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観察日記574

観察日記574
おはようございます。
『意識はどこから生まれてくるのか』を読書中です✋
本文は読了しましたが、あとがきを使って振り返りたいと思います。

・私たちは通常、生物的現象の根本的な原因を「機能的」な用語で記述する
 ・さらに、機能的メカニズムは自然法則に還元することができる
・が、チャーマーズは「視覚の機能的メカニズムでは、見るとはどのような感じがするかを説明していない」と指摘
 ・視覚が内来的に意識的な機能ではないから
 ・視覚機能の遂行には、何かのように感じる必要はない
・知覚は、知覚されるものに対する気づきがなくても容易に起こり、学習は、学ばれることに対する気づきがなくても行われる
・「なぜこれらの機能の遂行には経験を伴うのか?なぜ、これらの情報処理はすべて『暗闇の中』で、内的な感じのないところで行われないのか?」(チャーマーズ)
・科学がこの疑問に答えられないということは、意識が宇宙の通常の因果的な母体の一部を形成していないという可能性を提起する

・チャーマーズの疑問は、すべての認知機能に対して合理的に問える可能性があるが、感情機能に同じことは当てはまらない
 ・感じを感じることなく、どうやって感じを持つことができるのか?
 ・なぜ、どのようにして感情が何かを経験する原因となるのかを説明せずに、感情の機能的なメカニズムを説明することなどできるのか?
・「感情の本質は、それに気づいているはずだということ、つまり、意識に知られるようになるはずだということである。したがって、無意識という属性の可能性は、情動、感じ、感情に関する限り、完全に排除されることになる」(フロイト)

・大脳皮質の機能が意識を伴うのは、脳幹上部の網様体賦活系によって「その能力を与えられた」場合に限られることを観察するのは、非常に興味深いこと
 ・この領域に2立方ミリメートルの損傷を与えるだけで、すべての意識が消える
 ・多くの人は、脳幹が意識の量的レベル「目覚め」を調節しているからだと考えるが、この見解は支持できない
 ・脳幹上部で生成される意識は、それ自体が質的な内容を持っている
  ・これが感情
 ・大脳皮質の意識は脳幹の意識に依存しているので、感情は意識の基礎的な形態であることが明らか
 ・感じることのできる主体は、文字通り、感情によって構成されている

・感情とは、拡大された形のホメオスタシスであり、自己組織化によって自然に生まれた生物学的な基本メカニズム
 ・自己組織化するシステムが生き残るのは、限られた状態を占有するからであり、自らを分散させないから
 ・この生存のための必須条件が、次第に、意図性を支える複雑な力学的メカニズムの進化へとつながった
 ・重要なのは、自己組織化システムの自己という性質が、それらに視点を与えるということ
  ・だからこそ、そのようなシステムは主観性を語ることが意味をもつ
 ・存続可能な状態からの逸脱は、システムによって、システムのために、欲求として登録される  (あとがき-2 抜粋)

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・意識は幻想か?―「私」の謎を解く受動意識仮説> https://youtu.be/Ox8gJEIe5Ac
・脳が言葉を聞く仕組みを解明、「考えるだけで会話」いつか可能に?https://www.afpbb.com/articles/fp/2856339
・脳をリバースエンジニアリングする
https://www.nict.go.jp/publication/NICT-News/1402/03.html

〈その他読書中〉
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