家庭の経済学

家計の役に立つ経済情報を調べます。初心者、高齢者の方にもわかりやすいよう短文で簡潔な記…

家庭の経済学

家計の役に立つ経済情報を調べます。初心者、高齢者の方にもわかりやすいよう短文で簡潔な記事を目指しています。 家庭の資産運用を考えましょう。

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高齢者でも遅くない!元本割れリスクの最小化とは高利回り化!投資戦略、取崩し戦略

インデックス・ファンドが定着し、一口買うだけで数百銘柄に簡単にリスク分散ができるようになりました。これにより個別株の倒産リスク(投資金がゼロになること)からは開…

500〜
割引あり
家庭の経済学
7か月前
11

株を1円単位で買える端株取引を扱っている証券会社一覧

0.1株など、小数点以下の株を端株と言います。1株あたりが数万円でも、端株で買えば1円単位で買えるのでポートフォリオのバランスが取りやすくなります。現在は端株を扱う…

家庭の経済学
2か月前
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節税効果最大化ならNISAを毎年利確する用途に使おう

NISAを使うと金融所得税20%が非課税になります。 では、株のパフォーマンスが同じと仮定した場合で 1年保有した場合と、10年保有した場合で比較してみましょう 比較金融所…

家庭の経済学
2か月前
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時価総額上位の企業にも倒産事例はある

経営状態が悪くなれば自ずと時価総額が小さくなって上位から抜けていくものですが、稀に時価総額が高いまま倒産することもあります。 エンロン最も有名な倒産事例はエンロ…

家庭の経済学
3か月前
2

株は絶対に借金をしてはいけません!

株式投資は通常、長期的に見れば安定的に増加します。しかし、時折、リーマン・ショックやパンデミックのような突発的な経済不況が発生し、株価が一時的に急落することがあ…

家庭の経済学
3か月前
3

暗号通貨には投資価値は無し!通貨とは価値不変を期待するモノ

通貨の役割金(ゴールド)の記事でも触れましたが、通貨には本来、価値が安定していることが求められます。暗号通貨も『通貨』ですから、価格が上昇していくのではなく安定…

家庭の経済学
4か月前
3

個別株に挑戦する場合も、何割かはインデックスファンドにして命綱を!ポートフォリオ

まだまだ人生に時間がある若い人は、個別株に挑戦することもいいでしょう。しかし、そんな場合でも投資資金の何割かはインデックスファンドにしておくべきです。 個別株の…

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4か月前
5

金(ゴールド)に投資価値はありません!ただの投機です

通貨として使われていたものに投資価値は無い金(ゴールド)を安全な資産と誤解してる人が多いのですが、現代ではまったく意味がありません。金は紙幣が定着する以前に通貨…

家庭の経済学
5か月前
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インド株は昔は良かった20年代はそれほどでもないかも

インドという国インドは株式会社と証券会社については世界最古の歴史を持つ国です。印僑(インド商人)は世界三大商人の一つに数えられます。インド人は金融に強い関心を持…

家庭の経済学
5か月前

為替変動による元本割れを防ぐには投資期間が何年必要か。ドル円ワーストケース

為替は影響を与えるパラメータが非常に多く、予想は困難と言われています(FXはやめたほうがいい理由でもあります)。為替は値動きを予想するよりも、過去実績からワースト…

家庭の経済学
6か月前
6

為替ヘッジは政策金利差が手数料。資産が目減りします。

為替ヘッジの仕組み為替ヘッジは為替変動を相殺することを目的にして借金をしているものです。その金利は、日本の政策金利と、その外貨の政策金利の差分より少し大きいもの…

家庭の経済学
6か月前
5

オルカン(全世界株)は元本割れリスクが高い!ドル建て故の為替変動リスク

オールカントリー(全世界インデックス)とは通称オルカンと言われているインデックスはMSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス (ACWI)の略称です。約70カ国をカ…

家庭の経済学
7か月前
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NYSE FANG+は完全なインデックスファンドではありません。今良い個別株ハッピーセットという感覚で。価格水準の推定は困難。かな…

FANG+とはFANG+インデックスとは、高い知名度を誇るテクノロジー企業、テクノロジー対応サービス小売業を組み合わせた株価指数です。 パフォーマンス成績は6年間で 約3.81…

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7か月前
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NASDAQ100は暴騰しやすい!割高を見分ける価格水準の指標を考えよう

NASDAQ100とはNASDAQ市場に上場している上位100銘柄の加重平均を取った指数です。金融業は含まず、テクノロジー重視で高成長率が特徴です。GAFAMも含まれています。 利回…

100
家庭の経済学
7か月前
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日経平均はSP500の為替変動を避けたい方に

日経平均とは、東証プライム市場に上場している225銘柄から算出される指数です。 成長率は過去10年で 約2.20倍(13~23年)平均利回り8% 約1.46倍(03~13年)平均利回り4%…

家庭の経済学
7か月前
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安定と伝統のSP500!価格水準の推定方法紹介。為替変動を加味すると日本人にはあまりよくないかも・・・

SP500とはアメリカの株式市場上位500社の加重平均を取っているインデックスです。 SP500はインデックス・ファンドに使用された指標としてはもっとも歴史が古く、約70年前か…

家庭の経済学
7か月前
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高齢者でも遅くない!元本割れリスクの最小化とは高利回り化!投資戦略、取崩し戦略

高齢者でも遅くない!元本割れリスクの最小化とは高利回り化!投資戦略、取崩し戦略

インデックス・ファンドが定着し、一口買うだけで数百銘柄に簡単にリスク分散ができるようになりました。これにより個別株の倒産リスク(投資金がゼロになること)からは開放され、景況悪化で一時的に値下がりしても、しばらく待っていれば価格が回復するようになりました。

しかし、回復期間が長いとは、元本割れリスクが高いということにもなります。そのため、数年以内に資産を必要とする人(例:高齢者)は、回復期間の長い

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株を1円単位で買える端株取引を扱っている証券会社一覧

株を1円単位で買える端株取引を扱っている証券会社一覧

0.1株など、小数点以下の株を端株と言います。1株あたりが数万円でも、端株で買えば1円単位で買えるのでポートフォリオのバランスが取りやすくなります。現在は端株を扱う証券会社は増える傾向にあります。

アメリカの証券会社firstrade

取り扱い
アメリカ株
及びその他、世界各国の金融商品を扱います

手数料
アメリカ銀行への入出金無料
取引手数料無料(!)

サービス
配当金を端株として受け取

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節税効果最大化ならNISAを毎年利確する用途に使おう

節税効果最大化ならNISAを毎年利確する用途に使おう

NISAを使うと金融所得税20%が非課税になります。
では、株のパフォーマンスが同じと仮定した場合で
1年保有した場合と、10年保有した場合で比較してみましょう

比較金融所得税20%

単年度あたり税引き後収入
1年保有 $${0.8}$$
10年保有 $${0.8^\frac{1}{10} = 0.97}$$

となり、節税効果最大化をするなら、NISAは毎年利確する用途にしたほうがいいとい

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時価総額上位の企業にも倒産事例はある

時価総額上位の企業にも倒産事例はある

経営状態が悪くなれば自ずと時価総額が小さくなって上位から抜けていくものですが、稀に時価総額が高いまま倒産することもあります。

エンロン最も有名な倒産事例はエンロンです。

エンロンが倒産した2001年12月2日時点では、時価総額は7位でした。
当時のエンロンは、売上高1008億ドル、純利益9億8000万ドルを誇る、アメリカを代表する巨大企業でした。
しかし、粉飾決算が発覚し、信用を失ったエンロン

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株は絶対に借金をしてはいけません!

株は絶対に借金をしてはいけません!

株式投資は通常、長期的に見れば安定的に増加します。しかし、時折、リーマン・ショックやパンデミックのような突発的な経済不況が発生し、株価が一時的に急落することがあります。このような時に、借金をして株式投資していると、破産の危険性があることに注意が必要です。

空売り、信用買いは借金です信用買いは、証拠金などさまざまな言い回しで誤魔化されることがありますが、実際には株を買うために借金をしている状態です

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暗号通貨には投資価値は無し!通貨とは価値不変を期待するモノ

暗号通貨には投資価値は無し!通貨とは価値不変を期待するモノ

通貨の役割金(ゴールド)の記事でも触れましたが、通貨には本来、価値が安定していることが求められます。暗号通貨も『通貨』ですから、価格が上昇していくのではなく安定することを目指した開発が行われています。

価値ができるだけ変わらない事を求められてるモノに投資価値が無いことは自明の理です。

ビットコインの価格上昇の理由ビットコインは徐々に発行量が減っていくデフレ型のコインです。これがねずみ講のような

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個別株に挑戦する場合も、何割かはインデックスファンドにして命綱を!ポートフォリオ

個別株に挑戦する場合も、何割かはインデックスファンドにして命綱を!ポートフォリオ

まだまだ人生に時間がある若い人は、個別株に挑戦することもいいでしょう。しかし、そんな場合でも投資資金の何割かはインデックスファンドにしておくべきです。

個別株のセンスが無かった時の保険投資予算の一部をインデックス・ファンドに毎月一定額を積み立てていけば、仮に個別株が全て倒産して価値がゼロになってしまったとしても、それなりには資産が残るので人生設計が振り出しに戻るほどの困難は生じることがありません

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金(ゴールド)に投資価値はありません!ただの投機です

金(ゴールド)に投資価値はありません!ただの投機です

通貨として使われていたものに投資価値は無い金(ゴールド)を安全な資産と誤解してる人が多いのですが、現代ではまったく意味がありません。金は紙幣が定着する以前に通貨として使われていた貴重な金属に過ぎません。通貨に期待されることは価値の変動が無いことです。つまり、通貨としての役割を期待されるものには投資価値は無いのです。さらに、現在はその役目も終えているわけですから金の価格は大部分が投機資金により構成さ

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インド株は昔は良かった20年代はそれほどでもないかも

インド株は昔は良かった20年代はそれほどでもないかも

インドという国インドは株式会社と証券会社については世界最古の歴史を持つ国です。印僑(インド商人)は世界三大商人の一つに数えられます。インド人は金融に強い関心を持っており、イギリスのスナク首相(インド系)も金融から来た人です。アメリカの大手テック企業の幹部もインド人だらけ。常にお金を意識しているんですね。
独裁だったムガル帝国時代が200年ほどありましたが、イギリス統治時代が150年ほどあり、その影

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為替変動による元本割れを防ぐには投資期間が何年必要か。ドル円ワーストケース

為替変動による元本割れを防ぐには投資期間が何年必要か。ドル円ワーストケース

為替は影響を与えるパラメータが非常に多く、予想は困難と言われています(FXはやめたほうがいい理由でもあります)。為替は値動きを予想するよりも、過去実績からワーストケースだけを考えることが無難です。

いつを起点とするか

どこを起点として見たらいいかは難しい問題ですが、政策金利の増減などはインフレ率によって定まるので自然な景気変動によるものと見ていいと考えられます。逆に、為替変動それ自体を目的にし

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為替ヘッジは政策金利差が手数料。資産が目減りします。

為替ヘッジは政策金利差が手数料。資産が目減りします。

為替ヘッジの仕組み為替ヘッジは為替変動を相殺することを目的にして借金をしているものです。その金利は、日本の政策金利と、その外貨の政策金利の差分より少し大きいものになります。

例例えば、23年では日本の政策金利が0%、アメリカの政策金利が5%ですので、5%より少し大きい金利がかかります。
これでは10年代のsp500なら半分ほども相殺されてしまいます。

政策金利の引き上げは不景気化金利が高いと景

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オルカン(全世界株)は元本割れリスクが高い!ドル建て故の為替変動リスク

オルカン(全世界株)は元本割れリスクが高い!ドル建て故の為替変動リスク

オールカントリー(全世界インデックス)とは通称オルカンと言われているインデックスはMSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス (ACWI)の略称です。約70カ国をカバーする広範囲のインデックスになります。

平均利回り利回りは10年で
約1.77倍(13~23年) 平均年利6%
程度です。

オルカンの指数の真の価格オルカンの指数ACWIはドル建てです。
オルカン投資信託の基準価額のチャ

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NYSE FANG+は完全なインデックスファンドではありません。今良い個別株ハッピーセットという感覚で。価格水準の推定は困難。かなり運だよりです・・・

NYSE FANG+は完全なインデックスファンドではありません。今良い個別株ハッピーセットという感覚で。価格水準の推定は困難。かなり運だよりです・・・

FANG+とはFANG+インデックスとは、高い知名度を誇るテクノロジー企業、テクノロジー対応サービス小売業を組み合わせた株価指数です。

パフォーマンス成績は6年間で
約3.81倍(17~23年) 平均利回り約25%
程度です。

解説「FANG」とは、主要銘柄である

フェイスブック(Facebook(Meta Platforms))

アマゾン・ドット・コム(Amazon.com)

ネットフ

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NASDAQ100は暴騰しやすい!割高を見分ける価格水準の指標を考えよう

NASDAQ100は暴騰しやすい!割高を見分ける価格水準の指標を考えよう

NASDAQ100とはNASDAQ市場に上場している上位100銘柄の加重平均を取った指数です。金融業は含まず、テクノロジー重視で高成長率が特徴です。GAFAMも含まれています。

利回り10年間の利回りは
約4.82倍(13~23年) 平均利回り約17%
約2.43倍(03~13年) 平均利回り約9%
です。

構成図2.を見て分かるように、GAFAM、テスラ、NVIDIAで約50%となっており、

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日経平均はSP500の為替変動を避けたい方に

日経平均はSP500の為替変動を避けたい方に

日経平均とは、東証プライム市場に上場している225銘柄から算出される指数です。
成長率は過去10年で
約2.20倍(13~23年)平均利回り8%
約1.46倍(03~13年)平均利回り4%
です。

日経平均の性質

日経平均は過去に計算方法の変更が何度か行われてきました。主な目的は、特定の株式の影響を過度に受けないようにすることです。
たとえば、23年では

ファーストリテイリング

東京エレク

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安定と伝統のSP500!価格水準の推定方法紹介。為替変動を加味すると日本人にはあまりよくないかも・・・

安定と伝統のSP500!価格水準の推定方法紹介。為替変動を加味すると日本人にはあまりよくないかも・・・

SP500とはアメリカの株式市場上位500社の加重平均を取っているインデックスです。
SP500はインデックス・ファンドに使用された指標としてはもっとも歴史が古く、約70年前から存在します。成長率の高いGAFAはもちろん、ほぼ成長を終えたオールドエコノミーと呼ばれる企業まで広く含まれています。

パフォーマンス成績は10年間で
約2.71倍(13~23年) 平均利回り約10%
約1.69倍(03~

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