週刊少年松山洋_タイトル_修正

続・ハードルは下げたい♪

第86号『ハードルは下げたい♪』の記事公開後にやっぱり多くの反響をいただきました。

まぁ、反響というよりも“確かにサイバーはハードル高いイメージあるよな!”という(むしろ)共感がほとんどでしたが。

ううーん。

わかっていたこととはいえ、やはり改めて言われるとホントになんとかしないとなぁ、とも思うわけです。

そこでふと考えたのですが。

そもそもサイバーコネクトツーのハードルの高さのイメージってどこから来てるのでしょう?

分析するとだいたい

①開発タイトルのクオリティ
尖がったタイトルのクオリティや実績から匂ってくるイメージ?“ここまでのクオリティを求められる会社なんだ!?”という感想?あとは各オリジナルタイトルの世界観やデザインから感じられるマニアックな印象?ケモノとか?

②会社のイメージ
前回の記事の田島(たっしー)の意見にもあった社長である私のイメージがとにかくハードルを高くしてしまっている?インタビューの記事とかイベントでの発言とか。マンガやアニメや映画をたくさん見てるイメージがハードルを更に上げている?あと社長が全然休んでいない感じが“サイバー社員はみんなこんな感じ?”って思われてしまっている?

やっぱりこのふたつに集約されるのかな、と。

ただね、①はもう変わらないと思うんですよ。というか、そこを変えていくとそれはもうサイバーコネクトツーじゃなくなるんじゃないかとすら思います。クオリティや作品の世界観やデザインにはこれからもとことんこだわっていきますよ。

では、変えていくべきは②か。

私自身の発言や行動を少しずつ変えていく。そうすることでちょっとずつハードルの高いイメージを緩和していく。

その為にはまずは私自身の価値観というか、物事に対するクオリティ?仕事に求めるクオリティ自体がどれくらい高いのか(もしくは低いのか)それを判断する必要がある、とも思うわけですよ。

ではここで“先日あった出来事”を事例に皆様に判断していただきましょう。

紹介します。

*****

写真撮ってって言われたらこうだろ?

先日、トークイベントがありました。

そのイベントの現場に向かう途中で東京スタジオの広報担当者に“本番中の写真を撮っておいて”って伝えました。

その広報担当は今年2018年の5月に入社したばかりの新人、とはいえ中途入社なので30代中盤の元テレビ業界の制作の人間。別にイベントに慣れていないわけじゃない。

実際の話、イベントの企画や進行自体は非常にスムーズに実行してくれていました。実に頼もしい。

そして本番。ゲストを交えてトークを60分くらいやって、その後にサイン会。

お客様は全体で30数名と比較的小規模な会場だったので雰囲気は常に和やかな感じでした。

サイン会の時にはお客様から“一緒に写真を撮ってもらってもいいですか?”って言われてそれに応じたりもしてました。

その時の撮影はお客様のスマホをお預かりしてうちの広報担当が担当しました。

イベント終了後にはゲストの方とそのまま打ち上げをかねた会食。私と広報担当も一緒に食事をしながらお酒を飲んで盛り上がりました。そして1日が終了。

ここまで。

ここからはそのイベントを振り返って翌日の朝に私が直接、その広報担当に伝えた話です。

*****

“昨夜はイベントと会食お疲れ様でした。盛り上がったしお客様もすごく満足されてたようなので非常に良いイベントになったと思うよ。

本当にご苦労様でした。

で、ね?

ここからはちょっと今後のためにも改善して欲しいポイントがあるから。

今から伝えるのでメモをとってもらっていいかな?”

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