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ギャンブルはしないのにゲームをするひとがハマる罠

ギャンブルは嫌だけど、ゲームはやっちゃうんだよなというひといますよね。実はわたしなんですけど。

ドラクエ・FF・ポケモン・歴史系などいろいろなゲームにハマってきたのですが、ギャンブルだけはしないと誓っていたのでギャンブルをするひとをどこか別次元に見ていました。

今回は、ギャンブルはしないのにゲームはやってしまうひとは、結局おなじカモであるということを紹介していきます。

ギャンブルはダメ、ゲームはOK思考

ギャンブルは、金銭感覚や人間関係を崩し人格を変えてしまう悪だと思っていました。

わたしがギャンブルを嫌っている理由は、ギャンブルに負けたあと、真面目に稼いでいるひとにタカってくるからです。

自分だけ楽しいことしておいて、まじめに働いてきたひとに楽しいことができるチケットであるカネを借りに来るなんて悪魔の所業ですよね。

「おれはもっと遊びたいから、お前は遊んで使う前にカネかせよ!」といっているようなものなのですから

だからこそ、人に迷惑をかけないゲームは、エコなのでいいかなと思っていました。

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そんなわたしの思考に対して、ギャンブルもゲームも同じじゃないの?という恐るべき研究結果がでたのです。

ギャンブルとゲームについての依存症数を調べた結果を紹介していきますね。

ギャンブル依存症の数


ギャンブル依存症は、有名ですよね。

一般的に「パチンコや公営競技のような賭け事にのめりこむことにより日常生活又は社会生活に支障が生じ、治療を必要とする状態」を指します。

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2016年に厚労省の発表したギャンブル依存症患者数は、外来2,929人、入院261人で、ギャンブル等依存が疑われる人は約70万人にのぼります。

約70万人とは、政令指定都市になるために必要な人口と同じなんですね。

例:静岡の人口が70万人

ゲーム依存症の数

じつはゲームにも依存症があり、2018年にWHOはネットゲームをすることが生活の中心になってしまうことを「ゲーム障害」として国際疾病病分類に加えたのです。

一般社団法人「日本オンラインゲーム協会」の調査では、2018年のオンラインゲーム市場は1兆3094億円で、スマートフォンでおこなうソーシャルゲームの売り上げは、1兆2020億円でした。

オンラインゲームの売り上げは、大半がスマートフォン操作によるゲームになっています。

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ゲーム障害の患者数は、厚生労働省の調査で「ネット依存」が疑われる人は成人で推定約421万人、中高生で約93万人(2017年)いると推定されています。

ゲーム障害患者は、全国に約500万人もいるのでギャンブル依存症の人数を軽く超えていたのです。

例:福岡の人口が500万人

色々調べているとゲーム派は、もうギャンブル派に対してマウントが取れなくなってしまったのですね。

ギャンブルとゲームの共通点


ギャンブルとゲームには、共通点があります。

「出るか、出ないか」がお金をつかわないとわからないという依存性がある点です。

ギャンブルは、つぎなら出る!もっともっとだとお金をつぎ込んでしまいます。

オンラインゲームも、課金ガチャと呼ばれる収集欲をあおるシステムを開発し、消費者に良いアイテムがでるまで何回も課金させることについて、消費者庁から違法性を指摘されています。

どちらも、一回投資したからにはコストを回収するまで離れられない、という意地のような現象が起きてしまうことを『サンクコスト/埋没費用』と呼びます。

ギャンブルもゲームも、サンクコストが発生するので同じように危ないのですね。

最後に

今回は、ギャンブルはしないのにゲームはやってしまうひとは、結局おなじカモであるということを紹介しました。

ギャンブル等依存が疑われる人は約70万人にのぼりますが、ゲーム障害患者は、全国に約500万人もいるのでギャンブル依存症の人数を軽く超えていたました。

どちらも、一回投資したからにはコストを回収するまで離れられない、という『サンクコスト/埋没費用』が発生するのでなかなか止められず中毒性があるのです。

今まで危ないと思っていたギャンブル依存症よりも、若年層にも存在するゲーム障害者のほうが人数も多くて危ないのかもしれませんね。

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