映画「時をかける少女」とガーネットが奏でるセレンディピティな夜

お前、タイムリープしてね?

今年だって必ずまた夏が来る。

今でも思い出す、2006年の7月。

新宿テアトルで鑑賞して

ズキューンと心のど真ん中を撃ち抜かれた日を。

あの夏の彼らの日常に

青春全部詰まってた✨

画像1

(C)「時をかける少女」製作委員会

なぜだろう。

夏がくるとこの映画をどうしても観たくなるのは。

あの3人でグダグダなキャッチボールも

まさに青春って感じ 笑 

鮮烈な初鑑賞から14年が経ち

映画監督の友人がFacebookで

レビューしているのを見かけた。

へー、この映画好きだったんだー。

そんな感じで読み始めてみたら

作品紹介と共に

こんなことが書かれていた。

(一部文面抜粋)

もう10年以上前になると思いますが

とある日、○○(会社名)の同期から

夜遅く電話がありました。


「○○ちゃん、いま駅前で弾き語りやっててね、
 とってもいいから電話越しに聞かせる」


というようなことを彼が言い

突然、アイフォンのスピーカー越しに聞かせてくれたのが

奥華子さんの「ガーネット」でした。
 
さて、スピーカー越しの「ガーネット」ですが

弾き語りだし、アイフォンだし、

決して音は良くなかったけれど

ものすごく鳥肌が立ったのを覚えています。

(抜粋了)

えー、そんな粋なこと、、

てゆうか、エモいことを男友達にしてたの?その時の私は!

妻にではなくて 笑

すっかり忘れていましたが

実はこの映画を観た数日後に

幸運にも当時住んでいた駅のターミナルで

奥華子さんがストリートライブをやっていたのに

遭遇して生歌を聴いたのです。

映画の感動が醒めやらぬ前に

「ガーネット」♪や「変わらないもの」♪を

奥華子さんが目の前で弾き語りしてくれて

その透き通るような生歌を聴けたことは

一生分の運を使い倒したかのような幸運でした✨

♪変わらないもの 探していた 

あの日の君を忘れはしない 

時を越えてく思いがある♪

私はあの時、その感動を誰かとシェアしたくてしょうがなかったのでしょう。

彼にとっても思い出になって良かった。

時を越えていく思いか、、

あるよね。

そういう思い。

あれから14年が経ち

あの年に生まれた次男は

今年で中3になりました。

彼もこの作品も大好きで

夏が近づくと一緒に観たくなる。


本当に何気ない日常の中に

珠玉のモーメントが散りばめられた

傑作アニメーション作品だと思う。

仲里依紗の声も良かったなぁ。


色々と思い出してきたら、、

あの真っ青な空と夏の情景に

心を預けたくなってきた。

大丈夫。

今年もきっと最高の夏が来る。


未来で待ってて。

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世界に愛を届けるシネマエッセイストのクワン Q-Oneです。皆さまにとって、心に火が灯るような、ほっこりするような、ドキドキするような、勇気が出るような、そんな様々な色のシネマエッセイをこれからもお届けします。今年中に出版を目指しています。どうぞ末長くよろしくお願いします✨☺️✨