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観察日記347

観察日記347
おはようございます。
『社会心理学講義』を再読中です✋

封建制度やカースト制度など身分制社会では貧富や身分を区別する根拠が、神や自然という、共同体の〈外部〉に投影されるため、不平等があっても社会秩序は安定する。[…]伝統社会にとって平等は異常であり、社会の歯車がどこか狂った状態を意味する。しかし実際、社会は平等でないから疑問は生じない。
対して民主主義社会は平等が建前です。[…]正当な理由なくして格差は許されない。しかし実際には平等が実現不可能な以上、常に理屈をつけて格差を弁明しなければなりません。
[…]同類の間には比較が必ず起き、格差が現れます。したがって下層に位置する人間は自らの劣等生を否認するために社会の不公平を糾弾する必要がある。すなわち、平等主義イデオロギーは、個人主義的人間像が必然的に引き起こす自己防衛・正当化の反応です。[…]
格差の基準が正当でないと信ずるからこそ、人間は劣等感に苛まれないですむ。正しい社会ほど恐ろしいものはありません。(第8講 文化と自由)

「社会秩序の原理が完全に透明化したら、人間にとっては地獄」というのはその通りかもしれません。これまで育ってきた環境からこの考察を飲み込むのは苦労するかもしれません😅

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