発達障害だと本当に困るのか?#1
今日の話は、自他共に認める「おそらく発達障害があると思う」私の元カレ①のお話です。
元カレ①とするのは、他にもお付き合いしていた人が、自他ともに認める「おそらく発達障害がると思う」人だったので、今回は①編です。
どんな人だったか
市役所の同期だった彼ですが、1番の特徴はとにかく片付けられない人でした。
机の上はぐちゃぐちゃ、書類も大事なものは紛失しないけど、自分の資料はどこかに行ってしまいいつも行方不明。
ひどかったのは一人暮らしの家で、2LDKのコーポはいつも山積みの洗濯物と出せないゴミでいっぱいでした。
お風呂の掃除をする概念がないので、特にお風呂場は悲惨なものでした。
しかし、こだわりは発揮されるので、洗濯が山積みになっている理由は「色物」「白物」「タオル」「ワイシャツ」「靴下」…と、分けて洗いたいけど1回分の洗濯の量にならないので溜めているとのことでした。
付き合ってから発覚
上記については、付き合うまでは全く分かりませんでした。
ワイシャツもスーツも汚いと感じたことはないですし、机の汚さはまぁ男の子はこんなもんかと思っていました。
どうして気づかなかったかというと、自分の片づけのできなさをよーーく知っていたので、外に出る時にバレないようにかなり気を付けていたからでした。
よく、携帯用の粘着クリーナーを車に入れておいてほこりを取っていました。
余計なお世話
その頃は、発達障害の勉強にのめり込み始めた時期だったので、片付けられない彼に対し、片付けられるようたくさんの工夫を提案しました。
「物の住所がわからない」ことが、片付けられない1番の原因と言われているので、細々したものを入れる箱を用意して、シールに1つずつラベリングをしました。
今振り返れば、成人男性の家にはあまりに不釣り合いで、まるで小学生のお道具箱でした。
最初こそ一生懸命な私に感謝を示してくれた彼ですが、このお道具箱にはさすがに「バカにすんな!」と怒りました。…反省してます。
生きづらいと感じていたか?困っていたか?
彼は自分でも片付けができないことや、小学校の頃の多動のエピソード、趣味への没頭度合いなど、人とは違うということを感じていて、それが「調べたらおそらく発達障害だといわれるレベルだろう」といっていました。
多動のエピソードは、体が勝手に動くというより、「座っていないといけない理由がわからなかった」そうで、「なんでダメなの?」と聞いても「授業中は歩いちゃダメだからダメ」としか言われず、日々疑問に思いつつも「座らないといけない理由」がわからないので3年生になるまではふらふらしていたそうです。
そんな彼に「生きずらかったか?」と聞いたことがありましたが、答えは「まったくそんなことはなかった」とのこと。
これは、「小学校に行ったらこの子が困る!」というイメージを大きく覆しました。
本人はたとえ担任に指摘されて怒られても、困っていない。
周りも困っていたかといえば、邪魔するタイプではないので友達に注意されたりいじめられたことはなかったとのこと。
少し長くなってしまいました。
明日は、どうして彼が「困らず大人になったのか」考えてみたいと思います。