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観察日記993
観察日記993
おはようございます。
「しんがりの思想」を読書中です✋
・郊外型集合住宅地(ベッドタウン、ニュータウン)
◇千里ニュータウン
・日本で最初に開発された郊外型大規模集住都市
・かつて若い世帯が「核家族」の理想を持って移住
・彼らはいま高齢者
・間取りが手ざまなので子どもたちは別に住んでいる
・従来のニュータウンが抱え込む問題群に最初に本格的に直面している「課題先進都市」
・著者が移住してきたとき、集合住宅の1階部分に店舗・食堂はなかった
・近所付き合いのとっかかりになる出会いが起こらない
・大規模集合住宅群は、しがらみのない(「無縁」の)暮らしができるという点で、外見上に体操開放性に満ちた空間だった
・《快適》《進歩》《便利》《モダン》といった、来るべき《豊かな社会》の価値観を体現しているようだった
・しがらみのない=たがいに見知りあいではない
・行政の設定してくれたサービスの時間帯のみが、地域のひとと接触が起こるという生活
・そこでの社会的存在は、行政によって辛うじて支えられているというなんとも貧弱なものだった
・働いている人の姿がほとんど見えないまち、労働が免除されたまち
・ニュータウンのまちとしての一番の特徴
・駅周辺のセンター街には働いている人もたくさんいるが、住宅地区では働いている人の姿は例外的にしか見られない
・昼間そこにいるのは専業主婦と子どもたち
・郵便、食品流通、外食のサービス網が張り巡らされていて、人々は日々それらを消費
・《消費》が基準になっているまち
・子どもたちは、ふだん大人が働いている光景をほとんど見ないで生活
・教科書を見ても、非常にステレオタイプな労働像(オフィスでパソコンの前に座ってカチャカチャやっている)しか抱きようがない
・子どもはものごころがつくころには、消費の主体になっている
・コンビニやショッピングモールが当たり前のようにまわりにある
・お金さえあれば何でも買える、他人を自分のために働かせる、という奇妙な全能感に知らぬまに浸されてしまう
・何か事が一つうまくゆかないと、逆に過剰な無能感に襲われる
・全能感と無能感との間の魂の激しい揺れが、子どもたちをことさら不安定にしている
・自由というものを、自分の意のままにできることと勘違いさせている
(《消費》が基準になっているまち―《便利さ》と《快適さ》に押し流されて)
『子どもたちは、ふだん大人が働いている光景をほとんど見ないで生活』
『教科書を見ても、非常にステレオタイプな労働像しか抱きようがない』
これはあこがれる職業でYoutuberが上位に来る理由の一つにもなっているのではないかと思ったりもしました。
おそらく多くの子どもたちとって、今一番身近に働いている(労働とういうよりは収入を得ているという点で)姿が見える大人がYoutuberなんだろうと思います。
そして彼らは基本的にポジティブな面しか見せない。
つまり働くことに関しての不満や文句がほとんど聞こえてず、子どもたちには楽しそうに仕事?をしているように見えてしまう。(動画編集にすさまじい時間を費やしていますがこの部分は基本的に見えないし見ない)
翻って、自分の身近に「リアル」でいる大人たちはどうか?
というところで(無意識に)比較して、子どもたちなりの仕事観、労働観が醸成されているのだと思います。
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