観察日記499

観察日記499
おはようございます。
『美しき免疫の力』を読書中です✋

樹状細胞はパターン認識受容体を使って病原体そのものや、感染によって死滅した細胞の断片などの病気の徴候を検出すると、成熟し、病原体のサンプルをT細胞に提示する。樹状細胞によって提示されたものが「過去に体内に存在したことのないもの」であれば、T細胞の表面にある受容体と結合できる。このとき、結合したT細胞は、提示されたものが「病原体由来のもの」であるかどうかを知るために、その樹状細胞の表面に共刺激タンパク質が存在するかどうかを確認し、存在が確認されれば、免疫反応を開始する必要があると判断する。もし共刺激タンパク質の存在が確認されなければ、これは病原体由来ではないと判断され、何か別の理由でこれまで体内に存在したことがなかったのだろうとみなされる。食物かもしれないし、妊娠中や思春期に作られる新たなタンパク質かもしれない。このような場合、T細胞は、単に免疫反応を開始しないだけでなく、「寛容T細胞」と呼ばれる状態に切り替わり、その後、免疫反応を起こすことができなくなる。そのようにスイッチを切り替えておかなければ、このT細胞は病原体由来ではないタンパク質に反応して、健康な細胞・組織を攻撃していたかもしれない。これが、「樹状細胞が免疫反応を停止させる」場合のカラクリである。(2章後半 一部改変)

>免疫寛容
特定抗原に対する特異的免疫反応の欠如あるいは抑制状態のことを指す。免疫系は自己のMHC分子に抗原提示された自己の抗原ペプチドを認識しないようになっており、これを自己寛容という。ところが免疫寛容が破綻して自己抗原に対して免疫反応を示すことが原因となる疾病があり、これが自己免疫疾患である。 ( https://is.gd/aI7ITf )

>補足資料
①MSDマニュアル:免疫系を構成する細胞
https://is.gd/tJWHbR
②高校生物「T細胞の選択・免疫寛容」
https://youtu.be/KexMVah7QLI
③生命の科学 第2版 Vol.8 人体の防御システム 防御のしくみ
https://youtu.be/6VXvtboLl-8

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