週刊少年松山洋_タイトル_修正

ハードルは下げたい♪

最近、東京でたくさんの人たちと会って様々な交流会を(それこそ毎日のように)やっています。

で、こないだ言われてちょっとショックだったやりとりがあるので紹介したいと思います。

交流会で名刺交換した他社の若いクリエイターからこう言われました。

“ぼく実は学生時代にサイバーコネクトツーに入りたかったんですよ”

え?けど違う会社にいるじゃん、今。

“色々調べていく中でやっぱサイバーは無理だなーって思って別の会社にしました”

む、無理だなーってどーゆーこと?

“いや、サイバーさんって求められる能力が高すぎてとても自分がやっていけるレベルじゃないなって思ったんです。だから自分のレベルに合った会社を受けて就職しました”

え、そうなの?

“けど今でもサイバーさんに憧れはありますよ。応援してます!”

この会話の後の私の顔、想像つきます?

まさに“苦虫を噛み潰した顔”をしてたと思います。

なんでしょう?このイメージ?ハードルの高さ?そんな印象になってますか?サイバーコネクトツーって。

いや、確かにこの世界は“誰でもいい”わけではありません。

それ相応の能力が必要です。

確かに“選ばれた人間”にしか踏み込めない世界かもしれません。

けど、なんか必要以上にハードル上がってませんか?

サイバーは無理だけど他のゲーム会社ならやっていけるの?同じゲーム開発会社じゃん!他社でやっていけてるならウチでもいけるじゃん!いや、サイバーコネクトツーを受けたけど合格できなかったから他の会社に入りました、ならわかるけど。なんで最初っから他の会社を選んでるの?ねえ、なにそのイメージ!

って話を福岡本社の宣伝の田島(たっしー)にしたらこんなこと言われました。

“え?そりゃそーでしょ。サイバーコネクトツーのイメージって完全にハードル高い印象ですよ?何言ってるんですか?いまさら。たくさん漫画読んでて当たり前。アニメや映画もたくさん観ていることも当然。何かに尖がった熟練された趣味や特技を持ち合わせていることが必然。”

え、いや、待って。そんなこと無いでしょ?そんな化け物みたいなスタッフいるわけないじゃん!

“いやだからイメージですって。実際にはもちろんそんなスタッフはいませんよ?けど世の中からはそういう印象で見られてるってことです”

そ、そーかなー!?なんで?そんな印象になってんの!?

“休むな、闘え”

え?

“休むな、闘え”

あ、うん、それ、俺の本のオビに書かれてるコピー……だよ、ね。

“社長の趣味ってなんですか?”

え、なに、いきなり。

“なんですか?”

え、……仕事。

“休みの日って何してますか?”

え、いや、休まないよ?会社に来るよ。仕事するよ?つか、なにコレ。え、ひょっとして……。

“(ふう)もう、わかりました?”

お、俺のせいかーーーーーーー!?

ハードルは下げたい♪

“そりゃそーでしょーよ!!!何言ってるんですか?いまさら!そりゃ確かに弊社のスタッフは開発部も業務部も社長みたいな人間はいませんよ?ちゃんと休むし「趣味は仕事!」なんてキチガイ発言は誰もしませんよ!けどね、やっぱり会社の顔である社長の今までの数々のインタビューや本で言ってることがもう狂気なんですよ。その印象がつきまくってるんですよ!当たり前でしょう?”

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