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観察日記997

観察日記997
おはようございます。
「しんがりの思想」を読書中です✋

・「仕事と生活の調和」(ワーク・ライフ・バランス)の大合唱
 ・背景には、成績第一の勤務のあり方、それと結びついた仕事中毒(ワーカホリック)という依存所的なメンタリティ、「うつ」のような精神の失調、過労死や家庭崩壊が社会問題化、出生率の低下や少子化にもつながっていることなど、いろいろな事情が考えられる
 ・仕事や私生活の間でいろいろな齟齬や軋みが生じていて、その間でうまくバランスをとる必要があるあるということで、提唱されたらしい
・ワークとライフの対置
 ・“ワーク・ライフ・バランス”では、「ワーク」と「ライフ」が対置されている
 ・ワークがライフの一部とならず、ライフと切り離され、対立した形で成り立っていること自体が異様
・“ワーク”がしばしば「勤め」として公務のように描かれ、“ライフ”が「個人生活」「私生活」としてイメージされているという問題
 ・明治期の産業活動は、「経世済民」の一環という意味を多分にもっていた
  ・もちろん一攫千金という夢もあっただろうが、この国を支えてゆくために担うべき公共的な活動という意味をもっていた
 ・戦後の高度成長期も、自分の作っているものが国民の暮らしを豊かにすることに直結しているという感覚で仕事につくことができた
 ・現在のような第三次産業が中心で、グローバル競争に巻き込まれている会社勤めに、そういう感覚はともないようがない
  ・いかに利ざやを稼ぐか、という法人維持と金融ゲームで汲々の企業活動
  ・社員は自分の所属している特定企業の利益第一で動くので、その活動は私的なもの
・労働者としての立場以外の立場
 ・私人としてあるわけではない
 ・地域住民、市民社会のなかの個人としてもある
・ライフは「私生活」だけを意味するわけではない
 ・個人の生活には「公民」としての、地域住民や市民や国民としての活動が含まれる
 ・現代では、行政や企業が提供するサービスを消費するだけの「顧客」としての活動に約められてきている
 ・地域運動もたやすく地域エゴに変質してしまう
・“ワーク・ライフ・バランス”の「ワーク」も「ライフ」もともに「私的」な性格しか持ち得なくなっていること、それが問題
・「個人の自由」の名のもとにますます「私人」化されてきた個人の生活
 ・「私」企業での勤務と「私」生活にのみ意識を注ぎ、公共的な事柄は「お上」にまかせるという、市民生活が「私」的なものへと縮まっているという事実
 ・「公民」としての活動(ボランティアや自治活動など)に、ワークとライフが内からつながっていかなければ、“ワーク・ライフ・バランス”という標語は、危ういものになる
・サービス社会のなかで人々はその市民性(シティズンシップ)を喪失しつつある
 ・シティズンシップとは、地域社会の中で、皆の暮らしにかかわる公共的な事柄についてともに考える、それぞれの事情に応じて公共的な勤めを引き受ける、市民・公民としての基礎的な能力
(“ワーク・ライフ・バランス”の意味再考)

chatGPTやBing AIにpythonでの売り上げダッシュボードのつくり方など問いかけて遊び学んでいる今日この頃です😆
ワークなのかライフなのか分かりません(笑)

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