要かも知れない。だがもっといい方法があるのではないかとも思う。
彼の妙に論理的なダイエット方法をまとめてみた。

必要なものは、
・インフルエンサー
・絵を描く道具
のみみたいだ。

普通は健康的な食事、運動、あとはサプリメントとかだと思う。
彼は一見ダイエットから何も関係がないものから自己の体を絞り上げているようだ。

これらを使い３つの手順を踏む。
１、食事の写真をとる。
２、食事の絵を描く
３、インフルエンサーの投稿に描いた絵をリプライする
これだけらしい。

私はこれを聞いた時、ダイエットとは別の話のしているのかなと思った。
これだけ聞いてもどう痩せるか検討がつかない。
私は彼に聞いてみた。

私は彼に「これをどれくらいやったの？」と聞いた。
「２週間くらい」と言った。
「痩せたの？」と聞いたら、「そんなに痩せてない」と言った。
効果ないのかと思ったが、彼は「時期痩せていくんだ」と自信満々に言った。
私は彼に詳しく聞いてみた。
「なぜこの手順を踏まなくてはいけないの？」

彼は説明してくれた。
「まず、手順１、食事の写真は絵を描くための資料として撮る、全部撮る、描くために撮るんだ。僕は毎日毎食、食う前のシャッター音を欠かさない。外食はもちろん、家での名も無い料理にも、つまみ食いにもね。めんどくさいけどこれが大切なになってくる。
そして、手順２、撮った写真を元に絵を描くんだ、ラーメンを食べたらラーメンのイラストを描く。この時に、ある制限を設けることが大切なんだ。描く時間は1日1時間と決める。正直このダイエット方法でこの時間制限と言うポイントが一番重要になってくる。時間を決めたらそれ以上は描かない。なぜ制限をかけるかは次の項目に関係してくるから合わせて教えるね。
最後に手順３、インフルエンサーへのリプだ。まずこれはどんな人へ送るかが大切になってくる。どんな人かと言うと、食事系の人、毎日投稿する人、いいねや返信がたくさんある人、これらを満たすことが重要なんだ。また、バズっている食事系ツイートのリプ欄には、各々の自分の食事を教える返信が多い。弁当の投稿なら、自分の今日の弁当をリプライする人が出てくる。こちらもその文化に合わせてリプをする。それにたくさんの反応があるほうがいい、それは私の食事の絵を見られることになるからだ。絵のクオリティによって反応が変わる。先ほど言った絵の時間制限は、食べる量によって絵のクオリティに変化をつける目的がある。食べる量が少なければ描く量も減る。描く量が少なければ、その分１つ１つに時間をかけることができるのでクオリティが上がるんだ。低いクオリティのものを多くの人に見られるのは恥ずかしいだろ？だから必然的に絵に力を入れるため食べる量が減って、結果痩せると言うわけなんだ。」

なるほど、私は少し納得した。
たしかに食べた分だけ絵を描くのはめんどくさい、食べる前に写真を撮るのもめんどくさい。食べたい葛藤の際、「これ食べたら太るかも」に「食べたら後々めんどくさいよな」が付け加えられる。
手間を増やすことで、無駄な食事を断念する理由を増やすダイエット方法なのかもしれない。
これは別の問題が出てきてそうだが、私は彼の痩せる様を期待したい。