映画 キングダム 興行収入35億円突破!! 映画の大ヒットの為のマーケティングを考える

先日、大人気漫画キングダムを実写化した

映画 キングダムの感想記事を書かせていただきましたが

何と既に興行収入35億円を突破したそうです!


いやーめでたい!

過去の感想記事は以下のリンクにあります。

①映画 キングダム ヒットの理由


私は感想記事で興行収入の数値予想を行い、

30億から40億程度ではないか

と予想しましたが

全然甘かったですね。

既に35億円突破ならば40億突破は固いでしょう。

まさかの50億円突破の超ヒットもあるかもという予想の方が当たる可能性が高そうです。

映画キングダムの続編はまず作られるであろうラインは突破してきたので本当に嬉しいですね

よく、漫画の実写映画化はコケルと言われていますが、それは原作漫画の世界観をファンの許容範囲を超えて壊している要素があり、漫画ファンからの支持を得られないからコケルのです。

映画、キングダムは原作ファンからも褒められる世界観になっていたので大ヒットは必然だったのでしょう。


② 映画のマーケティングを考える


一昔前にステルスマーケティングという言葉が流行りましたが、

もはや、企業側のステマによる宣伝活動

有名俳優、女優を使った広報活動

匿名口コミサイトでのサクラの書き込みによる流行っているような雰囲気作り

大量のポスターやCMでの広告宣伝では

消費者は映画館に足を運ばなくなっていると感じています。

消費者は時代とともに賢くなっていますし、何が信頼できる情報なのかを見つけ出しています。

消費者はどんな情報を元に楽しそうな映画を選んでいるのでしょうか?

それは

信頼できる知人からのリアルな口コミだと思います。

信頼できる知人とはSNSで繋がっている知人

リアルで繋がっている知人

両方が該当します。

自分の感性に近いと思う人が楽しかった映画ならば自分自身も楽しめる可能性が高いと多くの消費者が気づいています。

この映画楽しかったよとオススメしてくれる知人はあなたに嘘の情報を流して損をさせようなんて気持ちは一切ないのですから

匿名の口コミサイトやレビューサイトよりも信頼されるのは当たり前だと思います。


結局、映画の製作会社、配給会社は映画を大ヒットさせたいならば消費者が楽しいと思える作品を作る事に全力を注ぎ、

従来使っていた広告費の分も制作費に回した方がヒットする確率は上がっていくと思っています。

つまらない映画はどんなにお金をかけて宣伝しても日本中に知人の繋がりが生まれている現代社会では良い口コミは広まりません。

逆に面白い映画は全く宣伝しなくても感動体験を共有したい欲求が人間にはあるので勝手にリアル口コミが広まり多くの人が知る事になります。

その際たる例が

カメラを止めるな

でしょう。

最近ではボヘミアンラプソディーや翔んで埼玉も

口コミの効果で大ヒットしました。

キングダムも制作費10億円以上という日本映画としては莫大な制作費を元に原作漫画の壮大な世界観を再現しようと制作陣が奮起したからこそ

多くの消費者が満足して良い口コミを広めて大ヒットに繋げたのでしょう。


③良い口コミを生み出すのはどの層なのか

キングダムの映画の大ヒットに原作漫画ファンの好意的な口コミは欠かせなかったと思います。

良い口コミを生み出すのはどの層なのか?

それは、映画公開週に先陣を切るほど映画に期待しているメインターゲットの人達でしょう。


キングダムの映画のメインターゲットは

原作漫画ファン

ボヘミアンラプソディのメインターゲットは

クイーンファン

翔んで埼玉のメインターゲットは

埼玉県人

毎年、超絶大ヒットするコナン映画は

コナンファン


メインターゲットが満足できるクオリティならば映画は大ヒットする可能性が高いです。

なぜなら、

映画のメインターゲットから絶大な支持を得るとターゲットでなかった層にまで良い口コミが広まっていくからです。

もともとキングダムなんて興味なかったけど見に行ってみるかと消費者を動かせれば映画製作陣の勝利でしょう。

さらにコンテンツに興味がなかったメインターゲットではない人達が意外と楽しかった、原作は知らないけど面白かった等の

リアルな口コミをしようものならば、メインターゲット以外にも爆発的に映画の良い評判は広まっていきます。

クイーンファンではない、世代が違う人達も口コミに連れられてボヘミアンラプソディを見に来て感動し、さらにヒットしたのがわかりやすい事例でしょう。

逆にメインターゲットが不満を持つクオリティだと、知人には当然オススメしないのでメインターゲット以外の層を映画館に呼び込む事はほぼ不可能になるので大ヒットは難しくなります。



映画の大ヒットの秘訣は

広告宣伝費よりも制作費

公開週に見に来てくれるコンテンツの大ファン、つまり、メインターゲットが満足できる映画を作り上げる事。

この二つが重要なのではないかなと思っています。









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