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生きる、優しさ、しあわせ。【詩】

しあわせになりたい
ひとに優しくありたい
大事にされたい
笑っていたい

ひとはどうしたらしあわせになれるのか
どんなときにしあわせを感じるのか

ひとを傷つけたくない
それは自分が傷付きたくない裏返し
傷付きたくないから傷つけない

ひとを傷つけると自分がよどんでいく
傷つけるより傷つくほうが楽だ
けれども傷つくのはつらい
わたしの傷は溜まっていく

ひとを大事にすればするほど
わたしはだれが大事にしてくれるの?
と問いかけてしまう

自分がされてされていやなことはひとにしない
自分がしてほしいようにひとに接する

優しいこころの落とし穴

それでもわたしは生きている
いま、生きている

わたしはしあわせになりたい

寝て起きる
食べてうごく
ひとと関わる
ものを考える
ことばを発する
いま生きている

わたしはしあわせになりたい

わたしを心配してくれるひとがいる
わたしを思い出して連絡をくれるひとがいる
わたしを思って言葉を発してくれるひとがいる
わたしを信じてくれるひとがいる

わたしはしあわせになりたい

わたしは大事にされたい
わたしは守られたい

わたしはいま生きている
大事にされたいと思うわたしがいる
守られたいと思うわたしがいる

わたしはわたしを大事にしたい
わたしはわたしを守りたい

わたしはいま生きている
わたしはいましあわせかもしれない

そう思う
ほんのちょっとだけそう思う
そこからはじまる

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