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私の行きたい世界(小説)

私は幻想的な世界に行きたい。
緑豊かで、夢が詰まったような世界に。
”幻想郷”このnoteを読んでいる人の中で、何人が知っているかわからないが
私は幼少期から幻想郷に行きたいと思っていた。
私は夢を見た

そこは幻想郷だった。

そこでの出来事を今回は紹介しよう。
まず私は、怪しげな湖に落ちた。
そこには多くの植物や、妖精が飛んでいた。
私は信じられなかったが、一瞬で霧の湖だということに気づいた。
幻想郷でも危険とされている霧の湖からは、
すぐに脱出したほうが良いと思い、私は紅魔館を目指した。
紅魔館に行けば、当主であるレミリア・スカーレットが博麗神社か
屋敷で少しの間、面倒を見てくれると思った。
私は命かながら、紅魔館へ逃げ込んだ。
だが門番に行く先を阻まれた。必死で願っても、
門番は通す素振りを見せなかった。
余程の忠誠心があるのだと感じた。
奥からハイヒールのような足音が聞こえる。
メイドのような恰好をした。可愛らしく、大人っぽくも見える女性がでてきた。どうやら幻想郷ではこのようなことが頻繁に起こるようで、
慣れているようだった。
「メイド長、十六夜咲夜」の案内の元、レミリアの元へ連れていかれ、
「すぐに元の世界へ戻してやろうか?」
そんなように問われたが、もう少しこの世界を堪能したかったので、
当然のようにNOを出した。
少し嫌な顔をされると思ったが、嫌そうな顔どころか表情一つ変えず、
にやけているレミリア。
なにか考えがあるのか尋ねてみると、外の世界の料理を食べてみたい。
メイドが作るものは最近のものではないので、
最近の物を食べたいと提案された。
プロほどではなくとも、自炊はできる。
クソでかいお屋敷と言うこともあり、全ての部屋が立派だ。
お風呂も、キッチンも…
レミリアの提案を飲んだ私は、夕飯に一品、ごちそうすることになった。
ごちそうと言っても、大したものは出せなかった。
最終的にはメイドのさんの力でほとんど仕上げたようなものだった。
咲夜さんは人に物事を教えるのが極めてうまかった。
どうやらレミリアから教え込まれたらしく、
抜け目のない住人たちだと思った。レミリアには妹がいた。
とても緩い性格の持ち主で、姉妹揃ってとても顔が整っている。
絵にかいたような二人で、料理がより華やかのように思えた。
始めは、外国の映画のように、シェフは端に立ち料理の解説をするものかと思ったが、一緒に楽しもうと提案され、私は言葉に甘えた。
妹様の名は、「フランドール・スカーレット」という。
フランは、とても遊ぶことが好きで、姉のレミリアとは全然違うように見えた。だが意外なことに、客人としてもてなされた時に、スカーレット姉妹と俺でゲームをやっていた。
レミリアは熱狂するような性格ではないように見えたが、
何事にも熱しになって、取り組んでいた。
確かに大人でカリスマあふれるように見えたが、
野菜を使った料理を出そうとしたとき、咲夜さんに止められた。
「妹様が~」言っていたことから、妹のためだと思ったが、
レミリアの皿の野菜もとても調節されているような盛り付けをされていた。
大人のように見せているが、見た目はまだまだ子供だ。
大人っぽくでカバーできる範囲には限界があるようでそんなところも
忠誠心を向けられている部分だと思った。
完全完璧な人間よりも、どこかしらが抜けている人間の方が人気があったりするところもあるのだろう。
しかも、住人にからかわれても全く怒るそぶりも見せず、
本物の家族のような安心感があった。
あれが本当に装いのない器のでかさだと感じた。
私が幻想郷にやってきてから約5時間が経過した。
もう外は真っ暗だ。日本時間、10時。
紅魔館の住人は就寝し、吸血鬼であるスカーレット姉妹も寝むりに
入っている。幻想郷の夜は何が起きるかわからない。
下手なことはせず、私も寝ることにした。
それにしても、スカーレット姉妹の寝顔は可愛かった。

次回は、2日目を紹介します。       とうとう博麗神社に行く!

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