【関東エリア編】関東地方のスタートアップ事情について調査してみた!関東地方の特徴やスタートアップ企業についてご紹介します!!
こんにちは!PreVenture編集部です!
今回のテーマは「関東のスタートアップ」です。日本の首都、東京が位置している関東地方。関東地方にはどのような特徴があり、どのようなスタートアップ企業があるのでしょうか。今回は関東エリアの特徴からスタートアップの特徴、そして例のごとくスタートアップ企業紹介まで、内容たっぷりでお届けします!
関東エリアの特徴
まずは関東エリアの特徴を確認していきましょう。
首都が近い
関東エリアの特徴の一つ目は首都が近いということです。日本の首都である東京には最先端の技術、外国からの生の情報などなど、ビジネスにおいて重要な情報が集まっています。また、東京に多くの企業の本社が位置しており、他の会社との連携を取りやすいのも関東エリアの特徴の一つです。
交通網が発達
関東エリアの特徴の二つ目は他の地方に比べて、圧倒的に交通網が発達しているということです。関東エリアの移動は非常に簡単です。電車も頻繁に運行しており、首都郊外からやってくる人たちも非常に多いです。東京から少し離れると、静かで住みやすい土地も広がっており、生活するのに不便だと感じることは少ないでしょう。
労働人口が多い
三つ目の特徴は関東エリアの労働人口の多さです。労働人口が多いということは採用の母集団が大きいことを指します。そのため例えば、自社にエンジニアが欲しくなった時、関東エリアにいれば選択肢が広がります。他のエリアに比べて、自社が欲しい人材に出会う確率が高いという点も関東エリアの特徴の一つだと言えます。
関東のスタートアップの支援
もちろん他のエリアのように関東でもスタートアップの支援は行われています。今回は千葉、埼玉、東京に絞って紹介します。
ちば起業家応援事業
千葉県では起業家の発掘、育成を図ることを目的に、起業の動機付けから人脈づくり、起業に関する相談、専門家派遣まで一貫した支援を行う「ちば起業家応援事業」を実施しています。千葉県では小規模企業の経営者の高齢化が目立ってきており、その解決にも役立つのではないかと期待が集まっています。
東京ベンチャー技術大賞
東京都では、東京ベンチャー技術大賞を実施しています。今後の中長期的なビジネスチャンスに向けて都内の中小企業、ベンチャー企業などが開発した確信的で将来性のある製品・技術、サービスを表彰し、開発・販売東証例品として300万円が交付されるというものです。いいビジネスプランを伸ばそうという、東京都の積極性が感じられます。
創業・ベンチャー支援センター埼玉
埼玉県では、「埼玉県創業・ベンチャー支援センター」を平成16年5月17日に設置し、創業・ベンチャー企業の支援を行ってきました。埼玉県の経営者はここでアドバイザーによる経営相談をすることができたり、創業セミナーを受けることができたりします。平成16年に開所して以降3,200人近い創業者を排出したという支援実績も持っています。ベンチャー企業に向けては投融資募集や業務提携相手募集、販路開拓などを目的としたプレゼンテーションや展示等を行うビジネスマッチングの場を設けたり、起業家・経営者むけのセミナーなどを開催したりしています。
関東のスタートアップの特徴
関東地方のスタートアップにはどのような特徴がみられるのでしょうか。今回は関東地方のスタートアップの特徴のうちいくつかピックアップして紹介していきます。
先端技術を用いた企業が多い
一つ目の特徴はなんといっても先端技術の活用です。
関東エリアには、先端技術や外国からの最新の情報が多く集まっています。関東地方のスタートアップはこの「先端技術や外国からの最新の情報が多く集まる」という地の利を活かした企業が多いです。スタートアップに最も重要とされるのはスピード感です。最新の情報をキャッチし、それに対していかに早く行動を起こすことができるのかはスタートアップの成功を左右するといっても過言ではありません。このような情報に敏感なのも関東エリアのスタートアップの特徴です。
大学連携
二つ目の特徴は大学との連携が非常に盛んであるということです。関東地方には東京大学、横浜国立大学、千葉大学、早稲田大学、慶應大学といったように非常にレベルの高い大学がたくさんあります。これらの大学は産学連携に積極的で、関東地方の企業と実地的な協力関係を結んでいます。関東エリアには大学という巨大な組織と協力して大きなプロジェクトを動かすスタートアップ企業もたくさんみられます。
知識のあるビジネスマンが多い
三つ目に取り上げる関東地方のスタートアップの特徴はそのエリアにビジネスに精通した起業家や事業化が多くいるということです。関東地方の実業家や投資家、起業家は情報に対して常にアンテナを張っています。特に、東京にはさまざまな巨大企業の本社があることもあり、経営者の数が多く、その人たちから経営のノウハウを学んだ起業家がたくさんいます。ビジネスに対する感度が高い経営者が多いというのも関東エリアのスタートアップの特徴です。
関東地方に拠点を置くことのメリット
ここで関東地方に拠点を置くことのメリットをご紹介します
人脈を広げやすい
関東エリアの最も大きなメリットは人脈が広げやすいことです。他の地方に比べて関東エリアにはたくさんの起業家、経営者がいます。経営者にとって、人脈は大きな武器となります。他の地方に比べて、たくさんの経営者がいる関東エリアでは、「つながり」を得ることができやすいのです。また、その経営者たちのレベルも高い人が多く、他人からたくさんのことを学ぶチャンスが多いことは関東地方のおおきなメリットです。
情報量が多い
この記事を通じて、関東地方には最新の情報が流れているということを強調してきました。関東地方のメリットはこの情報量の多さにあると思われます。関東地方に拠点を持つことでこれらの情報にアクセスしやすくなります。情報量が多く、アクセスがしやすいことが、関東地方がスタートアップにはもってこいの土地である理由の一つでしょう。
関東地方に拠点を置くことのデメリット
次に関東地方に拠点を置くことのデメリットを確認します
費用が高くなる
関東エリアのデメリットとして大きく立ちはだかるのがコストです。他の地方に比べて関東エリアは家賃が高い傾向にあります。家賃が高いと本社を運営する費用も必然的に高くなります。本社を東京に置くことにする場合、どのように固定費を浮かすかという問題に関して、しっかりと精査する必要があるでしょう。
競合が多い
もう一つのデメリットは競合他社が多いということです。関東エリアには他のエリアと比べてたくさんの企業が本社を構えています。これは競合他社が多いということも指しています。関東地方に本社を置く場合、特に他社との差別化を意識する必要がありそうです。
関東に本社を置くスタートアップ
最後に、関東地方に本社を置く注目のスタートアップ企業をご紹介します!
株式会社アストロスケールホールディングス
設立日
2013年5月
資本金
不明
事業内容
スペースデブリ(宇宙ゴミ)観測衛星を世界で初めて打ち上げた宇宙ベンチャー企業。小型衛星の開発・製造、宇宙環境テストをはじめとするスペースデブリ除去に関するサービスを提供している。世界初の微小サイズのスペースデブリ観測人工衛星である「IDEA OSG 1」は宇宙空間に漂うデブリの位置観測を行い、これからの宇宙開発の安全設計に貢献するために使われる。
アルケリス株式会社
設立日
2020年2月10日
資本金
1500万円
事業内容
テクノロジーとデザインによって働く環境の新しいスタイルを提案し、近い未来の世界のスタンダードになることを目指す。足腰の負担がなく長時間の立ち仕事ができるようになるアシストスーツなどの開発を行っている。
エレファンテック株式会社
設立日
2014年1月
資本金
1億円
事業内容
インクジェット印刷と銅めっきを用いた環境に優しい製法でFPC P-Flexを製造および販売しているスタートアップ。プリンテッド・エレクトロニクス製造技術の開発、製造サービスを提供している。これに加えて、3D回路形成やセンサー製造を始めとした様々な機能の印刷にも取り組んでいる。
株式会社プラネットグリーン
設立日
2010年2月
資本金
900万円
事業内容
売上アップを支援するセールス&マーケティングBPO事業の運営。企画の提案からマーケティング、営業戦略までを担い、企業の売り上げアップを目指す。電力会社やホームセンターなど、広く利用されている。
スカイファーム株式会社
設立日
2015年7月27日
資本金
およそ3億3800万円
事業内容
デリバリー・モバイルオーダー事業、次世代オーダープラットフォーム事業、上記サービスの運営・システム開発を行う。具体的には、デベロッパーや自治体と連携し「NEW PORT」をはじめとしたエリア特化型、施設特化型デリバリープラットフォームの開発、そしてランチ、会議用弁当、オードブル、手土産をデリバリーやテイクアウトで利用できる、ビジネスパーソン向けスマートオーダーの注文システムを提供している。
株式会社タイムツリー
設立日
2014年9月1日
資本金
1億6400万円
事業内容
家族や恋人、サークルや仕事のチームでの予定共有が簡単にできることが特徴で、相手と目的に応じて複数のカレンダーを共有し合うことを可能にしたカレンダーシェアアプリ「TimeTree」の企画運営。
リアルテックホールディングス
設立日
2020年2月3日
資本金
5000万円
事業内容
株式会社ユーグレナと株式会社リバネスの合弁企業で、国内外の政府・企業・自治体と密に連携し、地球や人類の課題解決に挑戦する研究開発型ベンチャーの技術の社会実装を最速・最大化させるためにフルハンズオンで支援を行うベンチャーキャピタルファンド。
株式会社レストアビジョン
設立日
2016年11月14日
資本金
不明
事業内容
株式会社レストアビジョンは慶應義塾大学医学部と名古屋工業大学の共同研究成果をもとに、オプトジェネティクス技術の臨床応用による、遺伝性網膜疾患に起因する失明患者の視覚再生の実現を目指し、再生医療等製品の研究・開発を行う。
株式会社メトセラ
設立日
2016年3月9日
資本金
不明
事業内容
心不全の根治療法を確立することで、重症の心不全患者に新たな治療の選択肢を提供すると共に、社会負担の軽減をめざした、心疾患向けの細胞医薬品を開発するベンチャー企業。「線維芽細胞」と呼ばれる細胞を用いた「VCF」という製品の開発、安価な治療の提供を目指す。
株式会社BESPOKE
設立日
2017年3月1日
資本金
1億7000万円
事業内容
チームビルディングを核に、クライアントのニーズや課題に合わせて緻密かつ多角的にソリューション提案を行うブランディング企業。私たちはクライアントとの丁寧なヒアリング(対話)を重視しながら組織の企業理念、CIの再構築から社内のモチベーションを図るワークショップ、社外に向けたクリエイティブ開発までクライアントが対面している状況、市場環境、ご要望に合わせた隅々までフィットするコンサルティングの提案を行う。
まとめ
いかがだったでしょうか。関東エリアにはやはりたくさんのスタートアップ企業があります。実際にスタートアップが多いことから、関東エリアに本社を置くことは大きなメリットがありますが、その分土地代や、競合も多く存在します。
関東に本社を置いてビジネスをしようとする場合、関東地方が持っているメリット、デメリットをしっかりと理解しておく必要があります!
北海道編
東北編
最後に。。。
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