見出し画像

人は孤独や淋しさを解決するための手段は問わない。

8歳と5歳の娘の子育てをしながら、フリーランス保健師として仕事をしています。

今の自分のメインの仕事は、子育て中のママの伴走型支援のプログラムを届けています。
併せてパートで精神障がい者の方のデイサービス的な施設で仕事をしています。

私は公務員保健師時代から現在まで、人が生まれてから、人生を終うまで、色んな方の健康のお手伝いを今までしてきました。
健康な方の病気にならないための健康づくりから、障がいをお持ちの方の生活支援、人生を終うときの介護、在宅医療の看取りの現場まで。

こうして、人生を一連の流れで見ていると、心を病んでしまうかた、家庭が崩壊してしまったかたの人生のお話を聞くと、本当に勉強させていただくことが多いです。
皆様には、感謝しかございません。


人生を終うときにわかる、その人の生きた道

介護の現場などで、本当に身よりがない方がいらっしゃいます。
その方の今までの人生を伺うと、家族の方も離れていくな…という理由もわる一方、きっとそれを望んだわけではないけれど、素直になれなかったのかなとか、不器用だったのかな…とご本人の気持ちになることもあります。

大人になってからの話を聞いて、過去が壮絶だったから、過去でこの部分をもう少し誰かの支援を受けてもらっていたら…
と、後から人生を振り返ると、いくつか分岐点があるように思っています。
でも、大人になって、病気になった後に、それに気づいても、過去に戻ることはできないし、巻き戻すことができない。

1人でも、社会で孤立してしまう人をなくしたい。
そんな気持ちで今の仕事をしています。

だからこそ、私は妊婦さんや子育て中のママの支援を全力でしています。
根底が幼少期にあることが多いからです。
今、心の病気を抱えた方のお話を聞く仕事もしていますが、「現在」までに至った過去を修正することはなかなか難しいし、今、できることしか対応が難しい。
でも、私の心の中では、幼少期や思春期の過去に戻って、この部分をもう少しこうしてあげたら、もっと生きやすかったのに…と思うことがたくさんあります。
だけど、「じゃ、子どもの頃をやりなおした方がいいので、お母さんやお父さんと協力してくださいね」と言えるわけもない。

幼少期の心の発達が大切な理由

こうして、くすぶった感情があったり、大人の愛情を十分に受けずに、大人になった場合、「孤独感」に苛まれる人が多い気がします。


淋しい。
話し相手が欲しい。
話を聞いて欲しい。
自分の気持ちをわかってほしい。


これ、子どもの頃に全部十分に満たしておくべきなんですよね。
今、小2のわが娘、突然赤ちゃんになることがあります(笑)
「ばぶみになっているから、赤ちゃんの気分なの~」とか言っています。
でも、これ小2だから、まだ許されますよね。

5歳の娘も、保育園に行きたくなーい!!と言って泣いたりわめいたりします。
でも、これが30歳の女性で「会社に行きたくなーい」わーんとか泣いていたら、病気ですね…とかになってしまう世の中なんです。

要するに、子どもの頃に、甘える練習や言葉で伝える練習を積み重ねて、大人になるわけです。

この練習ができない子どもの頃の環境だと、大人になったときに、
嫌なことの解決方法がわからない
自分の気持ちの消化の仕方がわからない
自分の気持ちの伝え方がわからない

ということになるのだなと思っています。

孤独や淋しさを埋めるために、例えば、子どもはこんなことをします。

「親がやってはいけないというであろう、いたずらをする」
「親をあえて困らせる行動をする」
「親に喜んでもらおうと、いい子でがんばる」

子どもの頃に何でもすることを許されている環境で、色々なやり方で自分の方法を試し、成功体験や失敗体験を繰り返し、成長する。
そういう場を、今の子育て中の親である私たちが子どもに与えることができているかいないかによって、大人になったときの状況が変わるのです。

これが、子どものうちに、大人に受け止められず、うまく発達しないと、大人になってからもこの行動が続くことになるのでは…と思っています。

心の発達が未発達な大人の増加

大人になって、この行動が継続すると…

「人に自分のことを見てもらうために、やってはいけないことをする(犯罪からクレームまで色々なレベルがあります)」
「親に自分の言うことを聞かせようとする(家庭内暴力)」
「大人になっても、親の顔を見て行動をする。親の指示を仰ぐ(就職先や結婚など)」

さらに家庭内でも、これがうまく機能しないと、家族以外の人に向かいます。
しかし、これは本人のせいではないのです。
親のせいかと言われると、親のせいでもないことが多いです。
なぜかというと、親にきっと余裕がなかったであろう環境が想像されるからです。
社会がそれを支えられなかった責任があると私は思っています。


すべての生きづらさを抱えた大人がこういう状態を辿ってきているというわけではないですが、私が関わってきた今までの多くの大人たちは、幼少期から思春期までに何かひっかかりがある場合が多いように感じています。


今、子育てをしているママたちは、「健やかに子どもが成長してほしい」
「仕事ができる大人になってほしい」など、色々な願いがあると思います。
そのためには、まずは子どもたちを社会から孤立させないように、子ども時代の「今」を受け止めてほしいなぁと切に願っています。

そんな思いで、保健師として仕事をしています。

子どもの気持ちを受け止めるためママの心の余裕が必須

私の子育ての伴走型支援プログラムを受講いただいているママの声で、こんな声をいただきました。

簗瀬さんと初めてお話をしたとき、ヨダレが出たら離乳食のサイン、と教えてもらって、ハッとして私は子どものサインを見逃していた。何か月だから、とかでなくて、この子のペースで、親が後ろからついて行く、そんな感じでいいんだ。と2人目にしてようやく思えました。

子どもを受け止めるためには、まずは子どもを見る力が必要です。
仕事に家事に忙しいママは、どうしても自分の流れに合わせてもらうことに必死になりがちです。
子どものペースに合わせた方が、すべてはうまくいきます。
それは、ママの心をおざなりにするということではありません。
ママの心も大切にして、子どものペースに合わせるという方法があります。

それは、ママとお子さんにしかわかりません。
そんなところを見つけるお手伝いを伴走型支援プログラムではしています。
ママが気づいていないだけで、一緒に振り返るとわかるようになりますよ。

今、ママが息詰まっている、心の余裕がない、子育てがうまくいっていない気がするという方は、どんな形でもいいのでぜひご相談ください。

3つのご縁を今ご準備してお待ちしています

  1. 保健師が主催するメンバーシップ「ラクハグカフェ」

月1,000円ですが、初月無料でお待ちしています。

月に1回のオンラインカフェは、3月29日13時から開催予定です。
初月無料ですので、4月スタートで入っていただくのがお得ですが、オンラインカフェを開催するのが、初めての月になるので、気になる方はぜひコメントでも良いので、お声がけください。

2.無料のオンライン子育て講座

子育ての基本的なことをお伝えし、ママの子育てを振り返るきっかけをご提供しています。

3.公式LINEのご登録

ラインでもご相談いただけるように、公式ラインを始めました。
まだ、色々と整えていない状態ですが、相談の窓口として開いていますので、お友達登録をお待ちしています。
また、今後こちらでも情報お届けしてまいります。



この記事が参加している募集

仕事について話そう

子どもが子どもらしく生きられる社会をつくるために、日々取り組んでいます。活動の継続のためサポートお願いします!いただいたサポートは子育て支援の活動費に使わせていただきます!