家庭の経済学

家計の役に立つ経済情報を調べます。初心者、高齢者の方にもわかりやすいよう短文で簡潔な記…

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家計の役に立つ経済情報を調べます。初心者、高齢者の方にもわかりやすいよう短文で簡潔な記事を目指しています。 家庭の資産運用を考えましょう。

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高齢者でも遅くない!元本割れリスクの最小化とは高利回り化!投資戦略、取崩し戦略

インデックス・ファンドが定着し、一口買うだけで数百銘柄に簡単にリスク分散ができるようになりました。これにより個別株の倒産リスク(投資金がゼロになること)からは開放され、景況悪化で一時的に値下がりしても、しばらく待っていれば価格が回復するようになりました。 しかし、回復期間が長いとは、元本割れリスクが高いということにもなります。そのため、数年以内に資産を必要とする人(例:高齢者)は、回復期間の長いインデックスへの投資は避ける方が良いでしょう。つまり、できるだけ高利回りのインデ

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    • 節税効果最大化ならNISAを毎年利確する用途に使おう

      NISAを使うと金融所得税20%が非課税になります。 では、株のパフォーマンスが同じと仮定した場合で 1年保有した場合と、10年保有した場合で比較してみましょう 比較金融所得税20% 単年度あたり税引き後収入 1年保有 $${0.8}$$ 10年保有 $${0.8^\frac{1}{10} = 0.97}$$ となり、節税効果最大化をするなら、NISAは毎年利確する用途にしたほうがいいということがわかります。 利用実運用に用いるとしたら、毎年リバランスを行う個別株は

      • 時価総額上位の企業にも倒産事例はある

        経営状態が悪くなれば自ずと時価総額が小さくなって上位から抜けていくものですが、稀に時価総額が高いまま倒産することもあります。 エンロン最も有名な倒産事例はエンロンです。 エンロンが倒産した2001年12月2日時点では、時価総額は7位でした。 当時のエンロンは、売上高1008億ドル、純利益9億8000万ドルを誇る、アメリカを代表する巨大企業でした。 しかし、粉飾決算が発覚し、信用を失ったエンロンは、株価が暴落し、最終的に破産に至りました。 エンロンの破綻前の時価総額は以下

        • 株は絶対に借金をしてはいけません!

          株式投資は通常、長期的に見れば安定的に増加します。しかし、時折、リーマン・ショックやパンデミックのような突発的な経済不況が発生し、株価が一時的に急落することがあります。このような時に、借金をして株式投資していると、破産の危険性があることに注意が必要です。 空売り、信用買いは借金です信用買いは、証拠金などさまざまな言い回しで誤魔化されることがありますが、実際には株を買うために借金をしている状態です。 同様に、空売りも信用売りであり、これも借金の一形態です。 FX、CFDも借

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          暗号通貨には投資価値は無し!通貨とは価値不変を期待するモノ

          通貨の役割金(ゴールド)の記事でも触れましたが、通貨には本来、価値が安定していることが求められます。暗号通貨も『通貨』ですから、価格が上昇していくのではなく安定することを目指した開発が行われています。 価値ができるだけ変わらない事を求められてるモノに投資価値が無いことは自明の理です。 ビットコインの価格上昇の理由ビットコインは徐々に発行量が減っていくデフレ型のコインです。これがねずみ講のような役割を果たし、購入していく人が増えて値上がりが続いた時期がありました。しかし所詮

          暗号通貨には投資価値は無し!通貨とは価値不変を期待するモノ

          個別株に挑戦する場合も、何割かはインデックスファンドにして命綱を!ポートフォリオ

          まだまだ人生に時間がある若い人は、個別株に挑戦することもいいでしょう。しかし、そんな場合でも投資資金の何割かはインデックスファンドにしておくべきです。 個別株のセンスが無かった時の保険投資予算の一部をインデックス・ファンドに毎月一定額を積み立てていけば、仮に個別株が全て倒産して価値がゼロになってしまったとしても、それなりには資産が残るので人生設計が振り出しに戻るほどの困難は生じることがありません。例として計算をしてみます。 投資予算全額を10年貯金した場合 $$ x=1

          個別株に挑戦する場合も、何割かはインデックスファンドにして命綱を!ポートフォリオ

          金(ゴールド)に投資価値はありません!ただの投機です

          通貨として使われていたものに投資価値は無い金(ゴールド)を安全な資産と誤解してる人が多いのですが、現代ではまったく意味がありません。金は紙幣が定着する以前に通貨として使われていた貴重な金属に過ぎません。通貨に期待されることは価値の変動が無いことです。つまり、通貨としての役割を期待されるものには投資価値は無いのです。さらに、現在はその役目も終えているわけですから金の価格は大部分が投機資金により構成されている状態です。 通貨としての歴史金は過去に通貨として使用されていました。そ

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          インド株は昔は良かった20年代はそれほどでもないかも

          インドという国インドは株式会社と証券会社については世界最古の歴史を持つ国です。印僑(インド商人)は世界三大商人の一つに数えられます。インド人は金融に強い関心を持っており、イギリスのスナク首相(インド系)も金融から来た人です。アメリカの大手テック企業の幹部もインド人だらけ。常にお金を意識しているんですね。 独裁だったムガル帝国時代が200年ほどありましたが、イギリス統治時代が150年ほどあり、その影響から独立後は民主主義、法治主義国となっています。 株主の権利も強く、インド株

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          為替変動による元本割れを防ぐには投資期間が何年必要か。ドル円ワーストケース

          為替は影響を与えるパラメータが非常に多く、予想は困難と言われています(FXはやめたほうがいい理由でもあります)。為替は値動きを予想するよりも、過去実績からワーストケースだけを考えることが無難です。 いつを起点とするか どこを起点として見たらいいかは難しい問題ですが、政策金利の増減などはインフレ率によって定まるので自然な景気変動によるものと見ていいと考えられます。逆に、為替変動それ自体を目的にした政策、即ち人為的な為替変動があるならそこを起点として見たらいいのではないでしょ

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          為替ヘッジは政策金利差が手数料。資産が目減りします。

          為替ヘッジの仕組み為替ヘッジは為替変動を相殺することを目的にして借金をしているものです。その金利は、日本の政策金利と、その外貨の政策金利の差分より少し大きいものになります。 例例えば、23年では日本の政策金利が0%、アメリカの政策金利が5%ですので、5%より少し大きい金利がかかります。 これでは10年代のsp500なら半分ほども相殺されてしまいます。 政策金利の引き上げは不景気化金利が高いと景気は悪くなりますので、インデックスの成長率も低下することが考えられます。 為替

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          オルカン(全世界株)は元本割れリスクが高い!ドル建て故の為替変動リスク

          オールカントリー(全世界インデックス)とは通称オルカンと言われているインデックスはMSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス (ACWI)の略称です。約70カ国をカバーする広範囲のインデックスになります。 平均利回り利回りは10年で 約1.77倍(13~23年) 平均年利6% 程度です。 オルカンの指数の真の価格オルカンの指数ACWIはドル建てです。 オルカン投資信託の基準価額のチャートは円表記のため、20年〜23年で1.78倍になっているように見えますが(図1

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          NYSE FANG+は完全なインデックスファンドではありません。今良い個別株ハッピーセットという感覚で。価格水準の推定は困難。かなり運だよりです・・・

          FANG+とはFANG+インデックスとは、高い知名度を誇るテクノロジー企業、テクノロジー対応サービス小売業を組み合わせた株価指数です。 パフォーマンス成績は6年間で 約3.81倍(17~23年) 平均利回り約25% 程度です。 解説「FANG」とは、主要銘柄である フェイスブック(Facebook(Meta Platforms)) アマゾン・ドット・コム(Amazon.com) ネットフリックス(Netflix) グーグル(Google(Alphabet)) の

          NYSE FANG+は完全なインデックスファンドではありません。今良い個別株ハッピーセットという感覚で。価格水準の推定は困難。かなり運だよりです・・・

          NASDAQ100は暴騰しやすい!割高を見分ける価格水準の指標を考えよう

          NASDAQ100とはNASDAQ市場に上場している上位100銘柄の加重平均を取った指数です。金融業は含まず、テクノロジー重視で高成長率が特徴です。GAFAMも含まれています。 利回り10年間の利回りは 約4.82倍(13~23年) 平均利回り約17% 約2.43倍(03~13年) 平均利回り約9% です。 構成図2.を見て分かるように、GAFAM、テスラ、NVIDIAで約50%となっており、かなり偏りがあります。 メリット 成長率が高い。暴落してからの回復が早く、リ

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          NASDAQ100は暴騰しやすい!割高を見分ける価格水準の指標…

          日経平均はSP500の為替変動を避けたい方に

          日経平均とは、東証プライム市場に上場している225銘柄から算出される指数です。 成長率は過去10年で 約2.20倍(13~23年)平均利回り8% 約1.46倍(03~13年)平均利回り4% です。 日経平均の性質 日経平均は過去に計算方法の変更が何度か行われてきました。主な目的は、特定の株式の影響を過度に受けないようにすることです。 たとえば、23年では ファーストリテイリング 東京エレクトロン ソフトバンクグループ の3社だけで、日経平均全体の2割を占める状況に

          日経平均はSP500の為替変動を避けたい方に

          安定と伝統のSP500!価格水準の推定方法紹介。為替変動を加味すると日本人にはあまりよくないかも・・・

          SP500とはアメリカの株式市場上位500社の加重平均を取っているインデックスです。 SP500はインデックス・ファンドに使用された指標としてはもっとも歴史が古く、約70年前から存在します。成長率の高いGAFAはもちろん、ほぼ成長を終えたオールドエコノミーと呼ばれる企業まで広く含まれています。 パフォーマンス成績は10年間で 約2.71倍(13~23年) 平均利回り約10% 約1.69倍(03~13年) 平均利回り約5% 程度です。 為替変動リスクドル円はプラザ合意以後の

          安定と伝統のSP500!価格水準の推定方法紹介。為替変動を加味すると日本人にはあまりよくないかも・・・

          お店の選び方!飲み会幹事様必見!外食屋経営の立場から~

          よくわからない時は家賃で考えよう日本の外食屋は相場がほぼ決まっています。 家賃が高いところで決まった価格で食事を出そうとしたら、原価を下げるしかありません。 したがって駅前一等地は不味いのです。 どうしても駅前の店にしたかったら地下、あるいはビル上階、 または大資本がやってるチェーン店にするのが無難です。 逆に良い場所はちょっと街外れなところ! 表通りから一歩踏み込んだ裏路地なども家賃が安くて飲食物の原価が上がります! 食べログから探す時は食べログでお店を探すときは星は気

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