工程間のムダをなくす『サプライチェーン・マネジメント』
『サプライチェーン・マネジメント』とは、生産、調達、物流がバラバラでは改善に限界があるので、流れの隙間にあるムダを見つけるために生産、調達、物流を一体化して問題を解決しようという考え方です。
世界的な企業トヨタは、『サプライチェーン・マネジメント』を活用し、工程間のつなぎ目に置いておく「在庫」をムダと捉えて追放しました。
今回は、工程間のムダをなくす『サプライチェーン・マネジメント』について紹介していきます。
『サプライチェーン・マネジメント』とは
『サプライチェーン・マネジメント』とは、生産、調達、物流がバラバラでは改善に限界があるので、流れの隙間にあるムダを見つけるために生産、調達、物流を一体化して問題を解決しようという考え方です。
1983年にコンサルティング会社のブーズ・アレン・ハミルトンが初めて提唱しSupply、Chain、Managementの頭文字をとって『SCM』とも呼ばれています。
トヨタのかんばん方式
世界的な自動車メーカートヨタは、工程間のつなぎ目に置いておく「在庫」をムダと捉えて追放しました。
生産性を高めるために、工程間のつなぎ目にこそ問題があると気付いたのはトヨタが初めてでした。
次の工程に使う「在庫」をなくし、部品のままにしておき、工場内の下流工程からの要求で生産して次の工程に渡す「かんばん方式」を生み出しました。
かんばん方式とは、「必要なものを、必要なときに、必要な分だけ」提供することでムダを排除し生産性を上げる手法です。
また、トヨタでは具体的な作業を書いた指示書のことを「カンバン」と呼び、「いつ、どこで、何が、どれだけ使われたか」が明記されており、そこから名前がつけられました。
水が入ったバケツをリレーするときに、水が入ったバケツが届くまでの間に受け取り待機している人はムダですよね。
大きな組織では、すぐに使わない在庫をナンバリングして管理したり、奥から取り出したりする作業がとてもムダになります。
トヨタは、生産、調達、物流(SCM)を一体化することで、不要な在庫を管理する必要もなく、スペースも取らなくなったので生産性がアップしました。
最後に
今回は、工程間のムダをなくす『サプライチェーン・マネジメント』について紹介していきます。
『サプライチェーン・マネジメント』とは、生産、調達、物流がバラバラでは改善に限界があるので、流れの隙間にあるムダを見つけるために生産、調達、物流を一体化して問題を解決しようという考え方です。
世界的な自動車メーカートヨタは、工程間のつなぎ目に置いておく「在庫」をムダと捉えて追放し「かんばん方式」を生み出しました。
かんばん方式とは、「必要なものを、必要なときに、必要な分だけ」提供することでムダを排除し生産性を上げる手法です。
生産、調達、物流を一体化する『サプライチェーン・マネジメント/SCM』は、組織のムダをなくし効率的に仕事をこなすために必要な考え方なのです。