マガジンのカバー画像

詩・和歌

36
にじのかいた詩と詠んだ和歌の記事をまとめました。
運営しているクリエイター

#散文詩

寝れない夜に【詩】

寝れない夜に【詩】

寝れない夜に

ひとは何を思うのだろうか

自分の未来を案ずるのか

大切な人を思うのか

日々の感謝を感じるのか

それとも眠りにつけない苛立ちか

自分ひとりの力では太刀打ちできない現実が

世の中には存在する

明日が来るのかさえも分からない

がらがらと音を立てて

足場が崩れ落ちるかのように

目に見える風景は色を失い

心は潤いをなくし

いままでの日常が変わってしまう時がある

いま

もっとみる
いのちとともに【詩】

いのちとともに【詩】

いのちはやわらかい。

生きたいと願っている。

あたたかくて、やわらかいいのちは、やさしい。

やさしいから、ひとの願いを叶えようとする。

ひとの願いは、笑いたい、つながりたいとか、

素敵な、前向きな願いもあるけど、

むかつくから懲らしめたい、

八つ当たりしてしまえ、とか

ひとを傷つける、棘のある願いもある。

棘のある願いをうけとったいのちは、

その棘を自分自身のいのちに

向けて

もっとみる
生きる、優しさ、しあわせ。【詩】

生きる、優しさ、しあわせ。【詩】

しあわせになりたい
ひとに優しくありたい
大事にされたい
笑っていたい

ひとはどうしたらしあわせになれるのか
どんなときにしあわせを感じるのか

ひとを傷つけたくない
それは自分が傷付きたくない裏返し
傷付きたくないから傷つけない

ひとを傷つけると自分がよどんでいく
傷つけるより傷つくほうが楽だ
けれども傷つくのはつらい
わたしの傷は溜まっていく

ひとを大事にすればするほど
わたしはだれが大

もっとみる